昨日TV美空ひばりの特番をみた。私は美空ひばりの名は子どもの頃から知ってはいたが、なぜかあまり好きではなかった。なぜあのようにもてはやされるのだろうと。
「川の流れのように」が流行りだしてから、意識してみるようになった。その頃から、この人はちょっと違うなと思いました。同じ歌でもこの人が歌うと、心の思うままに歌い上げて、聞く者を魅了する。そして完璧な音階をもっている。
この人の豊富な人生経験が、あの歌い方に反映されているのだろうか。
昨夜の番組を見て52歳という若さで亡くなったことを知り、驚き、私の聞き間違いじゃないかと思い、ネットで調べて見たが、19年前52歳で逝ったとあった。
彼女の偉大さを今になって知った私。残念でならない。オペラを歌うひばりもすごくいいと思った。「題名のない音楽会」の司会者が言った、「今世紀最大の音楽家をあげろといわれたら、モーツアルトとひばりだ」と。
美空ひばりの歌は年を重ねるほど、その価値が染み入ってくるような気がしている。何度聴いても味のある、まさに「歌姫」。
(写真は大川の隣にある公園)