夜中夢が覚めたら、一時半頃、どうせすぐには眠れないだろうと、読みかけの本『姉貴の尻尾』を読み出した。
外は、雨が降り仕切っている。遠くで雷が⚡️と思ったら、どんどん近くなって、雨は一層激しくなっている。
向田邦子さんの弟が書いた本があるなんて知らなかった。はやる気持ちで図書館に予約したら、無いので他の図書館から取り寄せてくれると。
受け取りに行った本は、随分赤茶けてシミもある文庫本だった。
姉貴(邦子)が台湾で亡くなった当時の事や、折々に思い出す姉の事が、書かれていた。すごく読みやすく彼も文才があると思った。
向田邦子の本と一緒に増刷されてもいいのに、発行は、1993年だから28年も前の物。
亡くなったのは、1981年だから、今年の八月が来れば丁度40年になる。
こんな年にまた向田邦子さんの思い出話が聞けて嬉しかった。
鋭いカミナリ音がして大地が揺らいだ、2度3度、私はベッドから飛び起きて毛布と携帯だけ持って、台所で小さくなっている。
いつまで続くんだよ!と耳を塞ぎながら、眠れずにとうとう朝になってしまった。