懐かしい言葉「カジョーラー」、ウチナーンチュなら聞いたことありますよね。50代以上の方なら。墓の近くを通った後にジンマシンのような皮膚炎が起こることをいう。マジムンとすれ違った時に起こると書いてあるのがまた面白い。
こういう言葉が生まれるということはたびたびおこる現象だからである。よく聞きますよね。科学では説明できないようなことが起こったりするおきなわ。
その治療法が面白い。「煙草の煙を吹きかけるか、トイレのスリッパで叩く」というのである。
それで思いだしたが、小さいころ近所のサシミヤーの脇に生えていた「なですの木」(桑の木)に登って友達と遊んでいた私。
首に痒痛みを感じて家に帰った。みるみるぶつぶつは腫れあがっていった。
父は、ハチに刺されたんだねとか言って、屋敷囲いに生えていた「アカリファ」の葉っぱを火であぶって私の首を払うように叩いたのだ。泣きながら耐えたが、なんと野蛮な治療法!だった。でも治った。
「ハジギ」の下を通るとかぶれる人もいる。葬式に行ってかぶれる人もいる。解明できないような事象がたびたびある。
新聞の付録にかわいい絵が。 イラスト・文:hopu
「ハジギ」の下を通るとかぶれる人もいる。葬式に行ってかぶれる人もいる。解明できないような事象がたびたびある。
新聞の付録にかわいい絵が。 イラスト・文:hopu