名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

2月の予定

2019-12-03 | 名将会

2月の予定が決まりました。

第204回は
 
壱11月30日(土) R1750点以上;開催済み
弐12月28日(土)R1750点以下
 
第205回は
 
壱1月12日(日) R1750点以上
弐1月25日(土)R1750点以下
 
第206回は
 
壱2月23日(日) R1750点以上
弐2月15日(土)R1750点以下
 

 

ご参加お待ちしております。

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大山将棋問題集20191203

2019-12-03 | 大山将棋研究

後手番中原先生の手を考えます。

第1問

 

バランスを取って待っておきます。

A 86同歩  B 74飛  C 74銀

 

第2問

 

ここでもあわてません。

A 87歩成  B 82角  C 73桂

 

第3問

 

駒損なのでうまく攻めたいです。

A 57と  B 88角  C 57角

 

第4問

 

寄せ合いは危ないのですが、攻撃力は下げたくありません。

A 42金打  B 49馬  C 71歩

 

第5問

 

詰将棋的な好手です。

A 36桂  B 38金  C 35同歩

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大山将棋研究(1426);中飛車に引き角棒銀(中原誠)

2019-12-03 | 大山将棋研究

今日の棋譜20191203

昭和46年2月、中原誠先生と第20期王将戦第3局です。

 

大山先生の中飛車です。

中原先生は銀を24へ。「端棒銀」でしょうか。奇襲戦法の本には出ていますが。

大山先生は26歩、銀冠で受けようとしています。中原先生は角を出て

27銀に53角。67銀86歩同歩同角88飛77角成82飛成67馬ではまずいので

57銀は角頭が薄いので75歩

歩を交換して銀を出ます。(分類は引き角棒銀にしておきます。)

74銀64角の形ができれば一応満足でしょうか。

少し駒組が進み、24銀は33へ。

さらに堅くしたいところですが、37角は55歩同歩同銀をねらっているので44銀。後手玉が堅くならないので、形勢は互角です。

中原先生は少し手損をしているので陣形が低く、72飛~83銀とぶつける手が利きました。

大山先生は76歩など打ちたくはなく、77桂から、さらに86歩。86同歩には88飛76歩86飛84歩76金ですか。でも先手から85歩や85桂とはできないので、危ないと思いますが。

74飛~72銀と待たれて

大山先生は55歩同歩64歩と動きました。64同飛は65桂と使えます。64同歩は55銀、64同角にどう指すのかよくわかりません。

86歩だったので55銀

銀交換から角をぶつけられて

交換までは互角ですが、銀を手放すのでは少し面白くないです。

44飛56銀に73桂、だんだんに指しにくくなっています。

55銀から54歩というのは71角ねらいか?

でも87歩成のほうが速いので71角では間に合いませんね。53歩成同金56角、というのも84飛でどうするのか、このあたりの大山先生の手が苦しい感じで、良いねらいがないのでしょう。

中原先生は75飛66銀に77と。飛と桂金の取り合いになります。

すると先の53歩成同金が利いていて、王手銀取りがあります。中原先生が失敗したようですが

88角は飛取りで55角成の王手角取りもあるので

76飛(これしかない)57と83角成55馬。57と は働くので駒損でも指せると。

馬をぶつけ

交換して71角を打たれました。これを42銀とか受けるのではなく

47と同金58角は勝負手です。大山先生は飛を逃げておく方が良かったのでしょう。

飛金を取り合って、38金を打つ(後手を引く)のでは少し悪い感じがします。まだ駒得でよし、と見ていたのかもしれませんが

71歩も微妙な利かしで、先手は竜馬だけで攻めているので、後手玉が案外にもっているのです。

71同馬は後手玉から離れていきます。49馬~39金と攻められてピンチ。

43歩成から竜を使い35歩。大山先生が得意な中段玉が出そうです。

36桂(取ると逃げられなくなる)37玉38金。38同銀は同馬同玉29飛成で危なくなります。

36銀に28金(詰めろ)18銀。どうにかしのいでいるようですが

43歩34歩に18銀を取られて詰めろ。

56桂に38銀も詰めろ。

大山先生は57金と捨てて、同桂成に44歩から

と金2枚作って詰めろですが

先手玉は案外に狭かったのですね、簡単な詰みでした。

 

中原先生の面白い序盤構想でしたが、大山先生はうまく対応できて、後手の作戦勝ちにはなりませんでした。大山先生から53手目86歩と動いていくのですが、動くと隙ができるものです。「動けば動かれる」で、角銀をさばいてみたものの、思わしくありませんでした。中段玉での粘りがうまく利かず、薄いはずの後手玉のほうが攻めにくい(先手の攻め駒が少ないからですが)とは。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.41 棋譜ファイル ----
開始日時:1971/02/08
手合割:平手  
先手:大山王将
後手:中原誠十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 6八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 5八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 1四歩(13)
13 1六歩(17)
14 4二銀(31)
15 2八玉(38)
16 5四歩(53)
17 3八銀(39)
18 3三銀(42)
19 5六歩(57)
20 2四銀(33)
21 2六歩(27)
22 8五歩(84)
23 7七角(88)
24 4四角(22)
25 2七銀(38)
26 5三角(44)
27 5七銀(68)
28 7四歩(73)
29 3八金(49)
30 7五歩(74)
31 同 歩(76)
32 同 角(53)
33 8八飛(58)
34 7三銀(62)
35 5八金(69)
36 7四銀(73)
37 3六歩(37)
38 6四角(75)
39 4六銀(57)
40 3三銀(24)
41 5九角(77)
42 5二金(61)
43 3七角(59)
44 4四銀(33)
45 6七金(58)
46 7二飛(82)
47 7八飛(88)
48 8三銀(74)
49 7七桂(89)
50 9四歩(93)
51 6五歩(66)
52 8二角(64)
53 8六歩(87)
54 7四飛(72)
55 7九飛(78)
56 7二銀(83)
57 5五歩(56)
58 同 歩(54)
59 6四歩(65)
60 8六歩(85)
61 5五銀(46)
62 同 銀(44)
63 同 角(37)
64 6四角(82)
65 同 角(55)
66 同 飛(74)
67 6五銀打
68 4四飛(64)
69 5六銀(65)
70 7三桂(81)
71 5五銀(56)
72 7四飛(44)
73 5四歩打
74 8七歩成(86)
75 5三歩成(54)
76 同 金(52)
77 5六角打
78 7五飛(74)
79 6六銀(55)
80 7七と(87)
81 7五銀(66)
82 6七と(77)
83 6二飛打
84 5二歩打
85 7二飛成(62)
86 8八角打
87 7六飛(79)
88 5七と(67)
89 8三角成(56)
90 5五角成(88)
91 4六銀打
92 6五馬(55)
93 同 馬(83)
94 同 桂(73)
95 7一角打
96 4七と(57)
97 同 金(38)
98 5八角打
99 5三角成(71)
100 7六角成(58)
101 3八金打
102 5九飛打
103 5四歩打
104 7一歩打
105 同 馬(53)
106 4九馬(76)
107 4四歩打
108 3九金打
109 4三歩成(44)
110 同 玉(32)
111 6三龍(72)
112 3二玉(43)
113 3五歩(36)
114 3六桂打
115 3七玉(28)
116 3八金(39)
117 3六玉(37)
118 2八金(38)
119 1八銀(27)
120 4三歩打
121 3四歩(35)
122 1八金(28)
123 5六桂打
124 3八銀打
125 5七金(47)
126 同 桂成(65)
127 4四歩打
128 5六成桂(57)
129 4三歩成(44)
130 3一玉(32)
131 3三歩成(34)
132 4六成桂(56)
133 同 玉(36)
134 5五金打
135 投了
まで134手で後手の勝ち

 

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