名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

8月の予定

2021-06-15 | 名将会
8月の予定が決まりました。
 
 
第218回は
壱5月30日(日)R1800点以上     定員上限29   *開催済み
弐6月27日(日)R1800点以下     定員上限46  **駐車場注意
 
第219回は
壱7月3日(土)R1800点以上     定員上限34   
弐7月18日(日)R1800点以下     定員上限46 
 
第220回は
壱8月1日(日)R1800点以上     定員上限34   
弐8月8日(日)R1800点以下     定員上限46 
 
 
プラスマイナス100点までは参加してよいです。つまり壱は1700点以上、弐は1900点以下です。
100点は超えないように、R区分は守ってください。
 
しばらくは部屋の定員の半分しか入れません。よって参加費を100円値上げさせていただいています。2部屋借りても定員上限がありますが、当面は間に合いそうです。
 
コロナウィルスの予防接種のために、当面は(6月まで確定、7月以降不明)南保健センターの駐車場を使えません。早めに会場入りして生涯学習センターの駐車場を使うか、ガイシホールの駐車場を使うか(少し距離があり500円かかります)、電車などを使うか、考えておいてください。
(http://www.nespa.or.jp/hall/access/parking.html から転載)
 
また、要請によりマスクの着用が必須です。コロナウィルスの予防を考えれば、対局終了ごとの休憩でしっかり手洗いができるように、ハンカチ・タオルなどを用意してください。飲食する際が一番危ないですから、他人との距離を取り、黙って食べることです。
高齢の方や持病のある方(特に呼吸器系統)は参加を控えたほうが賢明です。このコロナウィルスは、日本人の重症化率は低いですが、重症になると生命の危険があります。また、喫煙者はリスクが高くなりますから、この際に禁煙はいかがでしょうか。
 
 

ご参加お待ちしております。

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大山将棋問題集20210615

2021-06-15 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

2筋の守り方です。

A 21飛  B 25桂  C 46歩

 

第2問

 

この瞬間だから有効です。

A 12飛  B 21飛  C 17香成

 

第3問

 

寄せそこなったかと思いましたが。(後手優勢なのでどれも悪くないです。)

A 77香  B 86桂  C 59角

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大山将棋研究(2012);四間飛車に持久戦(大野源一)

2021-06-15 | 大山将棋研究

今日の棋譜20210615

昭和33年9月、大野源一先生と名人A級選抜勝継戦です。

大野先生が振り飛車を譲り、大山先生の四間飛車です。

大野先生は金立ち戦法(57金戦法)のようですが、

角を出て

右に引きます。こう指すならば57銀右のほうが駒組は楽だったでしょう。

後手に44銀型を作られたら35歩があるので26角、3手で四手角にできるというのが主張です。

ただ37桂を跳ねても攻めにくいところでしたし、右銀は左にもっていって玉を固めるというほうが現代的です。この四手角で37銀というのは見ない形です。

4筋の歩を交換して

両者なかなか45歩を打ちませんでしたが、大山先生はここで45歩。

序盤はここまでで、後手玉のほうが堅いです。大野先生は攻めねばなりませんが、単に17角の方が良さそうに見えます。62角24歩同歩同飛となれば成功です。後手から15歩同歩が入ると難しいのですが。

24歩同歩17角。15歩24飛16歩26角はまあまあ指せそうです。

25桂同桂15歩、これがさばきにくくて

26角25歩

37角16歩、これは18歩と謝っても主張がないので、

25飛24歩17歩成、無視しましたが と金を作られてしまいました。

42歩に21飛だったので

22歩同飛41歩成、と金を作れて

62角45歩53銀57銀、65歩を見て中盤ならば悪くない手順です。

25桂26角(46角は44歩同歩45歩)18と、しかし端は破られるわけで

香損です。手順に89飛と回ったというのが主張なのですが、歩切れですし8筋は攻めにくいです。なので35歩ですが。

飛を使われて

成り込まれては先手不利。

34歩32歩を入れて44桂、これがどれだけ厳しいかです。

43金に51と はおかしな感じですが、51同角と取らせたら32桂成に34金とはされないということでしょう。

と金を取らないで34金に52桂成。

35金同金37桂成に61と はおかしな手です。62成桂同銀61と とした方が明らかに得で、

52銀62と同銀というのは、先ほどの手順で62成桂同銀に52と同銀、と金を捨てた図と同じです。ここでは桂香歩3VS金の交換+成駒で駒損です。玉の囲いを同等と見ても、攻め駒は2対5くらい。先手劣勢です。

85歩同歩同桂84歩

73桂成同銀に65歩は何でもない手です。

成桂を使われて駒損が広がっていきます。

57成桂同金に48竜はおかしな寄せに見えましたが。金を打ては竜を逃げるから、それでも後手は悪くはないですが、

でも59角ですか。68桂の受けに77香、77同玉は85桂から寄せられます。ということでの投了図。

 

居飛車が持久戦にして(左美濃や居飛車穴熊)四手角からせめるというのは、わりと見かける形ですが、それだけで攻める(26角~37桂~48飛~46歩)ことにはなりません。(例外がありますが振り飛車は回避できます。)引き角の形のほうが攻めやすいのです。

この時代には位取りの将棋はあっても、振り飛車以上に玉を固めようという考えはありませんでした。急戦も定跡化されていませんし、現代の振り飛車党から見たらパラダイスというかブルーオーシャンというか、気づいた人には良い時代でした。ただし振り飛車の指し方もわかっていないので、手探り状態でしたが。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1958/09/17
手合割:平手  
先手:大野源一8段
後手:大山王将
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 4八銀(39)  
   6 3二銀(31)  
   7 6八玉(59)  
   8 4二飛(82)  
   9 7八玉(68)  
  10 6二玉(51)  
  11 5八金(49)  
  12 7二玉(62)  
  13 5六歩(57)  
  14 8二玉(72)  
  15 3六歩(37)  
  16 7二銀(71)  
  17 6八銀(79)  
  18 4三銀(32)  
  19 2五歩(26)  
  20 3三角(22)  
  21 5七金(58)  
  22 6四歩(63)  
  23 5五角(88)  
  24 6三銀(72)  
  25 6六歩(67)  
  26 5四歩(53)  
  27 3七角(55)  
  28 4五歩(44)  
  29 6七銀(68)  
  30 4四銀(43)  
  31 2六角(37)  
  32 5二金(41)  
  33 6八金(69)  
  34 7四歩(73)  
  35 7七桂(89)  
  36 7三桂(81)  
  37 1六歩(17)  
  38 1四歩(13)  
  39 3七銀(48)  
  40 9四歩(93)  
  41 4六歩(47)  
  42 同 歩(45)  
  43 同 銀(37)  
  44 7二金(61)  
  45 9六歩(97)  
  46 8四歩(83)  
  47 8六歩(87)  
  48 4一飛(42)  
  49 4七金(57)  
  50 5一角(33)  
  51 3七桂(29)  
  52 4五歩打    
  53 5七銀(46)  
  54 3三桂(21)  
  55 2四歩(25)  
  56 同 歩(23)  
  57 1七角(26)  
  58 2五桂(33)  
  59 同 桂(37)  
  60 1五歩(14)  
  61 2六角(17)  
  62 2五歩(24)  
  63 3七角(26)  
  64 4六歩(45)  
  65 同 銀(57)  
  66 1六歩(15)  
  67 2五飛(28)  
  68 2四歩打    
  69 2九飛(25)  
  70 1七歩成(16)
  71 4二歩打    
  72 2一飛(41)  
  73 2二歩打    
  74 同 飛(21)  
  75 4一歩成(42)
  76 6二角(51)  
  77 4五歩打    
  78 5三銀(44)  
  79 5七銀(46)  
  80 2五桂打    
  81 2六角(37)  
  82 1八と(17)  
  83 8九飛(29)  
  84 1九と(18)  
  85 3五歩(36)  
  86 同 歩(34)  
  87 4六金(47)  
  88 1二飛(22)  
  89 3五角(26)  
  90 1八飛成(12)
  91 3四歩打    
  92 3二歩打    
  93 4四桂打    
  94 4三金(52)  
  95 5一と(41)  
  96 3四金(43)  
  97 5二桂成(44)
  98 3五金(34)  
  99 同 金(46)  
 100 3七桂成(25)
 101 6一と(51)  
 102 5二銀(63)  
 103 6二と(61)  
 104 同 銀(53)  
 105 8五歩(86)  
 106 同 歩(84)  
 107 同 桂(77)  
 108 8四歩打    
 109 7三桂成(85)
 110 同 銀(62)  
 111 6五歩(66)  
 112 4七成桂(37)
 113 5八桂打    
 114 5七成桂(47)
 115 同 金(68)  
 116 4八龍(18)  
 117 4七金打    
 118 5九角打    
 119 6八桂打    
 120 7七香打    
 121 投了        
まで120手で後手の勝ち

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