先手番大山先生の手を考えます。
第1問
後手のねらいを考えれば。
A 36同歩 B 65歩 C 18玉
第2問
これは見えにくいです。
A 52飛成 B 54歩 C 85歩
第3問
どう寄せても良さそうな形ですが、失敗しないように。
A 33馬 B 42金 C 43同銀成
先手番大山先生の手を考えます。
第1問
後手のねらいを考えれば。
A 36同歩 B 65歩 C 18玉
第2問
これは見えにくいです。
A 52飛成 B 54歩 C 85歩
第3問
どう寄せても良さそうな形ですが、失敗しないように。
A 33馬 B 42金 C 43同銀成
今日の棋譜20210619
昭和33年10月、二上達也先生と名人A級選抜勝継戦です。
この頃の大山先生は四間飛車が多いです。
二上先生は急戦ですが、まだ64銀右左棒銀といった銀を使う急戦が無い時代です。65歩を突いて角交換をねらいます。
桂を跳ねたところで56銀、65歩には45銀66歩34銀、玉頭銀と呼ぶのですが、その対策は悩ましいです。桂を跳ねていなければ75歩同歩72飛から飛の横利きで銀をねらって居飛車良しになる場合があるのですが。
55歩45銀35歩、これは一番突っ張った指し方です。昔の本には53金として、34銀44金25銀33桂という定跡が載っていましたが、ここでは16銀と逃げられます。
56歩に44歩
34銀56歩67金24歩、銀ばさみですが成立するでしょうか。
56金36歩に同歩は33歩で銀を殺せます。しかし36歩を取らない18玉が好手(米長玉の最初期かも)。37歩成33歩同桂37銀か37桂と進めば先手よしです。
二上先生は玉頭をいじれなくて75歩ですが、
58飛76歩59角、おとなしくかわされると
84飛くらい。46金で5筋も危ないです。
65歩に85歩というのは見えにくいです。85同桂は86歩、85同飛は74歩、桂を交換して35桂を打たれたらだめです。
74飛に53歩同銀86角。5筋を受けるのですが、54歩を打つ方がまだましでした。
42金上に53飛成同金上23銀。強襲されて
結局は角飛交換でしかないのですが、後手玉が危なくなっています。角を打たれて
54飛72角成に57飛打。54飛を逃げると54歩を打たれてだめなのでした。
55歩74飛83馬
94飛には桂のほうを取られます。先手の攻め駒は4枚、受けは難しいです。
33銀打も35金で無効。
37歩成同銀87飛成54桂、これは寄っているでしょう。
32玉に53角成同金51馬で詰めろ。
43金に33馬で投了ですが、33同桂に41銀同玉43銀成で必至です。
居飛車が65歩急戦を目指すのは、振り飛車に玉頭銀が消えたときに限定した方が良さそうです。67銀56歩の形を待ってから73桂を跳ねます。56歩を突かないならば棒銀とか右左64銀を考えます。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1958/10/15
手合割:平手
先手:大山王将
後手:二上達也8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 6八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6七銀(68)
8 4二玉(51)
9 6八飛(28)
10 3二玉(42)
11 4八玉(59)
12 5二金(61)
13 3八玉(48)
14 5四歩(53)
15 2八玉(38)
16 7四歩(73)
17 3八銀(39)
18 6四歩(63)
19 5八金(69)
20 8五歩(84)
21 7七角(88)
22 7三桂(81)
23 5六銀(67)
24 5五歩(54)
25 4五銀(56)
26 3五歩(34)
27 5六歩(57)
28 4四歩(43)
29 3四銀(45)
30 5六歩(55)
31 6七金(58)
32 2四歩(23)
33 5六金(67)
34 3六歩(35)
35 1八玉(28)
36 8六歩(85)
37 同 歩(87)
38 7五歩(74)
39 5八飛(68)
40 7六歩(75)
41 5九角(77)
42 8四飛(82)
43 4六金(56)
44 6五歩(64)
45 8五歩(86)
46 7四飛(84)
47 5三歩打
48 同 銀(62)
49 8六角(59)
50 4二金(41)
51 5三飛成(58)
52 同 金(42)
53 2三銀打
54 4二玉(32)
55 2二銀(23)
56 同 銀(31)
57 8三角打
58 5四飛(74)
59 7二角成(83)
60 5七飛打
61 5五歩打
62 7四飛(54)
63 8三馬(72)
64 9四飛(74)
65 7三馬(83)
66 3三銀打
67 3五金(46)
68 3七歩成(36)
69 同 銀(38)
70 8七飛成(57)
71 5四桂打
72 3二玉(42)
73 5三角成(86)
74 同 金(52)
75 5一馬(73)
76 4三金(53)
77 3三馬(51)
78 投了
まで77手で先手の勝ち
明日6/19は太陽研オンライン例会です。参加したい方はいませんか。
また、希望があれば名南将棋大会でも(参とでもして)研究会形式で、感想戦を長くとって行うこともできます。ご意見をください。
皆様の多くが日本アマチュア将棋連盟の会員だと思いますが、アマ連会報に連載しているEvergreenの特別編で、「将棋のオンライン例会の進め方」コラムを読んでいますか?
太陽将棋研究会は千葉県市川市で行われているアマ連レーティング大会です。私は愛知県在住ですが、帰省のついでに年1回くらいお邪魔していました。
コロナ禍でリアル例会を開催できていないようで、昨年からオンライン例会を行うようになりました。帰省できない私にとっても好都合で、毎回参加して楽しんでおります。回数を重ねているとメンバーが固定されてくるので、もっと人を集めようということになりまして、私のブログでもお誘いします。
(連載コラムでもわかるように)特徴としては
81Dojoを使うので感想戦を行いやすい。(対局後に棋譜が並ばない方も問題なし。)
Discordで音声チャットしながら対局、感想戦を行う。(カメラによる映像画像はつかわない。プライバシーを守りやすいので良いかも。)
持ち時間30分切れたら60秒で3局行う。途中からでも1局でも2局でも構わない。
アマ連レーティング登録は行わない(リアルと違います)。
感想戦の時間が長いので棋力向上の良い機会になる。
というところでしょうか。今のプロが行っている研究会に近いと思います。将棋大会と思うと表彰がないので物足りないかも。
参加費は1日300円くらいですが、議論中です。
参加要件としては
パソコンまたはタブレットとインターネット環境が必要です。スマホだけでは運用しにくいです。
あとはマイクを用意すればよいです。私はヘッドセットを買ったのですが、耳に合わないので(名南将棋大会で会えれば)欲しい方に差し上げます。今から用意するならば私の買い替えたマイクがメーカー品ながら安いです。
棋力は問いません。駒落ちでも対応します。ネット対局もすぐに慣れると思います。ちゃんと対局できて、感想戦まで付き合ってくださる方ならばどなたでも。
音声チャットですから、キーボード入力が遅くても問題ないです。少しはコミュニケーションスキルは必要ですが、リアルの将棋大会に参加できる方ならば問題ないと思います。
顔を見たことない方と対局することに抵抗があるかもしれませんが、怖い人はいませんから。
私と面識がある方≒名南将棋大会に参加したことがある方はブログ左下のカラム(かなり下です)から「メッセージを送る」で連絡をください。
このブロクを読んでいるけれど名南将棋大会に参加したことがない方、つまり私と面識のない方の場合は、太陽研研究会のホームページ 上部で「オンライン例会について」のところから応募してくださいませ。
対局ばかり重ねるよりも、感想戦や検討に時間をかけることが棋力向上への近道だと思います。自分よりも強い人の意見を聞くことが良い刺激になります。もっと強くなりたい方には強くおすすめします。