名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS3-5 先手角道オープン向い飛車(15)

2024-05-03 | 基本定跡の研究

後手の工夫で

端歩を受けたらどうか。57銀に44歩

角筋は止めないほうが良いと思うのですが。先手はすぐに動けないから、46歩33角36歩22玉37桂43金48飛

4筋を攻める体制を作ります。32銀26歩24歩27銀

後手はいきなり穴熊というわけにもいかず、左美濃へ。先手は銀冠へ組み替えます。74歩38金73桂66銀64歩58金

後手は右桂を使ってけん制します。ここからの指し手ですが、94歩96歩65桂68角51角

45歩同歩同飛44歩49飛

というのが実戦例なのでしょう。田中先生は先手十分としていますが、評価値は+60の互角です。AIに聞いてみると、33桂24角86歩15歩

87歩成14歩12歩65銀同歩46角

というのを進行例で示しています。評価値は+84、まだ互角ですが、先手ペースというくらいでしょう。

ちょっと戻って

この図からAIに聞いてみると、94歩ではなくて51角と引いて、45歩同歩同飛44銀49飛45歩

先手の手が広いですが、47金左だとして、86歩同歩65桂68角95角

8筋を破ろうというねらいで難しいようです。評価値は0付近の互角です。

後手としては端歩は受けたほうが良いのですが、やはり44歩と止めて玉を固めようというのではパッとしません。

コメント
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