次の課題は
飛をぶつけた時に、交換されても大丈夫かということ。AIに聞いてみると、24同飛同歩34角
この図の評価値は+221で先手良しです。先手陣は桂香を拾われるけれど堅いです。後手陣は取られる駒はなさそうだけど薄いです。49飛41飛と打ち合って (49飛には59飛の合わせもあるので、39飛のほうが優りましたね。)
71金52角成29飛成53馬
61桂と埋めても堅くないので、61金23歩同金
11香を取られないように金で取りましたが。( 香を取られると62香71金同竜同玉61香成の筋がありますね。) 65歩 (64歩同歩63歩ねらい) 52歩44馬71角
後手は角を打って粘ります。55馬19竜75歩
桂香得とは言え、この図の評価値は+486で先手有利です。
後手の変化を考えてみましょう。
ここで飛を打ち合わないで51金とすると23歩が来ます。
23同銀同角成同金21飛41角11飛成
この図の評価値は+1127で先手優勢です。44香などが痛いですね。
戻って
31銀21飛も
22歩成があるので後手が困っています。評価値は+1066で先手優勢。
つまりこの形で
飛をぶつけるのは無理なのでした。
どの形ならば後手が良いかを調べてみると、31銀68金上が入っていれば
飛交換は-148で後手ペースです。
31銀77桂が入っていると
24同飛同歩34角39飛65桂
42銀61角成同銀41飛25角
この図の評価値は0近辺の互角です。
先手が58金右ではなくて68金としている形では
24同飛同歩に34角もあるのですが、28歩と打つ方が簡便です。
この図の評価値は+354の先手有利。一段金の場合は後手の飛ぶつけがうまくいきません。
後手が飛のぶつけを保留して銀を移動したら、22歩という手もあります。
22同金は31角32金53角成34飛
74歩同飛35馬
こんな展開で評価値は+124ほど。それほど上がりませんね。先手は22歩などを考えずに駒組している方が良いのかもしれません。
この図の評価値は+151、相変わらず24飛は無理ですから、先手の作戦勝ちくらいにはなるでしょう。
ということで、「2筋の歩を切られても問題なし」とは言えないのです。立石流四間飛車からの理想形への道は遠いですね。