メロン記念日の話
メロン記念日が5/3のライブをもって解散しました。斉藤さんは引退だそうで、メロン記念日以外でアイドルやアーティストとしての活動をしていく事が考えられないという、自らのアイドル美学とも言えそうな決意により引退の道を選んだようです。
淋しいですけど、斉藤さんはアイドルヲタな人ですから、どこかの現場で遭遇する事もあるかもしれない(苦笑)。だから「さよなら」ではなく、「See you again」と言いたいです。斉藤瞳さん、今までお疲れ様でした。メロン記念日のメンバーのこれからに幸あれ。
メロン記念日というグループはCD売上だけ見たら、それはもう不人気アイドルであったかもしれませんが、熱狂的なファンに支えられ、また「メロン記念日が一推し」ではないハロプロヲタの人達にも「メロン記念日ってなんか良いよね」と好意的な想いを寄せられてきました。確かにCD売上は大事だけれど、それだけではアイドルは活動していけないl事を考えさせてくれたグループでした。
℃-ute キャンパスライフ~生まれて来てよかった~
売上の話
CDが売れないと次のCDがいつ出せるかわからなくなる。名前だけではCDは出せません。しかし、昨今のアイドルのCDの売り方は如何なものかと疑問を持っています。今は、知名度を上げるための宣伝効果の場としてCDがある。CDはファンが聴いて楽しむためにあるのではなく、宣伝するためのアイテム。そんな地位に成り下がった感があります。
そう書くとAKBの悪口を書いていると早合点されそうですが、AKBに限らず今や多くのアイドルがそうなりつつあり、そのやり方がどんどんエスカレートしています。
思えば、℃-uteもメジャーデビューから、そういう波に乗っけられてしまいました。AKBのファン数がCD売上からは読めないように、ハロプロもCD売上からもファン数の実態はわかりづらく、ハロプロ内に於ける各グループの人気具合は実はCD売上からはわかりません。
今の℃-uteの売上からは娘。やベリに人気で水を開けられていると感じてしまいそうですが、実際はそんな単純な話ではなく、イベントの開催の仕方、それに伴う大人買いの発生する割合、「買い支え」を実行するヲタの割合、またそういう事が出来る資金力を持つ年齢層の割合など、様々な要素が絡み合って売上が決定付けられているので、売上だけでファン数は判断出来ないのです。
人気と売上を読むのは運営側も難しいのか、今回の℃-ute新曲では急遽「個別握手会」を開いたりしました。CDが予定数より売れなければ店は置いてくれないし、リリースペースも下がってくる。握手握手と売上を上げるために握手作戦ばかり展開されれ事には呆れてしまいますが、売上を無視出来ないのも現実。
でも、売上だけで価値を貶されたり、人気の度合いを決めつけられたりするのは悲しいです。
℃ ute キャンパスライフ~生まれてきてよかった~ CM30sec
かわいい話
℃-uteを応援している人にとっては今回のシングル「キャンパスライフ~生まれて来てよかった~」は、売上など実はどうでもいいくらいな話だったりします。どうでもいいなんて言い切ると負け惜しみと取られかねないですが、勝ち負けとか関係ないしという心境です。売り上よりも大切なものを受け取ったという想い。
春らしく爽やかなメロディ。明るい色を使った衣装。待ってました!って感じです。ジャケットが歌の内容とは違って、しかめっ面で撮らされているのは残念だし、全体的に小さくまとまってしまっている感じはあるものの、℃-ute本来のイメージに沿った曲だなと高評価してます。
「生まれて来てよかった」って歌詞がいかにもだ。メンバーに大学生いない。などの批判は受けません(苦笑)。
グループ名みたくキュートなシングル曲が意外と少ない℃-uteだけに、かわいい歌をシングルで出した事は大いに評価出来ます。
℃-ute - キャンパスライフ~生まれて来てよかった~ (Dance Shot Ver.)
カッコイイ曲の話
今に思えば「都会っ子純情」が好評を持って受け入れられて、更に新しいファン獲得への窓口となった事から、カッコイイ℃-uteこそが求められている姿なのだと作り手が思い違いをしてきたのが、この二年間だったような気がします。
でも、そういう方向性は違うのです。カワイイがあってこそのカッコイイです。
例えばモーニング娘。もカッコイイを売りにしているグループだと思いますが、娘。の場合はカワイイという方向性よりは大人の女性。℃-uteとは路線が違うのです。だからこそ、共存出来る訳ではありますが。
ハロプロだけでなく、他のアイドルを見渡しても、カワイイとカッコイイを一定以上のクオリティで同時に提供出来るグループって、もしかして他にはいないのではないか?
「大きな愛でもてなして」と可愛く手足を動かしている子達が、「FOREVER LOVE」ではスーツをキメて踊る。℃-uteって、女の子の可愛らしさと男性的な躍動感を両方兼ね備えているグループであると思います。それは五人になっても変わらない。
だから自信を持ってこの長所を生かすべき。今回の新曲の評判で、ファンは℃-uteにカワイイも期待している事が証明されたのですから、これからはカワイイとカッコイイを両立させてほしいです。そして、曲に合わせて各メンバーのソロパート比率が変動するというのも一緒にお願いしたいです。
目先の売上に左右されず、熱狂的な応援をされるグループ。新規でファンになったライトファンが瞬く間に熱狂的ファンになってしまうような熱いグループ。℃-uteがこれから目指していく道はそういうのもアリではと思う今日この頃です。