この前アイドリング!!!の個別握手会に行ってきました。個別握手会というものに行くのは初めてですが、「個別」と一言で言ってもアイドルによってやり方が異なり、℃-uteが以前やった時は握手前に希望メンバーの握手参加券を入手するやり方でした。
アイドリング!!!の場合は指定サイトで事前に握手券付きのCDを購入し、CDと一緒に送られてきた握手券を持参して当日会場に出向き、好きなメンバーと握手をするやり方です。参加券一枚につき握手出来るメンバーは一人。
多くのヲタはCDを多数購入して臨んでいるのでしょうが、自分は二枚「しか」CDを買わなかったので手元の参加券は二枚だけです。
個別握手会をやる意義というのは、グループ全員でやるタイプの握手会だとどうしても高速気味な握手になってしまうからで、これはアイドリング!!!もそうだし、話によるとAKBもそうみたいです。そして、やはり個別握手会をやる事によってCDが売れるというのが大きい。
ハロプロも個別握手会を積極的に取り入れて売上を伸ばせばいいのに、事務所も儲かりヲタもゆっくり握手出来てお互い満足では?とも思いますが、売上に関してはアイドリング!!!やAKBみたくメンバーの人数が多くないと効果は薄い。同時に何人のメンバーが握手に参加するのかがポイントで、その人数が多いほど効率が良い。更に、ヲタに「色んなメンバーと握手をしたい」と思わせるかも重要。℃-uteやスマイレージでは人数が少なくてあまり売上プラスに繋がらないのです。
でも、そういう売上的な意味とは別に、今の段階ではハロプロは個別握手会を本格的にやるのは難しいだろうなと思わされるのが、スタッフとメンバーの意識の問題です。ハロプロは握手対応が良いメンバーもいれば、今ひとつなメンバーもいます。その辺りの意思統一のバラバラさ加減が、個別握手会をやったりしたら更にバラバラになっていきそうな気がします。こういうのは責任者がきちんとタレント教育するべき事だと思うのですが、ハロプロはどうも各人のプロ意識に任されているように見えてなりません。つまり握手対応については放任主義。
アイドリング!!!はその点がしっかりしていました。私が握手をしたメンバーはいずれも、まるで友人を迎えるような対応で接し、友人と話すような雰囲気で会話が出来ました。アイドルとの距離感を縮めたいとか、可愛い女の子と会話がしたいという人にとっては満足いく対応と言えそうで、私が握手をしたメンバー以外のメンバーの対応についても、友人の話を聞く限りでは良い対応の人ばかりなようです。
これはおそらく、プロデュースをしているスタッフ、或いはメンバーの所属事務所(各自がバラバラに所属している)の教育によるものが大きいと思えました。ファンに満足して帰ってもらう。握手会の目的を皆が理解しているという事なのでしょう。
個別握手会はメンバーと15~30秒ほどの握手(スタッフが時間を計っていて、時間が来ると肩を軽く叩いて知らせる)。それだけの時間があると、メンバーのファンサービス意識がしっかりしていないと印象は良くならない。ゆっくりな分だけ粗が見えてきてしまう事でしょう。
私は以前、ハロプロは別に握手会商法に拘らず、独自の道を往けと書きました。その思いは変わりませんが、握手会商法を続けるのならば、ファンサービスとしての握手の意味を、まずはスタッフからじっくり考え、それをメンバーに伝えていく事が大切だなと思う今日この頃です。