今回の記事は東京をモノクロで撮る不定期連載「東京瑞光日記」です。
羽田
友人がデジタル一眼レフを買ったというので、どこかへスナップに行こうという事になり、羽田に行く事になった、羽田と言っても空港ではなく、漁港の面影が残る海岸沿いのスナップだ。
多摩川の河口近くは川幅が広がり、堤防には釣りを楽しむ人がいる。その頭上を飛行機が大きなエンジン音を響かせて飛んでいる。漁船も何隻かいて、のどかな雰囲気。公園のベンチに陽が当たり、町と川との境界線を光が作っていた。友人からズームレンズを借りて広角側で撮影。
再び自分のレンズに付け替えて歩く。水辺には気持ち良さそうに鳥が佇んでいる。見ているこちらまで気持ち良さそうになってきた。
視線を空港の方に向ければ、広い河口が広がっていて、そのスケールに吸い込まれそうになるから、景色の左右で気持ちの方向も変わるから、鳥のいるのどかな方を選択して堤防沿いに歩き始める。
青く綺麗な水門があったのでカラーに設定を変えて撮影してみる。実物以上に青く写ったような気がした。
少し歩くと高速道路が現れる。車の音とともに、少しだけ日常に舞い戻ってきた気がして撮影は終わる。一時間ほどの散歩撮影だった。
池上
大田区の池上に池上梅園という所があり、梅の名所になっている。家から自転車に乗って梅を撮りにやってきた。Buono!のアルバムを一枚聴き終わるくらいの時間で到着。
園内に入ると、大勢の人で賑わっている。人が多いから一方通行にような感じで通路を歩きながら見て回る流れになっていた。
花を撮るなら、望遠レンズがあったほうが便利なのだが、あいにくオリンパス用のレンズは一本しか持っていない。この連載が街撮りスナップになっている事でわかるように、物をアップで撮るより、少し広めに風景を撮るレンズを一本持っているのみ。
でも、せっかく来たのだから花をそれらしく撮ってみたい。梅を獲る事だし、今日はカラーで撮る事にした。周りを見ると案外携帯で撮影している人も多い。デジタル一眼レフ所持は年配の方に多いようだ。
園内は丘になっていて、丘に登り記念写真を撮る人達が多い。自分は一人だから記念写真は撮らないけれど、やはり高い所からの眺めというものは良いものだ。
下に下りると日本庭園がある。花もいいけれど、こういうものを撮るのがまた楽しい。色々撮っていると、古いニコンのフィルムカメラを持ったお兄さんが現れた。携帯、コンデジ、デジタル一眼レフ、園内で見かけたカメラはすべてデジタルだったから新鮮だ。やはり、構えて絵になるのはこういう古いフィルムカメラだなと思いながらその姿を撮影。構えからして、その辺のデジタルさん達とは違う。
観光地的な雰囲気の場所が苦手な自分は、ここまで撮影リズムが弾んでいなかったが、少しモチベーションが上がってきた。気分を新たに梅を獲ってみたら、自分らしい一枚が撮れた気がした。
撮影カメラ オリンパスE-410 レンズ オリンパスズイコーデジタル25mm F2.8 一枚目のみズイコーデジタル14-45mm ZOOM
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羽田の海には本当に迫力があって前回行ったときに水平線をいつまでも見つめていたことがありました。ハトの写真。青色だけ抜け出したのでしょうか。元の色が強いというのもありますがオシャレで綺麗な青ですよね。
スナップをしていてフィルムカメラを持っている人を見ると嬉しくなります。最近人気だとよく聞きますが実際に周りを見渡していると滅多にいませんよね。撮る人を撮る という構図大好きです。
羽田は昔漁村だったので、今でもそういう漁師町の風情は残っていて、実は結構良いスナップの撮れる味わい深い町ですね。行く度に発見があります。
フィルムカメラ、見かけませんね。カメラ持った人が多く集まる場所に行っても、コンデジ、ニコンやキヤノンのデジイチばかりですね。自分と同じデジイチすら見かけません(笑)。