今日は記事を二本立てにしたいと思います。まずは、不定期連載シリーズ「東京瑞光日記」です。
秋も深まってきた11月上旬。私は総武線飯田橋駅へとやってきた。飯田橋駅の西口を出たところに緩い坂道がある。そこは神楽坂(かぐらざか)の入口である。神楽坂は、四谷、後楽園
などの周辺の町と比べて静かな町。
私は早速、一眼レフカメラ「オリンパスE-410」をバッグから出し右手に持って歩き始める。
坂道は商店街になっていて、たくさんの店が並んでいる。カメラを持って歩いている人は自分だけではなく、そのせいかあまり目立つ事なく、自然な表情を切り取る事が出来そうだ。スナップを撮る上で、写真を撮っている事を周りに意識されないという事は重要で、商店街を撮る今回の撮影では、その辺りを心がけながら撮影をしてみたい。
では、さっそく美味しそうな店を一枚。
こういう町の静かな日常を見て、それをさりげなく撮るのは楽しい。写真に炭火の匂いが感じられるような一枚にしたいと撮影。
神楽坂はお洒落なカフェや雑貨屋が目につく。年齢層はやや高め、というか大人の町である。
一軒ずつ眺めていったら、結構な時間がかかりそうな充実度である。じっくりと買い物を楽しむ方達を見ていると、ゆったりとした時の流れに心が落ち着く。こういう東京もいいものだ。
商店街から横道に入ると静かな住宅街。そこには、午後の日だまりと日常がある。逆光で写すどこにでもあるような道、人、家並。
再び商店街を歩く。家族連れの姿もちらほら。地元の人か、観光に来た人か。神楽坂は、ショッピングとグルメ観光の町である。大人の町に子供は何を見つめるのか。
ゆったりとした時間が流れるという事は、お年寄りにとっても居心地が良いかもしれない。歩く人、佇む人が優しい表情になっているような気がする。一眼レフを持った白人女性も、そんな空気を切り取っていた。
神楽坂は料亭の町でもある。裏道に入ると、そういう店が並んでいる。ランチをやっている店もあるから、手軽に楽しめる料亭の味を求めてやってくる人達もいる。裏道の空気はまた一味違うものであるが、こういうハイソな空気もまた神楽坂なのだろう。
私は、これからどちらの方向に行くか迷っていた。ゆったりとした空気か、ハイソな空気か。結局、どちらも選ばず神楽坂を後にして、慣れ親しんだ本の街神保町に向かうのだった。
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久しぶりのコメントになりますが毎日楽しく読ませて頂いてます。
そしていつもコメレスありがとうございます。
やはりコメレスがあると、やり取りしている感じがして嬉しいですね。
実は今回のような日記は結構楽しみだったりします。
忙しい毎日を送ってる中で、管理人さんが書く日記を読むと心が和みます。
それに影響されて近所を散歩しようかな~なんて思ってゆっくり歩いたりもしてます。笑
自分はカメラの知識はほぼ皆無なんですけど、管理人さんが撮っているモノクロ?白黒?の写真は味があって好きです。
またの更新、楽しみにしております!
いきなり白黒の煙の写真は美味しそうですね。
白黒でもこういう感動が伝えられるというのは凄いことだと思います。
一番最後の写真、人が遠くに写っていますが違和感がないのがいいですよね。人物を入れるときってなるべく近く方がいいと思っていましたが参考になります。
裏道、雰囲気が素敵ですよね。自分もまた近々行ってみようかな^^
今までバス一日乗車券というと川崎市バスか横浜市営バス・地下鉄ばかりで横浜の場合殆ど江田6:10発301系統或いは綱島6:20発13系統でスタート。横浜を回るエリアも鶴見~新横浜・港北NTばかりで非常に狭い世界となってます。12/21は6:20綱島発でスタートして23:00仲町台発301系統で終えましたが横浜駅は一度も行かず川崎駅西口のラゾーナや綱島、新横浜や鶴見・港北NTのみという状況でこの日に乗った市営バス19本のうち13本が港北営業所・5本が鶴見営業所・1本が浅間町営業所で、大半いすゞオンリーです。
そんな訳で狭い視野にならないよう殆どやったことのない都内に足を運び、新しい発見をしたいです。
ちなみに個人的なイメージで申し訳ないのですが港北営業所所管路線で乗ったら℃-uteの都会っ子純情しか聴かないイメージソング的な系統がいくつかありますが、それは別の記事にコメントしますのでよろしくお願いします。
長々と失礼いたしました。
>こーたさん
こんばんは。こちらこそ、コメレスする事で読者の皆さんと交流する事をいつも楽しんでおります。これからもよろしくお願いいたします。
散歩写真、楽しいと思います。こーたさんも、近所あるいは通学途中、何気ない風景の中にもいい被写体があるかもしれませんね。もし見つけたら、携帯カメラでも良いので撮影してみてください。見慣れた道も違って見えてくると思います。
>Jasmine029さん
こんばんは。美味しそうな写真と思っていただき嬉しいです。実際、とても美味しそうな匂いがしてました。
白黒だと色を、見る側にイメージさせるので、非常に印象深い写真になりやすいそうです。その半面、色でごまかせないから、構図や明るさなど腕を要求されるのも白黒です。腕を磨く上で、時々白黒で撮るのも良いと思います。
道の遠くに人物置いた写真、これはまさにそういう「構図を工夫してみた」一枚です。参考にしていただけたら嬉しいです。
>ひでさん
こんばんは。神楽坂は色々見所がありまして、また美味しい店も多く、どちらかと言うと今回のような一人で歩くより、二人で歩くと楽しい町に思いました。
神奈川県も東京都もそれぞれ、たくさん見所があります。私もまだまだ都内で行った事のない場所がいっぱいあるので、色々歩いてみたいと思っています。