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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

TIF2012 テクノとヒップホップ

2012-08-13 22:51:12 | アイドル etc

 TIFのステージはオールスタンディングなライブハウス的ステージだけでなく、芝生に置かれた野外ステージ、ストリートライブ風な小さいステージもあったりするバラエティさが魅力な訳ですが、一番魅力的なステージはフジテレビ湾岸スタジオ屋上にある「SKY STAGE」。

 一日目の夕方、屋上に上ると、そこにテクプリという仙台で活動するアイドルがいた。名前で連想出来るようにサウンドは打ち込みで、軽快なリズムに乗って三人が踊る(本当は四人だが体調不良により一人はTIFを欠席した)。ひたすら青空に溶け込む可愛らしさと躍動で、そのステージは居心地の良い空間と化していた。
 打ち込みサウンドというとカッコ良さであるとか、歌詞やアレンジに尖ったヒネリを求められたりする。私もその手のものはキライではないけれど、打ち込みで清涼感溢れ、さっはり爽やかなモチーフを作っても良いのだなと強く思う。いや、そうやって観る側が力を込めたらいけない。あくまで観る側もさっぱりと楽しく、スマートに盛り上がる空間。夕方の夏空に、北国からやってきた女の子が涼しく甘い風を乗せている。

テクプリ 渋谷Twinkle Planet


 二日目の午前中はダイバーシティの横に設けられた野外ステージ「GREEN OASIS」にいた。何番目かの出演者にまたテクプリが出てくる。一日目は水色の衣装だったけれど、二日目は白と黒。夕方の空の下ならば水色はとても映えたけれど、午前中の高い太陽に照らされたステージはシンプルカラーがよく似合う。
 同じ曲を聴いても時間帯と衣装でこんなにもイメージが変わるものなのか。明るくて少しだけダイナミックにさえ見えた太陽のステージ。

 アイドルソングにラップというギミックは割と普通になってきたように思えるのは、ももいろクローバーZの功績か。第一回TIFでMVPの呼び声高かったももクロ。そんな記憶はすでにかなりの距離感があるのだけれど、今までは触れた事のないものが突然目の前に現れるのもTIFの面白さ。
 かなり気温が上がってきたステージにターンテーブルセットが置かれて、アイドルHIP HOPユニット「ライムベリー」が現れる。彼女達は見た目は普通の小柄な学生風味で制服もよく似合っているのだけれど、揺れ始めた客席をマイクで巧みに操る姿はカッコ良くて、その見た目と行動のギャップが斬新に思える。後ろではメガネを掛けたおとなしそうな女の子がターンテーブルを回している。これまた更に意外性のビジュアル。
 ライムベリーは密かに話題になっていたので、早い話が二日目の朝にこのステージにいるのはライムベリーを観たかったからという理由が大きい。そして、その目的は無事に達成された。その収穫度は高い。CDを買ってみようと思うほどなのだから。

ライムベリー - MAGIC PARTY


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