土曜日に秋葉原で開催されたペンタックスK-3の発売記念イベントに行ってきました。K-3は今話題の高スペックデジタル一眼レフで、今週の金曜日に発売となります。
デジカメを趣味とする人には、新製品の動向をチェックして最新テクノロジーが搭載されているカメラにワクワクするタイプもいれば、機能や性能よりもデザインとか使っていて楽しいかでカメラを選んでいる人もいます。デジカメはデジタル技術を使って日々進化しているジャンルですから、高性能を追い求めるのは決して的外れではないし、写真を撮るという行為はセンスやアイデアも重要だから、気分よく使えるデジカメを選択するのも間違いではないと思います。
イベントでは写真家さんによるトークライブも行われました。発売前の新製品をプロの方が使って、その使い心地はどのようなものかを語るという場はデジカメを趣味にしている人にとって需要のあるものであります。
この日、私が楽しみにしていたのは鉄道写真家中井精也さんのトークライブです。中井さんは「ゆる鉄」をキーワードに、人と鉄道の様々な風景をやさしい描写で表現されている方です。
中井さんは今回K-3を持ってベトナム鉄道を撮ってきました。本来ならば新製品の説明を織り交ぜて、如何にその新製品が優れているかをアピールするトークライブになるのでしょうが、中井さんはペンタックスのデジタル一眼レフとの思い出話と思い入れを少し語り、K-3の凄い点を軽く触れたあと、トークライブのほとんどの時間を撮ってきたベトナムの写真の解説に費やしました。ジョークを適度に入れながら、ベトナムの旅の楽しさを語る中井さん。写真からも充実した旅であった事が伝わってきます。車内の写真は乗客の誰もが笑顔。笑顔に包まれた少しレトロな車内。ここに行ってみたいなと強く思える写真でした。
中井精也さんがこのトークライブの数日前に、仕事柄いろいろなカメラを使うけれど、自分はカメラが好きというよりも写真を撮るのが大好きで、楽しく写真を撮れるカメラが自分にとっての良いカメラなのだなとツイッターで呟いていました。
どんなに便利な機能が付いても、どんなに技術が発達しても、それを使う側が使いやすいかどうか。使っていて気持ち良く使えるかどうかが、とても大切なんだなと私は思います。このトークライブでハイスペックな新製品K-3について詳しい解説をほとんどしなかった中井さんですが、見せていただいた写真の素敵さが、この新製品カメラの出来栄えの答えになっているのだというメッセージを感じました。
最後にベトナム鉄道とベトナムの人達の写真のスライドショーが流れました。BGMはジョン・レノンの「イマジン」。ベトナム戦争を憂い、平和を願って歌われたナンバーです。私は胸を熱くしながらそのスライドショーを見つめていました。
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