フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

大阪アイドルエレジー

2012-11-03 20:13:17 | アイドル etc

 今年のTIFを見終えてからいろんなアイドルの動画をチェックしてきました。今の時代、YouTubeなどの動画サイトは立派な宣伝媒体と言え、私も動画を見る事によってたくさんの素敵なアイドルを知る事が出来て、そのアイドルのCDを買い、或いはライブに足を運んだりしました。
 現在活動中のアイドルを知れば知るほど感じたのが、東京の大手事務所に所属していなくても良いものを持っていて、良いステージを見せてくれるアイドルはたくさんいる事。むしろ、地方アイドルの方が作り手側がかなり自由に作れている分だけ面白いものを作っていたりする。
 そんな時にふと思ったのが、大阪はどうなのか?という疑問。東京に次ぐ我が国第2の大きな都市である大阪は京都や神戸といった歴史のある個性的で大きな街を周辺に持ち、アイドルマーケットとしては面白いものを作れそうな街。
 しかし、TIFでもそうだったように、現在大阪のアイドルはアイドルというジャンルのメインストリームからは外れた存在。東京で行われる合同アイドルイベントでも大阪のアイドルが活躍して話題になったという話はあまり聞かない。では、大阪アイドルはイマイチなのかと言えば実はそんな事はないのでした。

 私はアイドル動画をチェックしているうちに、大阪は実に個性的で実力を備えたアイドルの宝庫である事を知りました。大阪、というか関西はお笑い文化や、宝塚歌劇団のような歌とダンスを魅せるプロ集団の活躍する地域。アイドルも必然的に、可愛いだけではない確かなセールスポイントを身につけてステージに立ちます。それは時流でダンスに力を入れているグループが多いけれど、歌のレベルも東京の人気アイドル達に負けず劣らず、トークスキルもさすが関西と思わせるしっかりした力を持ったアイドルが多い。
 昨年のTIFでお目当てのグループを観る前の流れで、たまたまJK21という大阪のアイドルグループのステージを観ました。知っている曲もない当時の私でしたが、歌もダンスも魅せてくれ、何よりもステージを楽しい雰囲気にする事にメンバーが一致団結しているのが伝わる。トークも面白く、私はライブの終盤は前に移動してステージを楽しむまでに引き込まれていました。
 そんなJK21ですが、おそらくライブに於ける集客力は本拠地である大阪よりも、遠征で東京で行なった方が高いのでは?という現実があります。これは他の地方アイドルでもそうだけれど、地元で定期公演をやっているため地元で観るより東京での方がヲタがステージに飢えているのと、やはり東京のアイドルヲタの方が情報に対して貪欲に収集して、地方アイドルを強く求めている人が一定数以上いる事が理由ではないかと思われます。

 しかし、そうは言っても大阪は国内第2の都市規模。東京に数では劣ったとしても、それなりに地元アイドル市場が成立しても良いのではと思えます。現実は48系のNMB48でさえも結構苦戦している状況があるといいます。それほどまでの大阪アイドル事情。関西アイドル事情。これはどんな原因があるのか考えてみました。

 ・関西の人はコミュニケーション力が長けているので関東の人に比べプライベートが充実している人が多く、アイドルにはハマりにくい状況がある。

 ・テレビ、特に吉本芸能の影響力が強く、アイドルというジャンルは市民権を得ていない。

 ・関西の人は金銭感覚にシビアであるため、名前の知られた芸能人やミュージシャンか、実力の高いアーティストでないと集客出来ない。

 ・ゆえに、アイドルという成長過程を楽しんだりするようなものは今一つ感情移入しにくい。

 考察してみると、このような理由を挙げていく事が出来ます。それはイコールでアイドル現場での熱狂度とも繋がり、ますます現場に人が集まらないという結果を生み出す。
 私はこの状況を、関西に於けるプロスポーツの集客力にも一致しているとも感じました。
 関西で商業的に成功しているプロスポーツは阪神タイガースのみと言ってもいい状況で、だからなのかマスコミのスポーツ報道もタイガースばかりという現実があります。でも、これはマスコミがそうだからこそ、そのような状況が作り出されているとも言え、プロ野球の歴史の中でも長年タイガースよりも強くて魅力的なチームは関西に存在し続けたにも関わらず、実力は人気に結びつかなかった。また、Jリーグのガンバ大阪は優勝してアジアチャンピオンにもなりクラブワールドカップにも出場したのに、未だにマスコミの扱いはタイガースの半分にも満たない量であります。

 大阪はアイドルを観に行かないのか?実はそうではなく、AKBは大阪ドームで握手会を開催するくらいに人気がある。先ほど書いた実力云々、アイドルの地位云々は確かにあるのだろうけれど、それ以上に大きいのがマスコミがアイドルを求めていない。求めているのは人気タレントとしてのアイドル。そういう事なのだろうと、タイガースと関西マスコミの関係性を、アイドルにも当てはめられると思います。
 ハロプロやももクロが大阪でもそれなりに集客力があるのは、テレビに出ているアイドルだからなのでありましょう。

 アイドルが出来る地域へのファン掘り起こし。大阪ではかなり難しいのでしょうか。YouTubeで大阪アイドルを見ながら、少し寂しい気持ちになっています。

JK21 - I・愛 KANSAI
http://www.youtube.com/watch?v=WhBxBwk2o4g

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BABYMETAL

2012-11-02 22:44:20 | アイドル etc

 アイドルは旬が短い。人によって感じるピークは違うだろうけれど、そのピークは決して五年以上も続くようなものではない。しかし、だからこそ輝きは美しいのだろう。
 その儚いアイドルの輝きの瞬間を絶妙なパッケージでシステム化したグループがいる。大手事務所アミューズに所属する「さくら学院」である。さくら学院は小等部、中等部によって構成されている。すなわち高校生は所属していない。中学卒業とともにグループも卒業となる。学校コンセプトを取り入れたアイドルグループなのである。
 年齢制限が付いている事で、儚きアイドルの瞬間を巧く切り取り、見せる事に成功しているのだ。限られた時間をメンバーとファンが共有する事で、活動に対する思い出はより鮮やかで濃いものになっていく。

 「成功」そう書きました。さくら学院は売上的には他のアイドルたちに比べたら少ない。何故ならば握手会をやらないというコンセプトで活動しているからです。
 メンバー一人一人の夢や目標は色々ある。でも、学校であるさくら学院の名の下に一つにまとまって、そこで日々成長していくためのステップを踏んでいる。その中に部活もある。

BABYMETAL - ド・キ・ド・キ☆モーニング[ Doki Doki☆Morning ](Edit ver.)


 先月、BABYMETALのライブを観てきました。BABYMETALとは、さくら学院の部活動(つまりグループ内ユニット)の一つである重音部のグループ名。
 ライブ会場の渋谷O-EASTは超満員。モニターから流れてくるナレーションによるとBABYMETALとは、大きな力と人数を持つ組織によって衰退した音楽界を、狐様の力を借りて甦らせるために誕生したユニットなのだそうです。

 さくら学院はひたすら爽やかに青春を表現するグループであるのに対して、BABYMETALはひたすら重低音で日常をリズミカルな言葉で振りまく。センターであり、メインボーカルである現さくら学院生徒会長中元すず香。BABYMETALではSU-METALという名前で呼ばれる彼女は、アクターズスクール広島の出身。あのPerfumeを生んだこのスクールは、モーニング娘。の鞘師ちゃんも出身。在籍時は「歌の中元。ダンスの鞘師」と言われていたなんて逸話もあるらしいほど、新世代実力派アイドルであります。その姿はひたすら凛々しく、両脇に従えるYUI-METALにMOA-METALの存在が、より一層にセンターに立っている彼女を神々しいまでに輝かせていた。彼女にかかれば激しいサウンドを奏でていたバックバンドさえもが、まるでお姫様に仕える執事にしか見えない。

BABYMETAL - いいね![ Iine! ](Edit ver.)


 ライブは60分程度だったけれど不思議と物足りなさはなく、生バンドの迫力とBABYMETALの可愛いクールな姿が巧く融合したそのステージには大きな拍手が送られていた。
 さくら学院は基本的には恋愛ソングは歌わない。
 さくら学院は握手会をやらない。水着にもならない。
 私は何故BABYMETALが求められているのか?何故会場にこれだけの人が集まったのかは、このキーワードがありきだからであると感じている。
 さくら学院こそアイドルなのかもしれないと。

BABYMETAL ヘドバンギャー!!

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