tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

朝顔の香合を手にしたら・・・

2013-08-16 17:58:22 | 道具は語る
8月16日(金)京都 大文字送り火

今日は送り盆、まだまだお休みを楽しんでいる方もたくさんいると思います。
今日も各地で猛暑日といわれる相変らずの暑さです。

週が変わると合宿が始まります。
両方の大学だけではお道具が足りませんので、私共から不足しているものを選んで持って行きます。

旅館の大広間に7箇所の点前坐を設えてのお稽古になります。
これらも、毎年の事ではありますが、参加する学生達の人数とお点前の進み具合で編成を変えて行きます。
そんな訳で、少しずつ依頼された道具を出しております。

今年はどちらも1年生多いいですから、徹底した基礎の稽古をしなければなりません。
そして、合宿では全員が浴衣を着用してのお稽古ですから、立つ、座る、漆行、漆退などお点前の手順の他の事をゆっくり伝えて行きたいと思っております。

また、夜には箸の扱い、お碗の扱いなど和食の基本などを一緒に勉強したいと思っております。



団扇の香合

先日から、道具の出し入れが多く、汗をかきながらやっておりますが、今日は団扇の香合がありましたので写真にして見ました。

真夏の時期に、床の間に飾られる香合で、塗り物、そして、涼しさを一番に考えた桐のものなどたくさんの種類があります。

朝顔の香合を手にしたら、どんな趣向を考えるでしょうか?

この団扇の香合は、朝顔の絵が施されておりますから、夏の朝茶事などに使うといいと思いますが、団扇にも、お祭りに使う物や商売で使う物、そして飾ったり贈り物に使ったりと用途は色々あります。

香合は朝顔の絵、井形の蓋置、茶杓すず風、義山の水指や生地の釣瓶水指など使って、涼しそうな席を設けてみていかがでしょう。

朝顔に つるべとられて もらい水    加賀千代

誰でも思いつきそうな・・・そんな道具組が茶室をなごませます。
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