
畑の中の一本の柿の木に宝石ようにみしらず柿が輝いています
これって、10数年前においしい柿を可愛い子どもたちに食べさせようと、そして町の親戚の家にも送って喜ばれようと思って植えられた一本のみしらず柿の木なんだと思います。でも、収穫もされないみしらずの柿の実が美しく初冬の空輝いています。
この柿はやがて冬の寒さに渋がぬけた熟し柿になって椋鳥たちのおいしい餌になるのです。村の畑のあちこちに、広い農家の屋敷のうちには収穫されない柿が美しく輝いています。初冬の村の風物詩です。

そしていま、町のスーパーの店頭には大きくてきれいで見事なみしらず柿が結構なお値段でおいしそうに並んでいます。そしてまた町営温泉糸桜里の湯の売り場にも小ぶりですこしばかり黒い汚れなどもある柿がスーパーの柿より安い値段で近くの農家から出店されて並んでいます。
私もばばちゃんも嬉しくて糸桜里の湯の売り場の小さな柿を「スーパーで売っている大きくてきれいな柿よりずっとずっとおいしい」などといいながら食べています。本当はスーパーで売ってる柿などは食べたことはないんですけど・・
これは取り残された冬場の柿を見ている私とばばちゃんの意地のようなものなんですけど、ちょっとばかりおかしくてそしてわびしいで気持ちでいるんです。