
青いハーネスをつけているのがエリーです。赤いハーネスがエリーの恋人(恋犬)レオです。
エリーが二歳の頃偶然ですけど大きな出会いがありました。生後一歳になったばかりの若犬レオに出会うことが出来たのです。
町の裏通りを散歩しているとき若いハスキー犬を連れた奥さまの[I]さんと出会いがしらお会いしたのです。ハスキー犬を連れていらっしゃった奥さまは一瞬たじろがれて道脇のおよけになりました。でもハスキー犬同士です、すぐに仲良くなって一緒に散歩を楽しみました。そしてエリーとレオは大事な仲良し犬になり、飼い主の私たちは親戚同士のようなおつきあいするようになりました。

誰も人のいない川辺ではエリーもレオもリードフリーで楽しんで遊ぶようになりました。でも、二歳のエリーと一歳になったばかりの若犬レオです。エリーがねいさんでレオは弟です。いつもエリーがリードしてレオは素直にあとについていろんな事をエリーから教わっていました。


でも仲のよい二人(二匹)の関係が少しずつ少しずつ変化してきたのです。レオが二歳に近くなる頃にはリードはレオがとるようになっていました。疾走する二人(二匹)です。

レオが二歳の立派な成犬になった秋頃にはレオがリードをとるボス犬になっていました。

もう二人(二匹)は恋人(恋犬)同士でした。

レオに甘えるエリーです。
レオのお家はエリーの家から2kmほど離れた町にありました。私がエリーに「今日はレオのところへ行こうか」というと喜んでまっすぐにレオ君のところに行くようになりました。

会いたかった・・ささやきあうエリートレオです。
レオとエリーと私と川辺で遊んだ懐かしい夏の思い出です。

レオはエリーが亡くなって4年後に亡くなりました。ご主人と奥さまはそれを悲しんでレオの遺骨を1年間御仏壇に安置して供養なさいました。1年後にお家の庭の小さなお墓にレオを埋葬される時は私もお招き頂いてご一緒に涙を流させて頂きました。
レオは雄犬ですから大型犬なのに内飼いでご夫婦の愛を一身に受けて一生を暮らしたのです。
エリーもレオも避妊手術を受けていました。だから赤ちゃん犬が出来る心配あはありませんでした。