さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

可愛いくて じじいを見つめるエリーの目

2013-12-22 | 日記


 
福島市のあるペットショップで初めてエリーに会いました。

 
私に抱かれ私にエリーと名づけられた瞬間エリーは私の大事なエリーになりました。


 この写真は家に帰った次の日のエリーの写真です。信頼いっぱいの目がおじいさんと言っています。そして家内(今のばばちゃん)にも甘えて足に戯れつきました。

 20数年前の秋の頃でした。それから12年、私とばばちゃんとエリーは大事な家族として一緒に暮らしました。楽しく幸せな12年でした。

 その当時はワンちゃんは外飼いが普通でした。それにエリーはシベリアンハスキーで大型犬に近い中型犬です。当たり前のように外飼いになりました。

 でも、私は可愛いエリーをチェーンにつないでおくことに耐えられませんでした。せまい庭の中に10m四方ほどのサークルを業者に頼んでつくってもらい、その中に自転車を置くビニールハウスをコメリーから買ってきて組み立て、その中に成犬になっても充分耐えられる大きなワンちゃんハウスを入れ毛布を敷き、夜は湯たんぽをいれてやりました。

 エリーはすっかりその家に満足して昼はサークルの中のイヌツゲの下を自分の居場所にきめ、夜はビニールハウスの自分の家で眠るようになりました。

 不思議なことに、エリーはサークルのドアを開けておいてもじじいがリードを首輪につけて「散歩だよ」と言わなければ決して外には出ませんでした。そして散歩から帰るとまっすぐ自分の家に入りました。

 サークルと、サークルの中のビニールハウスがエリーの大事なお家になってエリーは12年間そこに暮らしたのです。今は エリーのお墓はサークルの中にあってきれいな花が咲いています。