【小説】体育館の殺人

これは面白かった！(^_^)

オタクという皮を被らせてソフトな感じにしているけど、しっかりしたロジックで推理するところは、私的に大好きです。
これで探偵役がオタじゃなかったら、もっといや～な感じの小説になってたかも？
ただ、著者自身も結構なヲタの御様子。登場人物の名前にも声優さんの名前をもじったようなところも見受けられますしね(^^;)
ラノベじゃない一般小説業界もヲタが頑張る時代なんですね。

もやしもんを読んで農大に進学したとか、ガノタが高じてロボット工学の研究者になったとかあるみたいですし、オタクパワー恐るべしですねｗ


話を戻して、小説の内容については多少の「やり過ぎ」感はありますね～ｗ
だって、アリバイを聞かれた学生さん達みんながみんな「分単位」で自分の行動を説明できるなんて有り得ないですからね～ｗ
でも、こうしないと推理ロジックを組めないので、致し方ないんでしょう・・・。

「いかにも」という感じでミスリード担当の凸凹コンビの刑事さんが出てきます。ほっとします(^^;)



著者は現役大学生との事ですが、これだけ書けるって凄いですね～！　次回作につい期待しちゃいますよ～♪

この間読んだラノベの作家さんと随分差を感じますなぁ(^^;)
まぁ、ラノベと鮎川賞を比べちゃだめですけど・・・ｗ