【小説】珈琲店タレーランの事件簿 －また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を－

短編集の形で進めて、全体にひとつの物語を仕込んだミステリー・・・、可もなく不可もなく、似たような作品があふれかえっているうちのひとつという印象です。

最近はこういうのが流行りなんですかねぇ(^_^;)

もしくは近年の作家が長編をきちんと書けないか、近年の読者が長編を読み続けるだけの能力が欠如しているのか？



短編を組み合わせる形式は読みやすくはあるのですが、話が深いところまで到達しないので「大きな仕掛け」を仕込めないのが欠点ですよね。

願わくば作家も読者も、そして出版社と編集ももう少し「おとな」になって底上げをして欲しいと願うばかりです。