戦国魔神のひとりボケ?

貧乏ヒマあり!?(^^;)
お金は無いけど
精神的余裕は人一倍?w

【ガレキ】原型製作にかかる時間…

2014年03月16日 | HOBBY
この間のWF会場で、来場者の中の一人の方に
「これ作るのに何時間位かかりますか?」
って聞かれました。
「組んで塗装するのに早い人なら2~3日くらいですかね~」
と答えると
「じゃなくて、これ自体を作るのにかかる時間…」
「あぁ、原型ですか? そうですね~、SGMは200時間くらい、いやもっとかな?」
「ふ~ん、そうですか」
という感じの会話をしたんですが…。

その時、私は「彼が何を聞きたいのか」実は全く理解できてない状態でした。
200時間位で「どんな原型が出来るか」というのは、個人差があるので目安にならない事なのに、なぜこの人は「私の」作業時間を聞くんだろう?

「原型製作にかかる時間」は、制作スキルや人ぞれぞれの製作方法によって全く変わるので目安にならないんです。
プロの方は私なんかより全然早いし、正確に作り込んでいるはずです。反対に初心者は手さぐりで作るので多くの作業時間を必要とします。

私が初期の頃に作った「スイート」や「アリン」は、造り込みの度合いから考えると、最新の「SGM Ver.2」よりも時間がかかっている計算になります。
「スイート」を作っていた頃も、今の「SGM」も半年に1体のペースですから、1体を仕上げる時間はさほど変わってないかもしれません。
でも、傍目にも判りますが、原型に詰め込まれた情報量という面では「SGM」の方が多いので、単位時間当たりの作業効率は「SGM」の方が高いです。
ということはあの当時のスキルで「SGM」を作ろうとしたら何時間かかったのやら…(^_^;)



もしこれから原型を製作してみたいと思う人がこれを読まれているのなら
「自分のペースも必要ですが、締め切りを設けてスケジュールを立ててください」とアドバイスします。

「出来た時が完成した時」では、多分いつまで経っても完成しないと思いますので…。

原型って、やればやるだけ問題点が噴出する矛盾の塊みたいなものですから、「どこで何をどういう風に妥協するか」を見極めないと完成しないです。
締め切りが無いと、いつまでも妥協できずに只々作り続ける事になってしまいます。
ですから締め切りという線引きが必要になると私は思ってます。

私の場合は、WFというイベントを使って「半年」という期限を切ることで、制作に励むモチベーションを維持しています。
タイムリミットがあると自分を追い込めるので意外と頑張れるものです。
尻に火が付かないとやらないタイプの人には特にお奨めかもしれません(^◇^;)

そして、WF会場で「1個も売れない」「写真を撮ってもらえない」「見向きもされない」という厳しい評価を来場者様から受けて…(T_T)
原型師やフィギュアファンの友人に原型の悪いところや問題点を指摘してもらう、塗装についてもケチョンケチョンに言われる…(T_T)
ものっそい凹みまくる事請け合いですが、それを繰り返すと心と原型が鍛えられます。
そして「足りないもの」が見えてきたら、トライ・アンド・エラーを繰り返して次に繋げていきます。

そんなことを繰り返して、やっと最近になって「少しずつだけど買ってもらえる」「写真を撮ってもらえる」「ちょっと足を止めて見てもらえる」ところまで来ました。
ホントに嬉しいし、有難いです(^_^)



今日も今日とてトライ・アンド・エラーを繰り返しながら新しい課題をコツコツ自分のもの(技術)にしようとしてます…。
今もその真っ只中です(^_^;) いや~、きついわ~w