2009年1月4日(日) 広島バスセンターを出発したバスは、快調に高速道路を走り、瀬戸中央自動車道へ。
今年の漕ぎ初めは、徳島県の鳴門。
カヤック仲間である『HORIZON』の尾崎さんの所に前から行きたいと思っていたのだが、やはり四国の徳島はなかなか遠く、機会がなかった。
今回、正月連休最後の2日間の予定が空き、天気も良さそうと言う事で、思い切ってバスのチケットを予約した。 楽しみだなあ!
***
広島BCから約3時間半のバスの旅を終え、バス停に降り立つと、カヤックを積んだクルマが見えた。 ピックアップに来て下さった尾崎さんである。
『いやあ、ようやく来れましたよ! 今回はよろしくお願いします』
一昨年の横断隊以来となる、久し振りの再会。 ショップへ移動する車内で、お互いの近況や昨年の横断隊の事、鳴門付近のエリア情報などなど、四方山話に華が咲く。
『今日はね、今治のTさんも来ますよ』 『え、そうなんですか! うれしいなあ』 『カヤッカーさんが来ると言うんで、連絡しておいたんですよ』 『ありがとうございます』
ショップに到着。 既に到着していたTさんとも再会。 『今日はわざわざ来て下さって、ありがとうございます』
『それにしても、これは良い場所にありますねえ。 最高じゃないですか!』
目の前には海が広がり、大鳴門橋や淡路島、そして遠くに紀伊半島が見えている。 景色は良いし、すぐ前はきれいな浜だし、シーカヤックショップとしては最高のロケーションである。
***
ショップ内で簡単な昼食を済ませ、コーヒーを飲み、着替える。 尾崎さんは潮流をチェック。
『これはちょうど良いですねえ。 潮に乗って島田島を一周しましょう。 小鳴門海峡を漕げますよ』 『はい、お願いします』
***
出艇場所まで、クルマでわずか10分程度。 こりゃええなあ。
シーカヤックスペシャルに改造された、最高に便利なプロ仕様のダブルキャブトラックからフネを降ろす。
***
『さあ、行きましょうか!』 冬の澄んだ空気の『内の海』に漕ぎ出した。
今日はカヤックと道具はレンタルだ。 カヤックは『シロッコ(カレントデザイン)』、ツーリングでは初めてとなるスケグ仕様のシーカヤックだが、癖がなく直進性も良くて、なかなか操作性の良いフネである。
パドルは、春の発売に向けてHORIZONが新たに仕込んでいる『アレウト シンシルスタイルパドル』 軽くてかっこ良く、アークティックウインド使いにも全く違和感のない漕ぎ心地。 うん、これは好い!
年末年始は風が強かったが、『今日は最高のコンディションですねえ』と快調に漕ぎ進み、『堀越橋』へ。
堀越橋の下は計算通りの追い潮。 潮に乗って快調に漕ぎ下る。 橋の下は少しだけ波立っているが、これくらいはなんともない。 右手には鳴門大橋。
↑ 堀越橋の下
『眺めもええし、こりゃあ気持ちええなあ』
***
横断隊員3人のツーリング。 しばらく快調に漕いでいたが、途中からは北西寄りの風が強くなり、しだいに波が高くなってきた。
尾崎さんが、『だんだん横断隊モードになってきましたね』 私は、『ホンマですね』と返すが、まだこのころは笑顔で余裕である。
次第に風は強くなり、『瀬方鼻』に近付くと、大きくて泡立っている、イヤーな三角波がザワザワザワザワ。。。 ザップンザップン。。。 バシャバシャ。。。
うーん、ここ、お気楽ツーリングの初漕ぎから本当に行くの? って感じである。
空荷のシーカヤックで、あちらこちらから押し寄せ、押され、持ち上げられ、落とされる浪を漕ぎ進む。 無言のパドリング。
少し沖では、モーターボートがこちらを見ながら待ってくれていたが、無事漕ぎ抜けるとそのボートは走り去って行った。
『いやあ、あそこは新年からシビレましたねえ』と私が言うと、『あそこはね、いつも潮目で波が立つんですよ。 今日は心配せんでもええメンバーやから良かったです』と尾崎さん。
***
小鳴門海峡に入ると、波も小さくなった。 潮止まりまでしばらくあると言う事で、小さな浜に上がってしばし休憩。
でも風が強く、座っていると寒い。 『少し早いけど行きますか?』 『今日は風向きもこうだし、少し転潮は早いかもしれませんよ。 行ってみましょうよ』
***
小鳴門新橋の下あたりまで来ると風も弱くなり、余裕のパドリング。 『やっぱ、初漕ぎはこうですよねえ』
写真を撮りつつ、余裕のツーリングモードに戻り、四方山話を楽しみながらのツーリング。
阿波井神社を抜け、内の海に戻ってきた。 景色も良く、海水も澄み、最高の気分。
島田島一周ツーリング。 穏やかな内海、鳴門大橋の眺望、冬の北西風によるサーフと潮目の波がスリリングな北岸、潮流を利用して島を一周できるコース。 素晴らしい! 無事ツーリングを終え、フネを揚げ、着替えてショップに戻った。
『今日は、瀬方鼻の所以外は最高のコンディションでしたねえ。 来て良かったですよ。 ありがとうございます』
***
明日から仕事というTさんと別れ、鳴門の町へ。
尾崎さん行きつけの居酒屋で、ビールとお茶で乾杯。 おいしいビールとおいしい料理、そして楽しい会話。
焼き鳥、ナチョス、タコマリネなどなど。 極めつけは、鳴門金時(サツマイモ)を使ったピザ。 これが旨い!
『今日はありがとうございました。 本当に来て良かったですよ。 明日は天候を見て、カヤックを漕ぐか、自転車を貸してもらうか、また相談させてください』
***
冬の一日を堪能した『島田島一周ツーリング』 仲間との再会。 良い雰囲気の居酒屋での、おいしい料理と楽しい会話。
2009年のシーカヤック漕ぎ初めとなった鳴門遠征。 いやあ、来て良かった!
さて、明日はどんな一日が待っているのだろうか?
今年の漕ぎ初めは、徳島県の鳴門。
カヤック仲間である『HORIZON』の尾崎さんの所に前から行きたいと思っていたのだが、やはり四国の徳島はなかなか遠く、機会がなかった。
今回、正月連休最後の2日間の予定が空き、天気も良さそうと言う事で、思い切ってバスのチケットを予約した。 楽しみだなあ!
***
広島BCから約3時間半のバスの旅を終え、バス停に降り立つと、カヤックを積んだクルマが見えた。 ピックアップに来て下さった尾崎さんである。
『いやあ、ようやく来れましたよ! 今回はよろしくお願いします』
一昨年の横断隊以来となる、久し振りの再会。 ショップへ移動する車内で、お互いの近況や昨年の横断隊の事、鳴門付近のエリア情報などなど、四方山話に華が咲く。
『今日はね、今治のTさんも来ますよ』 『え、そうなんですか! うれしいなあ』 『カヤッカーさんが来ると言うんで、連絡しておいたんですよ』 『ありがとうございます』
ショップに到着。 既に到着していたTさんとも再会。 『今日はわざわざ来て下さって、ありがとうございます』
『それにしても、これは良い場所にありますねえ。 最高じゃないですか!』
目の前には海が広がり、大鳴門橋や淡路島、そして遠くに紀伊半島が見えている。 景色は良いし、すぐ前はきれいな浜だし、シーカヤックショップとしては最高のロケーションである。
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ショップ内で簡単な昼食を済ませ、コーヒーを飲み、着替える。 尾崎さんは潮流をチェック。
『これはちょうど良いですねえ。 潮に乗って島田島を一周しましょう。 小鳴門海峡を漕げますよ』 『はい、お願いします』
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出艇場所まで、クルマでわずか10分程度。 こりゃええなあ。
シーカヤックスペシャルに改造された、最高に便利なプロ仕様のダブルキャブトラックからフネを降ろす。
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『さあ、行きましょうか!』 冬の澄んだ空気の『内の海』に漕ぎ出した。
今日はカヤックと道具はレンタルだ。 カヤックは『シロッコ(カレントデザイン)』、ツーリングでは初めてとなるスケグ仕様のシーカヤックだが、癖がなく直進性も良くて、なかなか操作性の良いフネである。
パドルは、春の発売に向けてHORIZONが新たに仕込んでいる『アレウト シンシルスタイルパドル』 軽くてかっこ良く、アークティックウインド使いにも全く違和感のない漕ぎ心地。 うん、これは好い!
年末年始は風が強かったが、『今日は最高のコンディションですねえ』と快調に漕ぎ進み、『堀越橋』へ。
堀越橋の下は計算通りの追い潮。 潮に乗って快調に漕ぎ下る。 橋の下は少しだけ波立っているが、これくらいはなんともない。 右手には鳴門大橋。
↑ 堀越橋の下
『眺めもええし、こりゃあ気持ちええなあ』
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横断隊員3人のツーリング。 しばらく快調に漕いでいたが、途中からは北西寄りの風が強くなり、しだいに波が高くなってきた。
尾崎さんが、『だんだん横断隊モードになってきましたね』 私は、『ホンマですね』と返すが、まだこのころは笑顔で余裕である。
次第に風は強くなり、『瀬方鼻』に近付くと、大きくて泡立っている、イヤーな三角波がザワザワザワザワ。。。 ザップンザップン。。。 バシャバシャ。。。
うーん、ここ、お気楽ツーリングの初漕ぎから本当に行くの? って感じである。
空荷のシーカヤックで、あちらこちらから押し寄せ、押され、持ち上げられ、落とされる浪を漕ぎ進む。 無言のパドリング。
少し沖では、モーターボートがこちらを見ながら待ってくれていたが、無事漕ぎ抜けるとそのボートは走り去って行った。
『いやあ、あそこは新年からシビレましたねえ』と私が言うと、『あそこはね、いつも潮目で波が立つんですよ。 今日は心配せんでもええメンバーやから良かったです』と尾崎さん。
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小鳴門海峡に入ると、波も小さくなった。 潮止まりまでしばらくあると言う事で、小さな浜に上がってしばし休憩。
でも風が強く、座っていると寒い。 『少し早いけど行きますか?』 『今日は風向きもこうだし、少し転潮は早いかもしれませんよ。 行ってみましょうよ』
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小鳴門新橋の下あたりまで来ると風も弱くなり、余裕のパドリング。 『やっぱ、初漕ぎはこうですよねえ』
写真を撮りつつ、余裕のツーリングモードに戻り、四方山話を楽しみながらのツーリング。
阿波井神社を抜け、内の海に戻ってきた。 景色も良く、海水も澄み、最高の気分。
島田島一周ツーリング。 穏やかな内海、鳴門大橋の眺望、冬の北西風によるサーフと潮目の波がスリリングな北岸、潮流を利用して島を一周できるコース。 素晴らしい! 無事ツーリングを終え、フネを揚げ、着替えてショップに戻った。
『今日は、瀬方鼻の所以外は最高のコンディションでしたねえ。 来て良かったですよ。 ありがとうございます』
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明日から仕事というTさんと別れ、鳴門の町へ。
尾崎さん行きつけの居酒屋で、ビールとお茶で乾杯。 おいしいビールとおいしい料理、そして楽しい会話。
焼き鳥、ナチョス、タコマリネなどなど。 極めつけは、鳴門金時(サツマイモ)を使ったピザ。 これが旨い!
『今日はありがとうございました。 本当に来て良かったですよ。 明日は天候を見て、カヤックを漕ぐか、自転車を貸してもらうか、また相談させてください』
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冬の一日を堪能した『島田島一周ツーリング』 仲間との再会。 良い雰囲気の居酒屋での、おいしい料理と楽しい会話。
2009年のシーカヤック漕ぎ初めとなった鳴門遠征。 いやあ、来て良かった!
さて、明日はどんな一日が待っているのだろうか?