2011年7月7日(木) この夏は変則休日になる私にとって、木金は週末である。 ボーナスも出た事だし、長くて辛い引き蘢り生活を支えてくれた妻と二人で、久し振りのドライブ旅行。
目指すは、私の大のお気に入りのエリアである、しまなみの上島町。 この5月に完成したフェスパに泊まろうという計画である。
今回は、妻には申し訳ないが、ロードスターでのオープンドライブではなくアテンザワゴン。 『ドライブじゃが、せっかく島に行くんじゃけん、わしはちょびっとシーカヤックも漕がせてもらうわ』
という訳で、ウィルダネスシステムズのケープホーンを積んだアテンザワゴンは、雨の国道を東に向けてスタートした。
***
フェスパのチェックインは15時なので、それまでたっぷり時間がある。 『時間もあるし、尾道に寄って行こうか』
久し振りに朱華園のラーメンを、というプランもあったのだが、調べてみると木曜日は定休日。 うーん、どうしよう?
『そうや、ええ店がある。 そこでランチを食べようや』
『あかとら』
以前、尾道に泊まった夜に飲みに来て、お気に入りになった一店。 静かできれいな、落ち着ける雰囲気のお店である。
俺は海鮮丼、妻は天丼を注文。 この海鮮丼が、美味いのなんのって、それは絶品であった。
天丼も揚げたてサクサクの天婦羅がたっぷりで、これまたおいしい。
うん、やっぱり『あかとら』はいいな。 最高や。 また今度、しまなみに漕ぎに来て、尾道に泊まって飲みにこよう!
***
『ごちそうさまでした』
さあて、『せっかくやから、デザートいこか』
尾道といえば、これまたお気に入りの『こもん』 ここのワッフルが久し振りに食べたくなった。
尾道の商店街が定休日となる木曜日で、しかも雨が降っているせいか、こもんの客は私たち二人だけ。 貸し切り状態で、ゆっくりとワッフルを食べ、コーヒーを楽しんだ。
『これで、朱華園のラーメン食べたら、尾道フルコースなんやけどなあ』 『さすがに、もうお腹一杯』 『ほな、またにしよか。 じゃあ、弓削へ行くで』
***
尾道から小さなフェリーで向島に渡り、因島から再びフェリーで生名島へ。
生名島行きのフェリーでは、常連の証、回数券での支払いである。
『お、なんや雨が上がってきたな。 これなら今日も漕げるんやないか。 ちょっとクルマで待っとってくれるか』
そそくさと着替え、シーカヤックを浜に下ろし、安全装備だけを積み込んで、海に漕ぎ出した。
弓削島から漕ぎ出すのは久し振りである。 雨も上がってきて、静かな凪の瀬戸内を快適なパドリング。
靄の向こうに見えるのは、豊島、高井神島、そして魚島。
弓削の南岸まで行き、Uターンして、海水浴場まで戻ってきた。 眼の前には、今日お世話になるフェスパ。
***
シーカヤックをカートップし、着替えると、すぐ上にあるフェスパへ。 さて、どんな部屋なのだろうか。 楽しみだ。
今日予約したのは、201号室。 フェスパで最も高い、スーパースィートである。
『ボーナスも出ることやし、ここなら高い言うても知れとる。 せっかくやから、一番ええ部屋にしようや』 ということで、予約していたのだ。
部屋は広く、和室も備えたオーシャンビュー。 外にはなんと専用のジャグジーもある。
『おー、ここはええなあ。 わしらじゃ高級ホテルのスィートは無理じゃけど、ここなら、普段は浜でキャンプしたり、民宿や安い温泉宿でも満足している貧乏人のスィートとしては充分じゃ。 ほんま、快適やのお』
***
まずは、フェスパのお風呂に入り、今日一日の疲れと、シーカヤックの潮を流す。
部屋に戻り、妻が戻ってくるまで、冷えたビールをグビリ。
テラスから夕日を眺める至福の一時。 『さて、そろそろ晩ごはんを食べに行くか』
レストランでの夕食を終え、部屋に戻る。
乾杯。
お酒を飲み、ジャグジーをゆっくり楽しむ。 夜の海と空を眺め、お酒を飲む。
『え、なんだって。 今日は七夕? 全く忘れとったわ』 残念ながら曇り空で星は少ししか見えないが、うん、これはなかなか良い七夕の夜じゃないか。
***
2011年7月8日(金) 朝起きると、靄の瀬戸内海。 5時半。 『ちょっと漕いでくるけん』
クルマを生名島まで走らせ、いつものキャンプ場の浜へ。
朝靄で幻想的な景色である。 『じゃあ、朝の散歩を楽しむか』
鶴島、亀島、龍神様、そして平内島。 おなじみの朝のお散歩コースをゆったりとしたペースで楽しむ。 『やっぱ海は気持ちええなあ』
約1時間ほどのツーリングを終え、シーカヤックと道具を洗い、着替えてフェスパに戻る。
***
風呂で潮抜きをし、朝食へ。
食後は、ゆっくりと休憩した後、再びジャグジーにお湯を満たし、部屋での朝風呂をゆっくり堪能。
体が熱くなってきたら、テラスのチェアに寝転んで体を冷やす。 なんとも快適な朝である。
9時半。 フェスパをチェックアウト。 『お世話になりました』
生名島からフェリーで因島へ。
因島から向島、そこからフェリーで尾道へ。
11時前には、朱華園へ到着。
昨日食べ損ねた中華そばをいただいて、尾道フルコースを完結した。
***
それにしても、フェスパの201号室は気に入った。 リーズナブルな料金で、あれだけゆったりとした優雅な気分に浸る事が出来るのだ。
妻も満足して喜んでくれたようだ。 よかったなあ。 今度はぜひ、連泊してみたいものだ。
しまなみ上島町の『なんちゃって観光大使』を自認する私にとって、また一つお気に入りのスポットが増えた。
3連ちゃんの海漕ぎで前半は空白となっていた2011年もようやく13漕ぎ目となり、海旅も良いペースになって巻き返してきたし、またまた最高の休日であった!
目指すは、私の大のお気に入りのエリアである、しまなみの上島町。 この5月に完成したフェスパに泊まろうという計画である。
今回は、妻には申し訳ないが、ロードスターでのオープンドライブではなくアテンザワゴン。 『ドライブじゃが、せっかく島に行くんじゃけん、わしはちょびっとシーカヤックも漕がせてもらうわ』
という訳で、ウィルダネスシステムズのケープホーンを積んだアテンザワゴンは、雨の国道を東に向けてスタートした。
***
フェスパのチェックインは15時なので、それまでたっぷり時間がある。 『時間もあるし、尾道に寄って行こうか』
久し振りに朱華園のラーメンを、というプランもあったのだが、調べてみると木曜日は定休日。 うーん、どうしよう?
『そうや、ええ店がある。 そこでランチを食べようや』
『あかとら』
以前、尾道に泊まった夜に飲みに来て、お気に入りになった一店。 静かできれいな、落ち着ける雰囲気のお店である。
俺は海鮮丼、妻は天丼を注文。 この海鮮丼が、美味いのなんのって、それは絶品であった。
天丼も揚げたてサクサクの天婦羅がたっぷりで、これまたおいしい。
うん、やっぱり『あかとら』はいいな。 最高や。 また今度、しまなみに漕ぎに来て、尾道に泊まって飲みにこよう!
***
『ごちそうさまでした』
さあて、『せっかくやから、デザートいこか』
尾道といえば、これまたお気に入りの『こもん』 ここのワッフルが久し振りに食べたくなった。
尾道の商店街が定休日となる木曜日で、しかも雨が降っているせいか、こもんの客は私たち二人だけ。 貸し切り状態で、ゆっくりとワッフルを食べ、コーヒーを楽しんだ。
『これで、朱華園のラーメン食べたら、尾道フルコースなんやけどなあ』 『さすがに、もうお腹一杯』 『ほな、またにしよか。 じゃあ、弓削へ行くで』
***
尾道から小さなフェリーで向島に渡り、因島から再びフェリーで生名島へ。
生名島行きのフェリーでは、常連の証、回数券での支払いである。
『お、なんや雨が上がってきたな。 これなら今日も漕げるんやないか。 ちょっとクルマで待っとってくれるか』
そそくさと着替え、シーカヤックを浜に下ろし、安全装備だけを積み込んで、海に漕ぎ出した。
弓削島から漕ぎ出すのは久し振りである。 雨も上がってきて、静かな凪の瀬戸内を快適なパドリング。
靄の向こうに見えるのは、豊島、高井神島、そして魚島。
弓削の南岸まで行き、Uターンして、海水浴場まで戻ってきた。 眼の前には、今日お世話になるフェスパ。
***
シーカヤックをカートップし、着替えると、すぐ上にあるフェスパへ。 さて、どんな部屋なのだろうか。 楽しみだ。
今日予約したのは、201号室。 フェスパで最も高い、スーパースィートである。
『ボーナスも出ることやし、ここなら高い言うても知れとる。 せっかくやから、一番ええ部屋にしようや』 ということで、予約していたのだ。
部屋は広く、和室も備えたオーシャンビュー。 外にはなんと専用のジャグジーもある。
『おー、ここはええなあ。 わしらじゃ高級ホテルのスィートは無理じゃけど、ここなら、普段は浜でキャンプしたり、民宿や安い温泉宿でも満足している貧乏人のスィートとしては充分じゃ。 ほんま、快適やのお』
***
まずは、フェスパのお風呂に入り、今日一日の疲れと、シーカヤックの潮を流す。
部屋に戻り、妻が戻ってくるまで、冷えたビールをグビリ。
テラスから夕日を眺める至福の一時。 『さて、そろそろ晩ごはんを食べに行くか』
レストランでの夕食を終え、部屋に戻る。
乾杯。
お酒を飲み、ジャグジーをゆっくり楽しむ。 夜の海と空を眺め、お酒を飲む。
『え、なんだって。 今日は七夕? 全く忘れとったわ』 残念ながら曇り空で星は少ししか見えないが、うん、これはなかなか良い七夕の夜じゃないか。
***
2011年7月8日(金) 朝起きると、靄の瀬戸内海。 5時半。 『ちょっと漕いでくるけん』
クルマを生名島まで走らせ、いつものキャンプ場の浜へ。
朝靄で幻想的な景色である。 『じゃあ、朝の散歩を楽しむか』
鶴島、亀島、龍神様、そして平内島。 おなじみの朝のお散歩コースをゆったりとしたペースで楽しむ。 『やっぱ海は気持ちええなあ』
約1時間ほどのツーリングを終え、シーカヤックと道具を洗い、着替えてフェスパに戻る。
***
風呂で潮抜きをし、朝食へ。
食後は、ゆっくりと休憩した後、再びジャグジーにお湯を満たし、部屋での朝風呂をゆっくり堪能。
体が熱くなってきたら、テラスのチェアに寝転んで体を冷やす。 なんとも快適な朝である。
9時半。 フェスパをチェックアウト。 『お世話になりました』
生名島からフェリーで因島へ。
因島から向島、そこからフェリーで尾道へ。
11時前には、朱華園へ到着。
昨日食べ損ねた中華そばをいただいて、尾道フルコースを完結した。
***
それにしても、フェスパの201号室は気に入った。 リーズナブルな料金で、あれだけゆったりとした優雅な気分に浸る事が出来るのだ。
妻も満足して喜んでくれたようだ。 よかったなあ。 今度はぜひ、連泊してみたいものだ。
しまなみ上島町の『なんちゃって観光大使』を自認する私にとって、また一つお気に入りのスポットが増えた。
3連ちゃんの海漕ぎで前半は空白となっていた2011年もようやく13漕ぎ目となり、海旅も良いペースになって巻き返してきたし、またまた最高の休日であった!