Urayasu-480

長年にわたり与党の座を堅持し、その一員たる国会議員として「活躍」するために、どのような資質が必要なのか考えてみた。｜いろいろな資質が必要であろうが、まずもって重要なのは、厚顔無恥であることではないか。｜一度、与党議員になったら、神経がか細くてはとてもやっていけない。一々、胃痛になってたら務まらない。厚かましさがないとダメ。疲れたら国会で寝ればいい。国会中継しないように広報テレビ局に言いつけてあるからバレないって。恥の意識なんて邪魔でしかない。良心の呵責を抱くなど以ての外だ。野党はもちろん、いわゆるサヨクや一部メディアからの批判など日常茶飯事だ。そんな声にはビクともしない鋼の厚顔無恥師でなければ、政治の荒波のなかを生き残ってはゆけないぞ。｜次に、自然体でウソを吐き通し、たとえ咎められても平常心を保ち、微笑んでいられること。そういうことにまだ不慣れな若手議員は、政府や党の要職を務める海千山千の諸先輩方のボロの出ない嘘の上塗り法、新聞記者、マスコミへのドスの効かせ方、言い訳・誤魔化しテク、巧みなお茶の濁し方や熟練の隠蔽錬金術を大いに参照すべきだ。生きた教材が多すぎて戸惑うだろうが、まずは派閥の長（おさ）の背中を見て盗めばよい。おいおーい、まさか国民の声に真摯に耳を傾けるなんて、青臭いこと本気で考えてるんじゃあるまいな？党利党略、選挙時の票田、なりふり構わぬ組織票集めが最優先に決まってるだろ。宗教団体の無償サポートと彼らの固い動員票があってこその議員だろうが。そんなことはこれまでの輝かしい党史を押さえていれば明らかで、贅言不要だ。｜以上が、政治のズブの素人でもわかるような基本の基。掘り下げが浅すぎ、政治の世界は（元アイドルで務まるような）綺麗事が通用する世界じゃない、もっと薄汚い、自殺者も複数出てるんだぞ等の厳しいご指摘については、勉強不足ということで何とぞご海容のほどを。どの程度、闇が深いのかさらに関連のニュースや書籍に目を通します。｜｜泰然自若として大ウソを吐く公人や組織に関する情報は根気強く幅広く収集し、批判すべきは批判し、拒否できる時が来たらハッキリNOを突き付ける。自分の心身を守るために。｜日常生活レベルでは、ウソを吐く心配のない信頼できる人を中心に付き合い、程よい距離を保ちながら落ち着いた関係を維持する。万が一にも、旧統一教会がらみの政治家達と似たような大ウソツキ、あるいは小ウソツキが交友圏に現れたら、断固として遠ざけ、自らもサッと遠のく。自分の心身を守るために。｜日常で出くわす悪意あるウソは嫌悪すべき無用物である。しかしだからと言って、友人のウソは許せないが、政治家のウソなら許せる、なんて発想にはならない。当然ながら、友人は国民の税金で食ってない。それどころか、ウソつき議員達の高給を維持するためにせっせと納税している点、ウソはない。真正直である。両者では、ウソのスケールも社会的影響力も全く違う。｜「正直者が馬鹿を見る」ではなく、「正直者に価値を見る」のスタンスで人と付き合う。｜