録ってあった『「岸政彦とおはぎ」 - ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。』を観る。
動物に対する眼差し、人との向き合い方についての語りにグッと引き込まれる。
たった5分の番組なのに、含蓄に富み、精神の奥の方まで養分が行き渡る感じがした。
岸さんの言葉を聞いたり、その著書を読んでいると、いつも「部分と全体」「具体と抽象」というワードが思い浮かぶ。
具象-部分を、長年にわたり真摯に追及し続けていけば、これだけくっきりとした抽象ー全体が見えてくるものなのかと。
…あの小さな枕のような未読本も読まねば、という気分が一気に高まる。
※有料NHKの報道番組は相変わらず裏金統一自由党の広報宣伝局に徹している。
まず、この党をまともな政党として扱っている大前提からして信用ならない。
総裁選なんて所詮、コップの中の嵐。
また、立憲の総裁選を合わせて報じたからといって、「平等」や「客観報道」であるはずがない。
総裁が変わったからといって日本は変わらないどころか、さらに悪くなりそうだ。
「いや、でも変わるんじゃない?期待してみようよ」って健忘症ですか?
いままで何度も繰り返されてきた茶番劇だとは思わないのか。
いつまで煮え湯を飲まされ続ければ済むのか。
しかし、これこそが「報道の効果」というやつです。
サブリミナル効果などではなく、もっと露骨な。
無批判に総裁選ニュースを垂れ流すというのは、裏金&旧統一教会問題を筆頭に数々の悪行について意図的に曖昧にし、忘れさせようとしているわけで、とても罪深いと思う。
いつまで経っても幻想を見ている人のことを、「洗脳されている」という。
どこぞの北の国、またはどこぞの宗教団体の信者と変わらない。
信者は頑固なまでに目を醒まさない。
ただ、報道以外では上記のような素晴らしい番組が複数存在する。
それらの番組だけには視聴料を払う価値はある。
だけど、払うか払わないかについて、こちらに選択の自由がないのは明らかにおかしいよね。
ともかく、両者はまったく別の局というぐらい性質が異なっているところに注意したい。
BGB:『検証 政治とカネ』(上脇博之著、岩波書店、2024年)☞読みやすい!日本政治のおかれている現状が余すところなく網羅されている。これを読んでからNHKの報道番組を見てみるといい。裏金統一不自由党の総裁選ニュースなんて、一秒たりとも見るに値しないとわかる。人生の時間がもったいない。