眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

連絡網

2006-04-14 | 音楽
絆のひとつひとつが
 あまりにも美しく
  背筋が凍りつく

    どうして真夜中の波止場で
     男がサックスの練習をしていて
      どうしてその音色を聞き流しながら
       僕はウィスキーの小瓶に口をつけたのか?

     業

    僕らは曖昧なまま生活の一部に埋没する

   瞬間が永遠で無限だと
  ウィリアム・ブレイクが語りかけた

連絡網は緻密な打算
 在りもしない外国の住所に
  手紙を投函する

   しゃらん
    と鈴の音が聴こえ
     衣装に身を包んだ踊り手が
      まるで時間を切り取るかの様に手首を返してみせる

    明らかに
     彼女は舞台を世界の無限に変えた
      変容する時空間の再構築
     僕は暮らしを忘れ
      その所作に没頭した

       あるいは
        酒場のヴァイオリン弾き

         指が濡れると弾き違えるからと
          ぬるいワインをグラスに一杯

         画家のアトリエの粗雑なデッササン
          ステンドグラスの窓
           モデルになった十字架は

          連絡網は不可解極まりない

        いつでも連絡が取れるはずが
       いつしか
      忘却の彼方

     
       

  
コメント
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