宿題
2023-02-14 | 詩
その日生きていた呼吸たち
或るはずの意識
無音の優しさ
そうして
お昼寝の時間
黙って封印した筈の空想は
みんながおいしいごはんを食べれますように と
可笑しいね
そんな夢を見たんだ
あなたを最近よく思い出すんだ
愛用の鞄や
嬉しそうに見せる
論文の初稿や
そういえば
一緒に寝そべって
懐メロを唄ったのは
柔らかな記憶のお昼寝の時間
愛用のルーペは何処にしまったのだろう?
写真を眺めている
ねえ
僕にはいささか荷が重すぎやしないか?
でもねたぶんね
優しい笑顔を浮かべて
大丈夫、と云ってくれるんだろうね
いつもの様に
冬の空気がきりっとしたので
僕は珈琲を飲んだ
暖かなものに触れたくて
どうしてあなたのことばかり
奇妙に考えるのだろう?
お休みの昼寝の時間
ワインを一本空ける時間
仏壇のあなたのほうを垣間見る
その日生きてた呼吸たちが泳ぎ出し
僕は切なくてただ
虚ろな微笑みで毎日をやり過ごす
あなたなら
きっと解き明かした問題だ
「宿題」
弟がビール片手に呟いたのは
やはりいつかのお昼寝の時間
宿題なんだ
或るはずの意識
無音の優しさ
そうして
お昼寝の時間
黙って封印した筈の空想は
みんながおいしいごはんを食べれますように と
可笑しいね
そんな夢を見たんだ
あなたを最近よく思い出すんだ
愛用の鞄や
嬉しそうに見せる
論文の初稿や
そういえば
一緒に寝そべって
懐メロを唄ったのは
柔らかな記憶のお昼寝の時間
愛用のルーペは何処にしまったのだろう?
写真を眺めている
ねえ
僕にはいささか荷が重すぎやしないか?
でもねたぶんね
優しい笑顔を浮かべて
大丈夫、と云ってくれるんだろうね
いつもの様に
冬の空気がきりっとしたので
僕は珈琲を飲んだ
暖かなものに触れたくて
どうしてあなたのことばかり
奇妙に考えるのだろう?
お休みの昼寝の時間
ワインを一本空ける時間
仏壇のあなたのほうを垣間見る
その日生きてた呼吸たちが泳ぎ出し
僕は切なくてただ
虚ろな微笑みで毎日をやり過ごす
あなたなら
きっと解き明かした問題だ
「宿題」
弟がビール片手に呟いたのは
やはりいつかのお昼寝の時間
宿題なんだ