コロの妹として我が家にやってきてから、飼い主からもコロからも近所の方からも、とても可愛がられていたクロ。 みんなのアイドルで、毎日笑顔いっぱいで過ごしてきたクロ。ただ、ものすごくヤキモチ焼きで、小さなソンさん(以前飼っていたリチャードソンジリス)にさえヤキモチを焼き、慣れるのにかなりかかった。 なので、マロを迎えたときも慣れるのにある程度の覚悟はしていた。 しかし、マロを迎えて1週間ほどは、超がつくほとせの甘えん坊だったクロが、飼い主に寄りつかなくなった。食いしん坊なのに、マロを触った手からはオヤツを食べなくなった。
その時期を過ぎると、マロの様子を見に行くようになっていたが、とにかくマロはじっとしていない子で、ケージから出せばエンドレスで爆走しまくる。 おまけにギャンギャンよく吠える子だった。 ゆったりとしたシニア生活に嵐がやってきたようで、ストレスのたまったクロは血便をしたり血の混じった嘔吐をしたり、いったいどうなってしまうんだろうと思った。 体が大きくなると、マロはますますパワーアップ。 ただ、1歳過ぎてから、やっと少しずつおとなしくしている時間も出てきて、クロもマロが近くに来ることを許すようになっていた。
といっても仲良しというわけではなく、おとなしくしているならそばにいてもいいよという感じで。 そんなとき出会ったチャロ。 4頭目を迎えたのはいいけれど、一番心配したのはクロ。 またストレスがたまったらどうしようと思っていた。 が、チャロは来た当初、じ~っとして動かない子だったからか、そばにいても平気だった。(1/9)
ちょっと距離はあいているが、チャロが来たその日に、もうこんな写真も撮れていた。
しかし、おとなしかったチャロも我が家に慣れてくると、少しずつパピッコらしく元気に遊ぶようになってきた。お尻をぷりぷりふりながらクロを誘うよになったが、クロは見ているだけで相手をしない。
しつこく誘われるとイラッとして一喝。 叱られるとビックリしてベッドの下に潜り込み、なぜかいつも上向きでそ~っと様子をのぞいていたな。 (1/15)
チャロは一喝されると、しつこくしないので、クロもそれ以上は怒らない。 そして、その一喝でクロには一目置いている。 雷親父(クロは女の子だけど)、親分、そんな感じで見ているようで、コロに対するように甘えないし、マロとのように絡まないけど、上手にクロを誘って追いかけてもらったりする。
クロも1年間、超ハイパーまろっしーとの異名を持つマロと過ごしていたので、チャロ程度の追いかけっこなら大丈夫らしい。(2/)
オモチャで遊んでいるチャロを見ているクロ。 マロには、こういうのんびりしたところがなかったので、いつ襲いに来られるかと(マロはただ遊びたいだけなんだけど)、常に緊張していたんじゃないかと思う。 (3/30)
まだ自分で階段をおりられないチャロなので、クロが上がってくるのがとても嬉しい。 クロのことはちょっと怖いので、コロに対するように体をスリスリしたりなんてことは決してしないけど、おやぶ~んって感じでそばに行く。(4/13)
ひとりで爆走することはほとんどないが、たま~に爆走して「家の中では爆走しないでっ」とクロから一喝されると、小さかったときと同じように苺ベッドカバーの下にもぐって様子を見る。 クロも、まだそんなことするの?と呆れてるみたい。 (4/14)
マロが2階に来るとガウガウ言いながらコロを追いかけ回すので、それに対していつも怒っていたクロ。 が、今は2階にマロが来ても、チャロとドタバタしている分には怒ることもない。(4/16)
ちょっと怖いけど、遊んでくれるいい関係。
見た目も似てるふたり。
クロもチャロが来たことで、マロとの間にワンクッションできて静かな時間を持つことができるようになった。そして、3ワンだったときより穏やかになった。 チャロも、ダメなことはダメきちんと叱ってくれる怖い存在がいるのは幸せなことだと思う。 この先チャロに反抗期が来たときは、クロさん、ご指導よろしくっ。