昨日、【まろちゃん】とマロが2年ぶりに再会した。 実は今までブログには書かなかったのだが、まろちゃんとマロには運命のドラマがあった。 クロの見た目も性格も好きなので、3頭目を迎えるときはクロのブリーダーさんのところでと考えていた2年前の9月、柴のパピッコちゃんを見に行った。そのときは希望していた子(黒柴の女の子)がいなかったので、また連絡してほしいとお願いしてきた。そして2か月後、ご希望に合うような子がいますと連絡があったときにブリーダーさんのHPを見たら、マロの写真はアップしてなくてまろちゃんの写真があったため、まろちゃんをマロだと思い込んで会いに行った。
が、マロのことは我が家に連絡したためHPに写真を載せていなかっただけだということがわかり、写真で見たまろちゃんはマロではなかった。4頭いた黒柴のパピッコたちは、♂が2頭♀が2頭。おっとりとしていたまろちゃんと、元気いっぱいのマロは、それぞれ可愛い女の子だった。そのとき一緒にいた娘はまろちゃんを気に入り、まろちゃんの写真ばかり撮っていた。パパはマロを気に入り、私はどちらとも決められず迷っていた。ブリーダーさんは、どっちの子でもいいよと言われたが、迷いに迷って2頭とも?ということもチラリと思ったが、さすがに4頭飼いは無理だよねということで(結局のちに4頭飼いになるのだが)、ブリーダーさんが勧めてくれたマロをひとまず予約し、一晩考えて、他の方からの予約が入らなかったらまろちゃんにするというという選択をした。(写真左がまろちゃん、右がマロ)
翌日ブリーダーさんに電話をすると、まろちゃんには我が家が帰宅したあと、飼い主さんがすぐに決まったと言われ、マロが我が家に来ることに決定した。そのときは、「あの子(まろちゃん)とは赤い糸で結ばれていなかったんだな。あの子と赤い糸で結ばれた飼い主さんが優しい人だといいな」と思っていた。そして、マロはまだ耳もたれている頃だったので、しばらく日にちをおいてから迎えに行った。迎えたあとのことは、ブログを読んでいてくださっていた方はご存じだと思うが、興奮しやすく気性が激しいマロの育児は本当に大変に日々だった。(ご存じない方は→【① ② ③】)
そんなある日、まろちゃんの飼い主である玉ぴーさんから、マロちゃんは○○番の子ですか?というコメントが入った。マロがうちの子になったあと、HPにマロの写真が載り、その番号でコメントをくださったのだ。そして、ご自分のところで迎えられたワンちゃんが我が家が迷ったワンちゃんで、名前が偶然にもマロと同じまろちゃんであるということがわかった。 その後、まろちゃんブログを始められ、パピーのときに感じたようにおっとりと、そして可愛く成長してるまろちゃんの姿に萌え萌えしていた。
それに比べて、マロは日に日に手に負えなくなってきていて、私は本気噛みをされて流血したこともあり、マロなんて嫌いだ、まろちゃんにしておけばよかったと正直、心の中で何度も思っていた。子どもの頃から犬バカと思えるくらい大の犬好きだったが、先住犬たちともうまくいかないし、噛まれて怖いと思いだしたマロとの関係に、本当に悩んでいた私の心は病んでいたのかもしれない。きっと、そういう私の気持ちがマロにも伝わり、それが負の連鎖となって、その頃の私とマロの間には溝があったと思う。心の中の赤い糸は、いつ切れてもおかしくない状態だったかもしれない。そういう話をパパにすると、「どうしてそういうことを言うんだ」と言われ、「パパは仕事に行っていてマロのことを見ていないからのんきなこと言ってんだ」と、心の中で反発していた。
幼稚園に通わせたりいろいろ試行錯誤しているうち、縁あってチャロを迎え、その頃からマロも少しずつ落ち着き始めた。抱かれるのも嫌いで思い通りにならないと本気で怒って噛みつこうとしていた(←私に対してだけ)マロが、すぐに膝の上に乗ってきて甘えるようになり、私の心にもゆとりがでてきた。心にゆとりがでてくると、それがマロにも伝わるのかマロともいい関係が作れるようになってきた。 そうなるまでに、長い時間がかかりすぎたが。
先月あった柴友会で、玉ぴーさんご夫妻&まろちゃんにお会いすることになった。パピーだったまろちゃんは、サイズは小さいけれど立派なお姉さんに成長していた。玉ぴーさんとも、マロとまろちゃんとのいろいろについてお話をした。玉ぴーさんのおうちでは、ブリーダーさんの見学に行ったときご主人がまろちゃんに一目惚れして、お迎えすることは即決だったというお話も聞いた。我が家がもし、まろちゃんの方を予約していたら、それぞれが違った運命だっただろう。
おっとりまろちゃんが我が家に来ていたとしても、ヤキモチ焼きのクロのストレスはかわらなかっただろうし、まろちゃんはクロに怒られて萎縮する日々だったかもしれない。また、まろちゃんが来ていたら、チャロもうちに来ることもなかっただろう。そして、犬飼い初心者と言われていた玉ぴーさんのところに、いきなり気性の激しいマロが行っていたら育児が大変だったかもしれない。そう思うと、やっぱりふたりとも、それぞれの家に行くようにきっと最初から決まっていたのだ。ブログからも、まろちゃんがご家族からとても愛されて大切にされていることも感じていたし、玉ぴーさんご夫妻とも柴友会でお会いして、まろちゃんが優しい飼い主さんの所に迎えられて本当に良かったと思えた。
柴友会ではチャロを連れて行っていたので、まろちゃんとマロは会っていない。そんなふたりを一度対面させたくて、今回の浜名湖ガーデンパーク・デートが実現した。まろちゃんとマロは2年前、ブリーダーさんのところで一緒にいた時以来の再会。もちろんそんなこと、覚えていないふたりなのだが、ふだんとてもおっとりしているというまろちゃんが、マロにワンワン。それに反応してマロもガウガウ。その後もまろちゃん、マロを気に入っているのかいなとかわからないが、何度もマロを挑発(?)するような感じでムキッ顔をしマロも応戦。ふだんそういうことを全くすることがないらしく、玉ぴーさんは、そんな一面を見せていたまろちゃんの姿が嬉しかったとのこと。
やっと落ち着いたふたり。
ふたりは一緒に歩き、顔を見合わせながら一緒にチー。
18日がマロ、19日がまろちゃんの2歳のお誕生日だったので、一口サイズのミニケーキでお祝いすることにした。苺とチーズ。まろちゃんはチーズをチョイス。
マロちゃんは苺ねっ。 まろちゃん、美味しそうに食べてくれて良かった~。 私たちも、ここで持ってきたお弁当を食べる。
お昼をたべたあと歩き出すと、ちょうどクルーズ船が出発するところだったので乗ることにした。(お顔は隠してあるが、この写真の玉ぴーさんとまろちゃんが、なんかそっくりなの~)
数分間の船旅。 せっかくなので、隣同士で写真を撮ろうとしたら、それはどちらも拒否。柴的距離はいるらしい。
男の子と女の子のカップルみたいなふたり。 ふだんあまり歩かないらしいまろちゃんだが、昨日はマロと一緒に張り切ってズンズン歩いていた。
浜名湖ガーデンパークをでたあと、ハマ&ワンさんでお茶をしてから、またいつかの再会を約束してお別れすることに。
まろちゃんとマロは名前が同じ。誕生日は一日違い。(私と玉ぴーさんも誕生日が数日違い) ブログを通しての出会い。そして帰宅後にわかったことなのだが、お互いの血統書を比べてみたら、まろちゃんとマロは親は違うけれど、おばあちゃんが同じという親戚さんだった。まろちゃんは玉ぴーさんの家と、マロは我が家との赤い糸がつながっていただけでなく、まろちゃんとマロも親戚さんという赤い糸で繋がれていたのだ。奇跡の運命のふたりが、どうかこの先もそれぞれの場所で、元気で楽しく幸せな毎日を過ごしていけますように。玉ぴーさん&まろちゃん、また一緒に遊んでね。