先週は義父の具合が良くなかったが、また落ち着いてきたので、書きたかったコロのこと(お散歩距離が一気に伸びたこと)を今週は綴ろうと思う。以前からこのブログを読んでくださっている方は、過去のことをよくご存じなので今日の記事は流してくださいね。(写真は2枚とも初公開のものです)
コロは、我が家に来てから初めてのお散歩の時、暴走族と出会ってしまった。あまりの恐怖に、脱糞しながら自宅に帰ろうと必死になり、お外が嫌いな犬になった。
それでも少しずつ散歩に連れ出してはいたが、トラックや大きな音のする車が通ったときに、信じられないようなことなのだが気絶するようになった。すぐに意識は戻るのだが、恐怖からなのか、本当にふわ~っと倒れてしまうのだ。獣医さんに相談した結果、家の中で自由に歩いたり走ったりしているならば運動はできているので、無理にお散歩しない方がいいということで、お散歩をしない犬となっていった。(4ヶ月の頃のコロ。門の前にいるだけでシッポがダラダラ)
せめて家の周りだけでもと思っても、私がリードを持つのを見たとたんにシートに走り、オシッコもウン○もすませ、お仕事はしたから外に連れ出さないでと逃げ回るコロ。(この行動は、最近になってやっとあまりしなくなってきたが、どうしても外に行きたくない時は7歳過ぎてもやっている) リードを見ただけで、オシッコもウン○も出せるほど外に行きたくないって、どれだけお外が恐いのか。
私は子供の頃から犬のいる生活をしていたのだが、どの子たちもみんなお散歩好きだったので、犬というのはお散歩好きが当たり前と思っていた。なので、家の中で安心して過ごしているコロを見ていると、それはそれでいいけれど、お外は恐いだけじゃなく、楽しいこともいっぱいあるって思って欲しかった。
そんなとき、電話帳で“どんな問題行動のある子でも大丈夫"というようなことが書かれていたしつけ教室をみつけ、連れて行ったこともあった。(当時はパソコンを触ったこともなかったので、ネットでしつけ教室を調べることはなかった) が、そこの見学に行ったとき、体が飛ぶほどリードを引っ張られて、しつけされていた子の様子を見て、なんだか悲しくなってその教室をあとにした。その子がどんな問題行動のあった子なのかわからないし、場合によってはそのくらいの指導が必要なのかもしれないが、もし自分の見ていないところで、コロがそんなふうにされていたらと想像するだけで気分が悪くなりそうだった。そして、別に散歩なんかできなくていいし…とまた思えてしまう私だった。
そんなとき、たまたま車でそんなに遠くない距離の所に、ドッグランかあることを知った。広いのにすいていて、他のワンズと出あうこともほとんどなかったので、コロも安心して遊べた。コロが外で楽しめるならと、大金ではあったが5年間(3年間だったかもしれない)パスポートを買った。なのに、暑い間しばらく行かなくて、涼しくなった頃に行ってみたら閉鎖されていた。一度だけそのランから、またご連絡しますとの手紙が届いたが二度と連絡は来ず、数回行っただけなのにお金も戻ってこなかった。
その後もお散歩嫌いは続いていたが、時々外に連れだしていたコロに“てんかん"の発作が起きるようになった。もしかしたら、無理させていたのも原因の1つなのかもしれないと思えてきた。なので、よけいに外に行かなくなった。が、ある日パパが、もう一頭いれば、もしかしたらコロも一緒に歩けるようになるかもしれないと言い出し、私もその言葉を聞いて多頭飼いを考えた。 子供の頃に多頭飼いしていた時もあったのに、なぜかコロの他にもう一頭ということは全く頭になかったのだが、すぐに迎えてみたいと思った。と言っても、その直後くらいにクロが我が家の子になったとき、コロはすでに1歳9ヶ月になっていた。
が、クロを迎えてみて、『一緒にお外へ』の前に問題が起きた。今でこそ、本当の姉妹以上の絆で結ばれいてるんじゃないかと思うほど仲の良いふたりだが、多頭飼いして良かったのかと悩むほど、一緒にさせるのが難しかった。気の強いクロは、先住犬コロに対しても自分が一番!みたいな感じで威張っていたし、コロはコロで、突然現れた元気印の暴れん坊にどう接していいのかわからない感じだった。
つづく