以前に比べると、物が壊れることが少なくなってきたなぁと思っていたのだが、やっぱり破壊王は健在だった。下から2階に上がってきて、部屋をのぞくとやっている
。

クロが綿をひっぱり出しているのは、イチゴのヘタ。イチゴの壺型ベッドの上に、マジックテープでついていたへタだ。寒い間は壺型にしてあったが、今はへタを取り外し、普通のベッドになっている。そのへタを破壊しているのだ。

クロは移動しながら綿をひっぱりだすので、部屋中に広がっている。それをみつめるコロ。

「あたしがやったんじゃないもんね~」 ポリポリ…

「ねぇコロちゃん、今日は母の日だから、後でおばあちゃんに来てもらおうかと思うんだけど、こんな部屋じゃだめだよね」

「クロちゃん、ちらかしちゃだめだよ。とぅりゃ~っ」 ドテッ

「やだ~っ、もっと遊ぶ~っ」 ジタバタ

コロがクロを追いかけ回し始めた間に、綿をひろい詰め直しているといると、また破壊王がやってきた。
「それ、ちょうだいっ」

「もっと遊びたい~」
「ふぅ、心ゆくまで遊ばせるとしようか」


クロが綿をひっぱり出しているのは、イチゴのヘタ。イチゴの壺型ベッドの上に、マジックテープでついていたへタだ。寒い間は壺型にしてあったが、今はへタを取り外し、普通のベッドになっている。そのへタを破壊しているのだ。

クロは移動しながら綿をひっぱりだすので、部屋中に広がっている。それをみつめるコロ。









コロがクロを追いかけ回し始めた間に、綿をひろい詰め直しているといると、また破壊王がやってきた。




