柴犬多頭飼い コクマチャどん

コロクロ日記で07年に開設したブログ。15年から『コクマチャ日記』、さらに24年から『コクマチャどん』になりました。

はじめてのお泊まり旅行へ…

2013-10-08 08:06:20 | 歩けない犬から歩ける犬へ

初めてのお散歩で暴走族にあい、お外が怖い超ビビリ犬になってしまったコロ。 無理に連れ出したとき、大きな車が横を通ったりすると気絶するようにまでなってしったので、お散歩をあまりしなくなった。すると、ますます外(車・人・いろいろな音)での適応能力に欠けてきてしまった。 そんなコロに一緒に外を歩いてくれる仲間をと思い、クロを迎えた。

パニックになったり…を繰り返しつつも、クロが来たことで少しずつ外を歩けるようになり、場所や曜日を選びながらではあるが、ここ1~2年で、カートを利用しながら一緒にいろんなところに出かけることができるようになってきた。絶対に外に行きたくないと、リードを見ては逃げ回っていたコロが、近所をお散歩できるようになったときは、涙が出そうなくらい嬉しかった。コロが外を歩けることだけで感動だった。

いろいろなところにだんだん行けるようになってはきているが、相変わらず、ちょっとした音に腰が抜けそうになったり、今でも苦手な音が聞こえるとパニックになることがある。なので、ワン連れでのお泊まり旅行は私の夢ではあるけれど、さすがにそれをかなえることは無理だろうと思っていた。絶対にかなえられない夢…。でもでもっ

ついにコロ、8歳7ヶ月にして、初のお泊まり旅行に行くことに決定。いや、お泊まり旅行はコロだけでなくクロも初体験なのだが。四十九日が終わったので、娘からの誕生日プレゼントがワンとの旅。土日の旅行では人も多いだろうということで、仕事のあるパパは不参加。金・土と連休の娘が同行。(日曜の出勤は早番なので、土曜は早めに帰る予定だが)

行き先は鳥羽方面が良かったのだが、伊勢神宮が盛り上がっているので、その流れで鳥羽も混むかなと思いあきらめる。 長野や岐阜の高原はワン連れでも遊べるところがいろいろあるが、土曜は人が多そう。 いろいろ考え、ある場所に決めた。 ちょっと遠いので、長時間の移動にコロが耐えられるかが心配ではあるが、休憩しながらゆっくり行こう。 コロが大好きな海が目の前にあるホテルだから、喜んでくれるかな。今現在の予報では、そこは金曜は雨らしい。旅行に行くたび、雨予報を覆してきたワタクシ。今回も晴れ女パワーを発揮できるといいのだが

ワン連れのお泊まり旅行を経験されている方におたずねします。 ワン連れ旅行で気をつけなければいけないことや、絶対に持って行った方がいいよというものがあれば、教えてくださいませ~。 旅行中、しっぽクルンのこんな笑顔でいてくれるといいな。

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震え上がる出来事が…  でも、なんとか大丈夫かも

2013-01-22 08:50:03 | 歩けない犬から歩ける犬へ

今年に入ってからずっと、順調にお散歩を続けているコロ。横断歩道で信号待ちをしている時はブルブルしてしまうが、歩いているときは大型車や大きな音のバイク以外の車には、ほとんど反応しなくなった。ただ、お散歩中にたまに聞こえてくるカンカン・パンパンなど何かを打ったりするような断続的な音、自転車、知らない人(特に複数の人)、子供の声など苦手なものはまだまだあるのだが。

昨日は朝からバタバタしていたので、お散歩が夕方になった。歩くようになっても、クロに比べてコロの爪は伸びやすいようなので、お散歩がてら爪切りに行く。待ってる間、クロはお店のワンズとご挨拶。

爪切りがすんで出てきたコロ。お店を出た後もしっぽフリフリ。 が、この後コロを震え上がらせることが…。前方から自転車に乗ったおじさんの姿が見えたので、歩道の植木の間にコロたちを隠れさせた。ところが、何かイライラしていたことの八つ当たりなのか、犬嫌いなのか、コロたちを隠れさせたことが気に入らなかったのか原因はわからないが、わざわざすれ違いざまに、道路にパ~ンと持っていた傘(夜から雨の予報が出ていたからか長い傘を自転車のカゴに引っかけていた)を打ち付けてそのまま通り過ぎていった。何が起きたのか一瞬わからなかったが、コロは当然のようにパニックになり、ヒンヒンなきだし爆走し始めた。

 

びびりながら猛スピードで家に向かっていたとき、大好きなラウ君ママとラウ君に会う。さっきの恐怖を忘れたのか大喜びのコロ。お散歩に出発するところだったので、帰りに遊びに来てもらうことにしてお別れする。

家についても、コロはラウ君に会えてご機嫌になったテンションが続いていたのでそのまま少し庭で走らせることにした。

 

自転車おじさんの恐怖を忘れているようでホッとした。 ラウ君に会えてなかったら、怖い思いを引きずったまま家に戻り、もしかしたらまたお外嫌いが始まっていたかも…「ラウ君はいっぱい歩いてくるから、おうちの中で待ってよう」

ラウ君がお散歩を終え庭にきてくれた時間が5時半くらいだったので、薄暗くてピントが合わず、まともな写真が一枚もなかったが、大歓迎だったコロ。ラウ君もノリノリで一緒にボール遊び。楽しそうに遊べて良かったぁ。(クロはお庭に来るには吠えるので家の中) 

今日は今のところしっかり雨が降ってるのでお外に出れないけど、雨がやんだら昨日のことほ引きずらず元気にお散歩に行けるといいな。それにしても、7年かかってやっとお散歩ができるようになってきたのに、もし昨日のことが原因でまた歩けなくなったら、いったいどうしてくれるんだと叫びたくなる。たぶん、自転車や知らない人がますます嫌いになったことは間違いないだろうな。

追記  【花まる】に今日も元気に歩けた写真載せました。ホッ

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コロ 初の長距離散歩 後編

2012-12-20 08:57:36 | 歩けない犬から歩ける犬へ

カフェを出て、車の少ない道を選びながらも時々は腰を抜かしつつ歩くコロ。 森の中に入ったときは、元気いっぱいでシッポも上がるが…

 

再び道路に出るとシッポが下がる。 シッポで心の状態がホントによくわかるなぁ。

そして、とうとう着いた動植物園前。こんなところまで歩けるなんて、今年に入ってからも想像してなかった。奇跡としか思えない。(動物園から植物園に向かうモノレールの音に、シッポは足の間に収納されてしまったが)

動物園前で記念撮影。緊張しているコロはなかなかカメラ目線になってくれない。記念写真なのに、クロは大あくび

「さぁ、帰ろうか」 「コロちゃん、こんなに歩けちゃったなんてすごいよ」

家についてホッとして、またシッポがクルン

今まで7年半近くは、歩いたとしても往復で15分程度の短距離散歩のコロだった。しかも決まった道しか歩こうとせず、横断歩道など見ただけで鳴きながらUターンしていた日々。それが11月くらいからか、歩く距離が徐々に伸び、今まで歩いたことのない道もどんどん歩けるようになり、ついにこの記事の場所に行ったときは往復2時間(途中でカフェによっているが)。 

とうとう、車で公園まで連れて行かなくても、お散歩できる犬になったんだ  が、選挙の日に投票所に連れて行ったら、車も人も多くパニックになりそうだったし、最近は年末だからかお散歩途中で工事をしていたりお庭の剪定をされているところが多く、その音が車以上にとても恐いコロ。

やはり連れて行く曜日や場所のことはしっかり考え、再び歩けなくならないようにしたいと思う。泊まりの旅行なんて絶対に無理と思っていたけど、歩けるようになった奇跡があるのなら、お泊まりできる奇跡もあるかもしれない。夢をあきらめないで、一歩一歩進んでいこう。

                                    

今年も残すところ、あと10日ほどになってきました。クリスマスっていう楽しく待ち遠しい日もあるけれど、やらなきゃいけないこともいっぱい。なのに、今年はちっともやる気が出ず…。そろそろ気合いを入れなくちゃ。なかなか皆さんの所にもコメを残せてなくてごめんなさい。コロクロ日記も、あと何回書けるかな。(【花まる日記】は年末年始も更新予定で~す)

週末にはクリスマス寒波が来るようです。皆様、風邪などひかれませんように。

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7歳半にして、お散歩のできる犬になりつつある  最終回

2012-12-10 10:06:45 | 歩けない犬から歩ける犬へ

ビビリのコロに対して、いろんなことを試してきた。義母が生前、花で埋め尽くしていた花壇をなくし、芝生にして庭で遊べるようにした。(庭作りの過程はカテゴリーの中の『芝・柴物語』にあります)  【フラワーレメディ】が精神安定にいいらしいと聞いて購入したこともあった。コロには効果はなかったが。エアガンの音以来、子供の声とパンパンというような音に異常に反応してしまうので、獣医さんで精神安定剤のお薬をもらったが、これは副作用(→こちら)が出たので中止。ドッグトレーナーさんにも来ていただいた(→こちら)が、4歳半になっていたので、いろいろなものや音に対する恐怖心を取り除くのは、トレーニングでもなかなか難しいとのことだった。ただ、焦らず根気よく少しずつでもお散歩を続け、慣れさせるしかないと指導を受けた。

その後、お隣はお引っ越しされ、年配のご夫婦が入居されたため、BB弾の音の恐怖はなくなったが、お外嫌いはますますひどくなっていた。が、絶対に行きたくないとの意思表示がない限り、せっせと公園に連れて行った。ブログの写真は、少しでもコロの機嫌のいい顔をと思って載せていたが、実際には公園に行っても、ちょっとしたことでパニックになることもあった。パニックとまではいかなくても、怖がってしまいすぐに帰るということもよくあったが、それでも土日以外は、なるべくコロも連れだしていた。

数年前の私の誕生祝いに、娘にコロ用カートを買ってもらい歩けないと思えるような場所ではコロを乗せてお出かけもしたが、カートの中でも、恐すぎてキャンキャンいいながらウン○が出てしまったこともあった。

が、この夏の川遊びでコロに転機かきた。今までコロは、車で出かけるとき40分くらいたつとヒンヒンキャンキャン言いだし、長くても1時間が限度という感じだったのだが、ブログのお友達に教えていただいた川で、どうしても遊ばせたかった。自宅からだと1時間半。コロの車で我慢できる時間を超えている。どうする?やっぱり行こう!! 娘が休みの日に一緒に行ってもらい連れて行くことにした。どうなることかと心配したが、ここがコロが大好きな場所となって、その後何度か出かけた。

その川で遊んで以来、長めに車に乗っても大丈夫になった。真夏は暑すぎるので早朝や夜のお散歩だけにしたが、夜のお散歩はコロも毎日ついて行くようになった。そして、今までなかなか渡ろうとしなかった横断歩道を渡るようになり、一気にお散歩距離が伸びた。日中も、車の少ない道を選び、狭い道で車とすれ違うときは、脇道に入るようにして、だんだん遠くまで歩けるようになってきた。車で公園まで行かなくても、お散歩の出来る犬になってきたのだ。(コロも、びみょ~にシッポが上がっている)

人の集まるクリスマス前のイルミ見物も、去年まではクロしか連れて行かなかったが、今年はコロも一緒に出かけている。といっても、やはり人の多いところは恐いし、近所のお散歩でも、相変わらずちょっとしたことで腰が抜けているしビクビクもしている。無理をさせると、あっという間にまた、お散歩拒否犬に戻ることも充分あり得る。

でも、確実に成長したコロ。ここに来るまでに、7歳半という年齢になってしまったけど、元気なうちに今までクロだけが見てきたものをもっともっと見せたいし、コロにもいろんな体験をさせてあげたい。私はついつい焦ったり無理をさせがちなので、コロの様子をしっかり見ながら、『365歩のマーチ』みたいに、一日一歩三日で三歩、三歩進んで二歩下がるくらいの気持ちでいかなくちゃね。 

         長々と読んでくださった皆様、ありがと~

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7歳半にして、お散歩のできる犬になりつつある 3

2012-12-07 09:16:54 | 歩けない犬から歩ける犬へ

クロが来てからのコロは、近所のほんの短い距離をたまにお散歩することと、車で連れて行く広い公園内を歩くようになっていった。 その他に、たまにドッグランにも行ったが、ある日ランにあったプールで突然スイスイ泳ぎだした。え?泳げるの?と新しい発見をしたあとは、時々海に連れて行くようになった。

いつもブログを見てくださっている皆さんはもうご存じのように、真冬でも泳ぎ出すほど海が大好きなコロ。 人の来ない季節に連れて行くことにしているので、海ではいつも本当に楽しそうにのびのびと遊んでいる。(↓真冬の海でも平気で泳ぐ)

が、お散歩中のコロといえば、たとえ人の少ない公園内を歩いていたとしても、へっぴり腰で足はガクガク、何度も振り返りつつキョロキョロし、耳はクルクル回して小さな音も聞き逃さないようにしている感じ。 とにかく挙動不審歩きのようにしか見えない。そんなコロと、元気よくご機嫌で歩いているクロを連れていると、声をかけてくれる人のほとんどがクロのことだけ可愛いと言われる。当然だと思う。声を掛けようと近づいてこられるだけで、コロにとっては恐怖でおびえまくるから。

なので、クロだけ可愛いと言われるのはしかたのないことだと思いつつ、ひどい言葉をあびせられたことも。ビクビクしすぎて目がつり上がっているようなコロに、「おそがい(恐いとか恐ろしいという意味)犬だね」と言われたり、それだけならまだしも、以前ブログにも書いたが、自転車にびびるコロに、自転車で近づいてきたおじさんから「柴犬として失格。ろくな犬じゃない。捨てて飼い直した方がいい」とまで言われたことも。悔しくて悲しくて、この時のことは、たぶん一生忘れない。(自転車がこちらに向かってくるのが遠くに見え、ブルブル震えだし固まったコロ)

 

しかし、それほどまでに外にいる時のコロはビビリまくりだった。 過去記事を読んでみても、たまに楽しそうに歩けたといっては喜び、パニックになったといっては悩み…の繰り返し。そんな中、家の中にいてもパニックを起こす事態が発生。今はもうお引っ越しされたのだが、3年前、隣に住んでいた小学生の少年が友達と庭でエアガンでよく遊んでいる時があった。我が家の庭にも、BB弾が飛んできて落ちていたが、そのパンパンいう音と子供たちの声が恐くて、家の中でも鳴きながらがら走り回り大変だった。

遊びが終わりパンパンという音がしなくなっても、2時間くらい震えがとまらないコロ。以前は、家の中にいれば小学生の登下校時の声に無関心だったのに、家の中にいても敏感に反応するようになってしまった。と、同時にまたまたお外嫌いが激しくなった。

                  つづく

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7歳半にして、お散歩のできる犬になりつつある 2

2012-12-05 09:13:08 | 歩けない犬から歩ける犬へ

多頭飼いすることで、一緒にお散歩できるようになればと迎えたクロ。ところが、1ヶ月たっても仲良くできず、またまた電話帳でみつけたしつけ教室(前回見に行ったところとは、別のところ)に相談してみることにした。

自宅まで様子を見に来てくださった先生がふたりを見て、コロちゃんは、クロちゃんがここのうちの子になった赤ちゃんだってちゃんと解っているから大丈夫。なので近づかないようにさせるのではなくフリーにしてみて下さいと言われた。噛み合うんじゃないかと心配したが、フリーにしてみるとお互いにガウガウしながらも、きちんとルールを守っている(本気噛みをしていない)ということが解った。

コロの態度も、やんちゃな子供を親がいろいろ教えようとしているようにも見えた。その日以来、フリーで一緒にいる時間を伸ばしたら、あっという間に仲良くなったふたり。いよいよ、一緒にお散歩の道も開けるのかと思った。

が、現実は甘くない。あれだけお外を恐っているコロが、仲間(クロ)ができたからといって、いきなりお散歩に同行するなどあり得なかった。お散歩好きなクロはどんどん外に行きたがっていたが、コロは相変わらずリードを見るとシートに走り仕事をすませ、お散歩拒否の態度を崩さない日々が続いた。

コロは長くお散歩しない犬だったためか、車以外でも恐い物が多く(人や犬、自転車、その他いろんな音に敏感)、外での適応能力に欠けている。 クロは、いろんなことに平気な子になったほしかったので、コロたちのことをみてくださったしつけ教室の先生のところに数ヶ月通った。しつけというより、犬友作りのために。その先生から、ブログを作ってみたらと薦められ、パソコンを触ったことのなかった私がブログを始めた。

といっても、なかなかパソコンを使いこなせず半年くらいは携帯から投稿していたのだが。そのブログを以前、誕生日やクリスマスの時、パパが本にしてプレゼントしてくれた。その一巻の目次で、コロを初めてクロとともに公園に連れて行ったときの記事を探すと、コロが2歳と1ヶ月になった頃だった。

その時は車で、人のほとんどいない公園まで連れて行ったのだが、シッポを足の間に隠しブルブル震えたり鳴いたりしていたらしい。その後、たまに近所のお散歩にも連れ出していたが(往復で10分程度)、↓こんな感じでパニックになることも多々あった。

その後もいろんな悩みや試練が待っていた。  

              つづく

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7歳半にして、お散歩のできる犬になりつつある 1

2012-12-03 09:37:50 | 歩けない犬から歩ける犬へ

先週は義父の具合が良くなかったが、また落ち着いてきたので、書きたかったコロのこと(お散歩距離が一気に伸びたこと)を今週は綴ろうと思う。以前からこのブログを読んでくださっている方は、過去のことをよくご存じなので今日の記事は流してくださいね。(写真は2枚とも初公開のものです)

コロは、我が家に来てから初めてのお散歩の時、暴走族と出会ってしまった。あまりの恐怖に、脱糞しながら自宅に帰ろうと必死になり、お外が嫌いな犬になった。

それでも少しずつ散歩に連れ出してはいたが、トラックや大きな音のする車が通ったときに、信じられないようなことなのだが気絶するようになった。すぐに意識は戻るのだが、恐怖からなのか、本当にふわ~っと倒れてしまうのだ。獣医さんに相談した結果、家の中で自由に歩いたり走ったりしているならば運動はできているので、無理にお散歩しない方がいいということで、お散歩をしない犬となっていった。(4ヶ月の頃のコロ。門の前にいるだけでシッポがダラダラ)

せめて家の周りだけでもと思っても、私がリードを持つのを見たとたんにシートに走り、オシッコもウン○もすませ、お仕事はしたから外に連れ出さないでと逃げ回るコロ。(この行動は、最近になってやっとあまりしなくなってきたが、どうしても外に行きたくない時は7歳過ぎてもやっている) リードを見ただけで、オシッコもウン○も出せるほど外に行きたくないって、どれだけお外が恐いのか。

私は子供の頃から犬のいる生活をしていたのだが、どの子たちもみんなお散歩好きだったので、犬というのはお散歩好きが当たり前と思っていた。なので、家の中で安心して過ごしているコロを見ていると、それはそれでいいけれど、お外は恐いだけじゃなく、楽しいこともいっぱいあるって思って欲しかった。

そんなとき、電話帳で“どんな問題行動のある子でも大丈夫"というようなことが書かれていたしつけ教室をみつけ、連れて行ったこともあった。(当時はパソコンを触ったこともなかったので、ネットでしつけ教室を調べることはなかった)  が、そこの見学に行ったとき、体が飛ぶほどリードを引っ張られて、しつけされていた子の様子を見て、なんだか悲しくなってその教室をあとにした。その子がどんな問題行動のあった子なのかわからないし、場合によってはそのくらいの指導が必要なのかもしれないが、もし自分の見ていないところで、コロがそんなふうにされていたらと想像するだけで気分が悪くなりそうだった。そして、別に散歩なんかできなくていいし…とまた思えてしまう私だった。

そんなとき、たまたま車でそんなに遠くない距離の所に、ドッグランかあることを知った。広いのにすいていて、他のワンズと出あうこともほとんどなかったので、コロも安心して遊べた。コロが外で楽しめるならと、大金ではあったが5年間(3年間だったかもしれない)パスポートを買った。なのに、暑い間しばらく行かなくて、涼しくなった頃に行ってみたら閉鎖されていた。一度だけそのランから、またご連絡しますとの手紙が届いたが二度と連絡は来ず、数回行っただけなのにお金も戻ってこなかった。

その後もお散歩嫌いは続いていたが、時々外に連れだしていたコロに“てんかん"の発作が起きるようになった。もしかしたら、無理させていたのも原因の1つなのかもしれないと思えてきた。なので、よけいに外に行かなくなった。が、ある日パパが、もう一頭いれば、もしかしたらコロも一緒に歩けるようになるかもしれないと言い出し、私もその言葉を聞いて多頭飼いを考えた。 子供の頃に多頭飼いしていた時もあったのに、なぜかコロの他にもう一頭ということは全く頭になかったのだが、すぐに迎えてみたいと思った。と言っても、その直後くらいにクロが我が家の子になったとき、コロはすでに1歳9ヶ月になっていた。

が、クロを迎えてみて、『一緒にお外へ』の前に問題が起きた。今でこそ、本当の姉妹以上の絆で結ばれいてるんじゃないかと思うほど仲の良いふたりだが、多頭飼いして良かったのかと悩むほど、一緒にさせるのが難しかった。気の強いクロは、先住犬コロに対しても自分が一番!みたいな感じで威張っていたし、コロはコロで、突然現れた元気印の暴れん坊にどう接していいのかわからない感じだった。

                   つづく

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