昨日は娘の家の庭の剪定の日だった。娘は仕事だったので、私が行くことになっていた。 ソンさんの家族記念日のプレゼントは何がいいか考えたが、水も薬も飲まなくなっていたと聞いていたので、ペットショップでみつけたビタミンシロップを持って行くことにした。痛がるお尻あたりに触れないようにするため抱けない。なので、巣ごと出して「ソンさん『と呼ぶと顔を出した。毛がなんだか濡れているような感じになっている。
ソンさんは、腫瘍が肛門をふさいでいるためウンチがでない。出ないから食べられない。そのために、体も小さくなり触ると骨でゴツゴツしている。せめてシロップを舐めて…と思ったら、少しだけ飲んでくれた。でも、また丸まってしまったのでカゴの中に戻す。巣の入り口が汚れているのは、お尻からの出血。ソンさん自体も、生臭いようなにおいがしている。
朝から夕方までいたのだが、ほとんど出ないウンチをしたくて時々トイレに出てくる。 そのたびにシロップをあげてみる。
4時半頃剪定が終わり、帰宅することに。 ソンさん、また会いに来るからね。
しかし夜、仕事から帰ってきた娘と連絡を取り合い、こちらに連れてくることになった。 もし仕事に出かけたすぐあとに亡くなったとしても、夜帰宅するまで気づいてあげられなかったら、かわいそうすぎるということで。 夜遅く、ソンさんはやってきた。
「ソンさんのことよろしくね」 「逢いたかったよ」 「お姉ちゃん、あたしたちにまかせて」
ソンさんをあずけ、泣きながら帰って行った娘だったが、コロはずっとそばを離れなかった。
柵の所まで来て立ち上がることのなかったソンさんもコロたちのところに来た。 動物同士の何か引き合う力が働いたのだろうか。
夜中もソンさんの横で寝ていたコロ(→【花まる】にアップ)。 そして今朝もソンさんのそばにいるふたり。 食べることをしないソンさんは、あとどれだけ生きられるかわからないが、ふたりがそばにいてくれて安心できる気がする。
先日の記事で安楽死のことを書いたが、その日ブログを見た娘から、一緒に獣医さんに行ってなかったら自分が先生に聞いていたとメールが来た。安楽死のことを口にしたら、私がショックを受けると思い先生に聞けなかったとのこと。私と同じことを思っていたのだ。 そのあとも、いろいろ娘と話をし、完治もせずリスクの高い手術はしないことにした。そして、安楽死と言っても、その注射を打てば痛いはず。なので、痛い思いをさせて終わりを迎えさせるくらいなら、ウンチも出ずも、そして食べれず弱って最期を迎えるかもしれないけれど、家族に見守られつつ大好きなハウスの中でそのときを迎えさせた方がいいんじゃないかということになった。 きっと、あと数日の命だろう。本当は最期のときまで自分のうちにいさせたかった娘だったが、ソンさんのことを思うと、一日のほとんどをひとりで過ごしているより、我が家にいたほうが淋しくないと思うので、我が家で看取ることにした。 獣医さんに連れて行ったときから、あっという間にお尻がひどい状態になっている。どうかソンさんが、辛くありませんように。
ちょっと忙しくて、なかなか皆さんの所に行けません。 お返事も書けないのでコメ欄は閉じておくつもりでしたが、ソンさんのことでメールをくださった方もありますのでコメ欄開けます。 お返事はごめんなさい。