嫁ぐ日の朝、5時に起きてワンズのお散歩についてきた娘。今ではワンズをとても可愛がってくれているが、コロを迎えたときは犬があまり好きではなかった。好きではないと言うか、犬を怖いと思っていた。実は幼稚園に入る前くらいの頃、法事でお寺に行ったとき、そのお寺で飼われていたシェルティーにスカートを噛まれスカートが破れてしまった。それ以来、犬が苦手になっていたのだ。
息子は犬が大好きで、コロを迎えたその日から一緒に寝たいと言うほどだったが、娘はコロに近づかなかった。コロが来て10日ほどしたときの写真。コロが娘の近くに行くが、見ているだけで触ることもない。
コロが急にそばに来ると、ビックリして離れようとするほど(笑)
コロが超ビビリでお散歩に行けなくなり、もう1頭迎えれば一緒に歩けるようになるかもしれないということを考え始めていた頃、娘は大反対していた。その話が出ていたのはクリスマス近くで、『クリスマスプレゼントは、新しい犬を迎えないということ』と断言していたほどだった。 が、そんな娘の願いもむなしく、12/23にクロを迎えた。クロを迎えたときも息子は大喜びしたが、娘は「新しく犬は迎えないって頼んだのに」と、部屋にこもってしまった。なので、クロが小さいときに娘と一緒にいる写真は、探してみたのだがみつからなかった。
そんな娘もコロクロと暮らしているうちに、息子よりもずっとワンズを可愛がるようになっていった。長い間コロは人も車も怖かったので、外に連れ出すときはなるべく平日にしていたため、パパとコロが出かけることはあまりなかった。何年もかかり少しずつ外を歩けるようになってきたコロに、大学生になった娘が時間をみつけては、たくさんの『はじめて』をくれた。
はじめての海も、
はじめての川もお姉ちゃんとだったね、コロちゃん。
コロにカートを買ってくれたのも娘。初カートで名古屋城にお出かけしたとき、信長様にご挨拶していたクロを、コロはカートの中から見ていたなぁ。お留守番の多かったコロが、カートのおかげでいろんなところについて行けるようになり、少しずつ遠出もできるようになった。
超ビビリのコロと泊まりの旅行に行く日なんて来ることはないと思っていたけど、はじめてのお泊まりも2人と2ワンで。この時をきっかけに、何度もお泊まり旅行にも行けるようになった。コロがいろいろ出かけられるようになったのは、クロが来たおかげと思っていたけれど、こうやって考えると娘の存在が大きかったんだと思う。
犬が苦手だったのに、すっかり犬(柴)好きになっていた娘は、マロを迎えたときも
チャロを迎えたときもたくさん遊んでくれた。
4ワンそろってのカメラ目線の写真を撮るのは難しかったけど、母の日にワンコ専用写真館に連れて行ってくれた。写真館にはじめて4ワンも連れて行くと言うことで、興奮したり怖がったりしないかとドキドキだったけど素敵な写真をたくさん撮ることができた。(また行きたいと思っていたその写真館は今年閉店)
ワンズにたくさんの『はじめて』をありがとう。
ところで嫁ぐ前、時々テレビCMで流れていた積水ハウスのCM(娘さんが巣立つ日の、柴ちゃんとの回想と会話)を見ては「泣けてくる~」と言っていた娘。 そのCMの娘さんとおばあちゃんになった柴ちゃんとの会話… 「なんかさ、おばあちゃんになったね」 「そりゃ年もとりますよ」「ちょくちょく帰ってくるから」「たまにでいいよ」「じゃあね」「じゃあね」 おばあちゃんになってきたコロと嫁いでいく自分の姿が、このCMとちょうど重なったのかな。
↑は、3年くらい前の写真。コロは娘が大好きで、娘が我が家に泊まりに来たときは必ず一緒に寝ていた。5月後半から我が家にいた間も毎日。コロがもし娘が嫁ぐことを知っていたら、CMの柴ちゃんのような会話をしていたかもしれないなぁと思う。