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子育てを誰がする?

2024年03月06日 | 政治

 10年前の中国の公式見解では、女性が働くのは「男女 平等の労働の権利によって自己の人格改善、地位向上をはかる」ためであり、「女性の責任と義務」であり、「女性の権利と尊厳」を得るためだと報じていました。

 ところが、当時のNHKラジオ報道によれば、学歴や収入のレベルが高い女性ほど家庭での専業主婦志向が強く、裕福で知的な女性たちほど専業主婦になることを望み、家庭労働(家事・育児)を望んでいるそうです。

 長く「一人子政策」を続けてきた中国政府は、2021年5月31日には中国共産党が一組の夫婦が三人目の子供を出産することを認める方針を示し、同年8月20日には法案が正式に可決されました。

 家事・育児における労働の価値をどの様に考えているかで、差が出てこようというものです。確かに、男性に代わって第一線で活躍する女性も必要で大切でしょう。しかし、子育てと両立、あるいは男性の子育て(育メン)が現在の社会環境に適合しているかどうかでしょう。

 専業主婦を否定すれば、大切な子どもの成長期に家庭での“子育て”はますます困難になり、家庭育児を否定してしまったスウェーデンでは、子どもの犯罪が急増し、やがて成人しても犯罪はアメリカの四倍あると言います。

 一方、日本では、バブルがはじけ不況が長引いて、望むと望まざるとにかかわらず女性が社会へ進出し、結婚しない人・出産しない人が増え、政府も女性の活躍を期待し、非正規労働者が増え、専業主婦が減り、中国とは逆な方へ向かっています。はたして、これでいいのでしょうか。

 先日も、名古屋市守山区の男子小学生がお年玉を積み立て、親に黙ってタンス預金93万円を持ち出し、同じ学校の小学生にだまし取られたというニュースが流れました。このような事件を知るにつけ、だました方、だまされた方の子育てに問題があるのでは? このままで良いのかと・・・・。

 

           

 

 

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