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5月14日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2022九州第7節が開催され、日章学園をホームの田中町グラウンドに迎えたV·ファーレン長崎U-18が1-0で勝利し、ホーム初勝利をあげました。
両チーム、コロナの影響で2試合が延期となって久しぶりの試合。共にまだ1勝でこの試合勝利が欲しいところでした。
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スタメンとフォーメーション。
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スタメンとフォーメーション。
V·ファーレンは安部大晴と七牟禮蒼杜と中心選手が欠場。怪我明けの大山晃生と横田翔也もベンチスタート。それぞれ良さはあるメンバーですが、CBの古田以外は突出した個はないため、よりチームとしての戦いが求められるところ。
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試合は非常に拮抗した展開に。基本的にはV·ファーレンがビルドアップして前進するところを日章が奪って逆襲しようというところで奪い合いになる、そんな場面が多かったように思います。
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お互いボールをペナルティエリア付近まで運ぶことは出来ますが、そこからシュートの形を作ることに苦労していた印象です。どちらかと言えば、よりゴール前まで行けていたV·ファーレンですが、決定機は得られず。
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日章は前半途中からFWから左サイドに移った7川野がドリブル突破で質的優位を発揮し、チャンスを作ります。
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しかし、V·ファーレンもゴール前ではやらせず、前半終了。
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後半もお互い拮抗した状況をなかなか打開出来ず。V·ファーレンは9池田誉、10横田、14大山を投入し圧力をかけにかかります。
特にスピードスター9池田の投入は大きく、強めのボールでも追いついて収める場面も出てきます。
プリンスリーグ2022九州 7節
— V・ファーレン長崎アカデミー(非公式) (@vvnacademyfan) May 14, 2022
試合終了
V·ファーレン長崎U-18 1(0-0/1-0))0 日章学園
得点者:池田 誉
ホーム初勝利(今季2勝目)を今季初の無失点で飾りました。#vvaren #vvnアカデミー
ゴール動画↓↓↓ pic.twitter.com/gyBtynohnv
そして、78分、コーナーキックを得たV·ファーレンはこぼれ球を拾った9池田のクロスがそのまま決まって先制。
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日章は諦めず7川野を生かしながらチャンスを作りますが、集中して守るV·ファーレン。
左の7川野のところは、2喜多がチャレンジし、4古田がカバーという形で対応出来ていたように思います。
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そして、決して受けに回ることなく追加点を奪いに行くV·ファーレン。
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1-0で終了。
V·ファーレンが開幕戦以来の勝利。ホーム過去2試合はリードされて終了間際に追いつくという試合で、なかなか勝てませんでしたが、この試合は皆で掴み取ったという感じでした。
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決勝点の池田誉選手。
原田 武男 監督にお話を伺いました。
ーー試合を振り返っての感想をお願いします。
原田監督:前半のうちに点を取りたかったですが、ラストパスのところの精度が足りなかった。しかし、後半は人を替える中でパワーを持って攻撃が出来て、点が取れました。得点はラッキーな部分もあったんですが、それも必要なことだと思います。試合前から今日我々に必要なのは勝ちだと言ってきたので。
ーー最後も受けに回らなかったですね。
原田監督:今年のチームは劣勢でも前にパワーを持って攻撃出来るチームになっていると思います。
ありがとうございました。
監督とは試合前にもお話させていただいたのですが、今年は昨年までよりもよりアグレッシブにしていってるということで、まさにそれを見せてもらったなという感想です。
松田浩監督のゾーンディフェンスというはっきりした型がある中でどうしてもそこに意識がいってしまい、相手の勢いに対して構えてしまう部分が昨年はあったと。
しかし、いい意味でそこに囚われすぎないというのが、この試合に限らず、追いついて引き分けに持ち込んだ試合でも出ているのかなと感じました。
ただ、より上に行くためにはやはり安部選手と七牟禮選手の力が必要になると思います。
これから九州クラブユース選手権が始まるので、まず全国を勝ち取ってほしいです。
↓↓↓
九州クラブユース(U-18)選手権大会 決勝トーナメント1回戦
V·ファーレン長崎U-18 - テゲバジャーロ宮崎U-18
5/22(日)14:00
諫早市サッカー場(なごみ)
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