新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

いまこそ知恵と力出し合って!

2011-03-25 11:45:23 | 要望・請願・抗議文書

 こんにちは、松山支部のほりかわです。

今日も朝から寒いです。被災地で避難所生活をしている方々のことを思うと、一日でも早く暖かい春が来ることを願います。

 3月13日に、松山の青年がいち早く救援募金を集めると聞き、参加してきました。

まだあどけない小学生や中高生がお財布を出してあるだけの小銭を募金箱に入れてくれる姿が多く、本当にみんなが被災地のことを思っているのだと胸打たれました。

新婦人中央本部に集約された新婦人の募金も、第1次が宮城県に渡されたそうです。全国の絵手紙小組から、激励の絵手紙も届いているようです。

一日も早い被災者の救援と復興を願っています。

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 3月18日に県本部で、県知事に対して「東日本大震災の被災者支援・救援・復興と愛媛県の原発・耐震対策の強化等をもとめる申し入れ」をおこないました。

愛媛県伊方原発では、プルサーマルを実施・運転しています。福島原発にも同じくプルサーマルがありましたが、運転はされていなかったそうです。

また、愛媛県は避難所となる施設の耐震化が遅れているそうです。

4月には県議会議員選挙があるそうです。

「こんなときに」とも思いますが、「こんなときだからこそ」私たちの思いを受け止めてもらえる人に投票することが大事だと思います。

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2011年3月18日

愛媛県知事 中村時広様

新日本婦人の会愛媛県本部 会長 来島頼子

東日本大震災の被災者支援・救援・復興と愛媛県の原発・震災対策の強化等をもとめる申し入れ書

 3月11日(金)午後2時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0という大地震が発生、東日本沿岸を中心に大打撃を受けました。今、現地は、地震・津波・原発被害と寒さとのたたかいを余儀なくされています。現在避難生活者は約30万人余、死者・行方不明者1万5千人以上とも言われていますが、まだ実態はわかっていません。目に見えない放射能の恐怖と余震と寒さにふるえながら身を寄せ合って生きておられる様子に、早く何とかしてほしいと内外からの声がうずまいています。ところが、原発事故がどうなるかはっきりしないため住民の不安は極度に達しています。何としても早く安全な場所を確保し、ホッとできる生活が送れるよう国あげて支援対策を今以上早急に進めてほしいと願います。

 私たちが住む愛媛県にも伊方原子力発電所があります。1号機は33年、2号機は28年経過、3号機は危険なプルサーマルを実施・運転していますが、どれも頻繁にトラブルが発生しています。伊方原発の近くには日本最大の活断層―中央構造線があり、南海、東南海地震も近い将来予想されます。このような状況を総合的に判断するならば、決して安全だ、安心だとは言えません。

 つきましては、何よりも県民のいのちと安全をまもつという自治体の役割を発揮していただき、原発・震災対策を強化し、安心・安全のまちづくりをすすめていただきたく申し入れ致します。

1、被災者の救援・支援、生活の復興について国などからの要請には積極的に応えていただくこと

2、福島原発の過酷事故発生をふまえ、伊方原発の運転を中止し、総点検するとともに、耐震安全基準を再検討すること。

3、伊方原発3号機のプルサーマルは中止すること。

4、情報公開を徹底しておこなうこと。

5、全国で一番遅れている県立学校や、公的病院、水道、施設の耐震化を早急にすすめること。

6、原発事故が発生し放射能漏れが確認された時には、優先して子どもたちにヨウ素剤を投与すること。

7、国に原発依存の政策を見直すよう求めること。

8、県は原発依存をやめ、新しい知見に基づくエネルギーの開発をすすめること。


松山市と交渉、懇談しました

2011-02-19 17:17:53 | 要望・請願・抗議文書

 2月8日、松山支部が松山市と交渉をおこないました。

参加者は会員12名、子ども5名。

福祉、教育(給食含む)から手続の申請や道路の整備など幅広い内容で話し合い、市民の視点から行政の対策を求めました。

赤ちゃんを連れて参加した会員からは、

「知らないことがたくさん聞けて楽しかったです」と感想を寄せました。

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松山市長 野志克仁様

要望書

 私たち新日本婦人の会は、女性と子どものしあわせ、平和やくらしの向上を願い、活動している国連NGOの女性団体です。地域に根差し、松山市でも49年間にわたり子育て支援等の活動を続けてまいりました。

 松山市民の生命をまもり、地域の未来を担う子どもたち、地域を支える市民のくらしを大切にした市政を実施していただきたく、会員からの要望を以下のようにまとめましたので、充分ご検討いただき実現のために努力くださいますようお願いいたします。

要望事項

1.子育てや教育、医療に関わる予算増を国や県に要望してください。

2.通院を含めてどの子どもも中学卒業まで医療費を無料にしてください。また、難病指定外の重度のぜんそくやアレルギー疾患等の子どもたちへの医療費無料化を早急に実施してください。

3.妊婦検診費用はすべて無料にしてください。

4.インフルエンザ等の予防接種の費用を補助してください。

5.子宮ガンや乳がんなどの無料検診(年齢指定)を引き続き無料で実施してください。

6.小・中学校の30人以下学級を実現してください。35人学級実施の人数制限(小学校100人、中学校200人)をなくすよう県に求めるとともに、市独自でなくしてください。

7.エアコンの各教室への設置を小・中学校で進めてください。

8.全国一斉学力状況調査への参加はしないでください。

9.戦争を美化する歴史教科書は採択しないでください。

10.学校給食の調理・洗浄部門の民間委託は中止してください。自校単独方式の学校給食に戻してください。すでに実施している調理場の情報を開示してください。

11.地産地消を進め、原材料などの安全を市が責任を持って確保してください。

12.アレルギー対応の給食を必要とする子どもすべてに実施してください。

13.市立保育所の民間委託は中止してください。

14.増えている待機児童のため、市立保育所を増やしてください。

15.学童保育の希望者が、全員学童保育に入ることができるように対策をとってください。

16.介護保険料、国民健康保険料が高くて負担が大きいのでもっと安くしてください。

17.国民年金で入所できる老人福祉施設を増やしてください。

18.子ども手当等が申告漏れで受給できないことのないように、資格のある人には給付をしてください。

19.公民館・分館の使用料は無料にしてください。本館の使用料の納付を従来の方法に戻してください。

20.老朽化した上水道の耐震化改良工事を急いで実施してください。水道料金の独立採算制をやめ、ライフラインとしての水行政をしてください。

21.下水道料金を下げてください。

22.歩道の整備を進め、路側帯脇の水路に蓋をするなど、歩行者の安全確保に努めてください。

23.タイル張りの歩道を利用する際、ベビーカーの振動がひどいので改善してください。


子宮頸がんワクチン助成をもとめて

2010-08-25 12:08:08 | 要望・請願・抗議文書

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こんにちは、松山支部のほりかわです

8月23日、子宮頸がんワクチンの公費助成を求めて

松山市保健予防課の方々と新婦人松山支部が懇談しました

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 子宮頸がんは、日本の20歳大の女性では、乳がんを抜いて発症率が一番高いがんで

年間1万5000人以上が発症し、約3500人もの女性が命を落としています

その原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によるもので、ワクチンと検診で予防できる唯一のがんです

HPVは性交渉で感染するため、性行動を始める前の10代女性へのワクチン接種が効果的ですが、

注射による3回の接種で4万円から6万円の全額が自己負担のため、公的援助が切実に求められています

 すでに世界では、100カ国以上でこのワクチンが使われ、先進国約30カ国で公費助成がおこなわれています

日本でも、自治体が独自の助成を開始し、日本産婦人科学会や日本小児科学会も、

11歳から14歳の女子に公費負担で接種するよう求めています

 長妻厚生労働大臣も2011年予算概算要求に子宮頸がん公費助成を盛り込む方針を明らかにしており、

1日も早く実行することが待たれています

 愛媛では、上島町がいち早く来年から公費助成をおこなうことを決定しています。

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 今回の懇談では、子宮頸がんワクチン全額助成のお願いとともに、

今年受けられずに対象外になる子、高校生への接種も助成対象としてほしいと要望。

「何かと忙しい中学生は病院に行く時間がとれない」という子育て世代の声から

集団接種を実施できるよう求めましたが、集団接種は難しいとの意見が帰ってきました

 他にも、ヒブワクチンや日本脳炎など子どもの予防接種について、子育て世代がいくつか質問してきましたが、

丁寧に答えてくださりよい懇談になりました

お忙しい中時間を割いてくださった藤久さん、藤田さん、ありがとうございました

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愛媛県では、松山支部のほかに今治支部が子宮頸がんワクチン助成で市長と懇談・要請しています


給食費上げないで!

2010-03-31 21:02:29 | 要望・請願・抗議文書

Dscf0994

松山支部で、給食費値上げ中止の要望書を、松山市教育委員会に提出しました。

Dscf0990

 会員8名、子ども3名が参加し、

「デフレで家計が苦しい中、やめてほしい」

「3月にいきなり4月から値上げは納得できない」

「今春入学の家庭には何も知らせないのはおかしい」

などの意見を伝えました。

 それに対し、市教委と学校給食会は、

「ずっと値上げを討議してきた。PTAの役員にも説明したし、保護者にもプリントで訴えてきた」

「副食材料の、加工品の価格が上がって値上げはやむをえない」との説明でした。

 この急な値上がり分を、市が補助して市民の生活を守ってほしいと強く要望してきました。


対市交渉!

2009-12-01 21:35:53 | 要望・請願・抗議文書

松山支部のほりかわです。

いつの間にやらログイン方法が変わっていて更新が遅れていましました

一時はもうブログ更新はできないかも・・・と弱気になりましたが、また入ることができてホッとしておりますチョウさん、ありがとうございました

さて、11月25日(水)、新日本婦人の会松山支部が松山市に保健福祉・学校教育について要望書を出し、懇談をしてきたので報告します

今回の交渉では、わたしたち子育て世代が出した要望(予防接種や保育園の問題、妊婦検診、学校給食)に時間を割いてもらいました(交渉に参加の8人のうち3人が子育て世代でした)。

懇談では勉強になることばかり。

たとえば妊婦検診の助成では、私たちはただ「公費補助が14回に増えてラッキー」とか「少しでも負担が減ってホッとする」と感じるだけかもしれませんが、

国・都道府県・市町村がそれぞれ負担していて、そのときどきによって負担割合が変わったり規模が変わったりするそうです。

今回教育委員会との交渉で初めて知った話では、私立幼稚園の就園援助制度はやはり上のように国・県・市が割合を決めて助成していたそうなのですが、愛媛県が急にお金を出さなくなって今は松山市が愛媛県の分までお金を出して今の金額を維持しているのだとか・・・

保育所の待機児童の問題では、「5ヵ年計画で新しい保育所を新設するか検討中」と前向きの回答も得られました。うちの子どもたちには間に合わないけど、将来のお母さんが困らないよう制度が整ってくれることを期待しています。

全体を通しての感想なんですが、つめは「なんだか去年より対応がやわらかい・・・」

私は去年の対市交渉も参加していたんですが、そのときの市役所職員の人の反応は「そんなことできるわけないでしょ」的な、こちらの要望を頭から否定する感じの回答だったんですが、

今年夏に新政権が発足したのも影響してか、「私たちも県・国に要望していきますので・・・」と好意が垣間見えました。特に保健福祉関係。

つめは、こうして要望や懇談を続けていくことが大事なんだという実感が沸いたことです。

松山市では現在アレルギー対応の学校給食は民間委託の調理場でしか行っていないそうです(民間委託してるが故にどのような内容かも把握していないのだとか)

「飲み物だけでも代替を(牛乳が飲めない子に豆乳やお茶を出してあげて)!」と対市交渉のたびに新婦人は言い続けてきたのですが、

今回の交渉での回答でやっと「アレルギーの児童への飲み物の代替は・・・しております」と実施しているとの返答が聞けたんです

やはり声を上げつづけていくことが大事なんですね。

来年も頑張って臨みたいと思います

二〇〇九年十一月二十五日

新日本婦人の会 松山支部

松山市長 中村時広様

要望書

 私たち新日本婦人の会は、女性と子どものしあわせ、平和やくらしの向上を願い、活動している国連認証NGOの女性団体です。

 失業率の悪化は止まることを知らず、給料や売り上げが増えないなか、くらしはひっ迫しています。松山でも誘致した企業による無責任な新卒採用の大量内定取り消しがあり、若者の就職活動に暗い影を落としました。

 子どもたちへの虐待、教育格差など、貧困が未来を担う大切な子どもたちにも様々な悪影響を及ぼしています。

 医師不足は松山でも深刻です。小児救急等手厚い施策はありますが、新型インフルエンザの影響による救急外来の受診者の激増は、季節性インフルエンザの流行を前に、緊急な対策が必要です。

 また、お年寄り差別の後期高齢者医療制度の廃止は、先送りされ、その保険料は、移行措置もなくなる上に、12パーセントもの負担増の政府発表で、高齢の方たちのくらしが年々厳しくなっています。

 このような時にこそ、市民の生命をまもり、地域の未来を担う子どもたちをはじめ市民の生命を大切にした市政を実施していただきたく、会員からの要望をまとめましたので、充分ご検討いただき、実現のために努力くださいますようお願いいたします。

要望事項

1.子育てや教育、医療に関わる予算増を国や県に要望するとともに、松山市でも独自に早期実現をしてください。

2.通院を含めてどの子どもも中学卒業まで医療費を無料にしてください。

3.妊婦検診費用はすべて無料にしてください。

4.インフルエンザ・日本脳炎・細菌性髄膜炎・子宮ガン等の予防接種の費用を補助してください。

5.子宮ガンや乳がんなどの無料検診を引き続き無料で実施してください。

6.医療機関の負担を減らすためにも、インフルエンザ等の予防接種を集団で受けさせてください。

7.30人以下学級の実現をしてください。

8.全国一斉学力状況調査への参加はしないでください。

9.学校給食の調理・戦場部門の民間委託は中止してください。すでに実施している調理場の情報を開示してください。

10.学校給食の地産地消を進め、原材料などの安全を市が責任を持って確保してください。

11.アレルギー対応の給食を必要とする子どもすべてに実施してください。飲み物の代替はすぐ実施してください。

12.学校給食の食器の安全性については、責任を持って検討してください。

13.自校単独方式の学校給食に戻してください。

14.増えている待機児が、完全に入所できるよう市立保育所を増やしてください。

15.市が責任を持って、保育環境が子どもたちにとって最善のものをなるようにしてください。

16.市立保育所の民間委託は中止してください。

17.学童保育の希望者が、全員学童保育に入ることができるように対策をとってください。

18.後期高齢者医療制度の早期中止を国に要請してください。

19.介護保険料、国民健康保険料が高くて負担が大きいのでもっと安くしてください。

20.公民館・分館の使用料は無料にしてください。

21.公園で子どもたちがボール遊びできるようにしてください。

22.雨水タンク、太陽光パネルなどの推進と補助制度をもっとひろく知らせ、環境にやさしい政策をすすめてください。公共施設での雨水利用、太陽光パネル設置を一層進めてください。