新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

早期解決を!!

2013-06-28 17:04:41 | 新婦人しんぶん

今週6月27日号の新婦人しんぶんに愛媛のとりくみが掲載されたのでご紹介します

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 日本軍「慰安婦」問題解決のために、県本部で新婦人作成のパンフレットを使って学習をしてきましたが、「何としてもこの問題を解決したい」という戦争を体験した先輩会員の熱い思いに動かされ、愛媛でも行動が始まっています。

 きっかけになったのは、昨年の新婦人50周年のとりくみのなかで、「慰安婦」問題を解決するために半世紀を迎えた新婦人の役割は大きいと、結成当時の会員が中心になり、新婦人から消費者運動、キリスト教矯風会の活動家、女性史サークルの方などにひろく呼びかけたことです。

 4月14日、「日本軍『慰安婦』問題の早期解決を求める会・松山」の発会式には矯風会。原発をなくす会、議会に女性を送る会など、男性も含め幅広い76人が集まり、新婦人の各班からもたくさん参加しました。

 この日に観たDVD『終わらない戦争』は、4か国5人の被害者の証言を元に、被害体験やその後の人生を描いたもので、胸を打つドキュメンタリー映画でした。

 「2度とこのような悲惨な性奴隷があってはならない。一日も早く日本政府は謝罪と賠償を。がんばりたい」という感想が多く、本当に呼びかけてよかったと思いました。

「求める会」として、まず、松山市議会へ「日本政府に対し問題の早期解決を求める意見書」を出すよう請願運動を行うことを決め、さっそく呼びかけ・賛同人を募ると、20日間で148人が名前を公表することに快諾、署名入りチラシをもって意気高く運動をはじめました。

 県本部は、「慰安婦」問題が目に見えてわかるように、韓国ツアーで訪れたナヌムの家での交流やソウルの日本大使館前の水曜行動などの写真や慰安所が置かれた地図、世界各国から非難されている新聞の切り抜きなどでパネルを作成し、松山支部の「親子ばとのつどい」などで展示。各支部・班から「学習したい」との声にこたえて、出前講座もしています。

 6月3日には、県直の砥部・和班で「慰安婦」学習会を開催。「慰安婦」問題のパンフや資料を使って県本部初代事務局長の方を講師に学び合い、「初めてきちんと学んだ」「”河野談話”を読んで関心を持った」「憲法も学びたい」との感想でした。新婦人のパンフは好評で、これまでに170冊活用しています。

 

第1回の共同での街頭署名行動は、韓国の水曜日行動に合わせ5月15日(水)に行いました。おりしも橋下 維新の会共同代表・大阪市長の「慰安婦制度は必要だった」という人間性を疑う暴言に対し、怒りが湧いているときでもあり、タイムリーなとりくみでした。

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松山市内の坊ちゃん広場前で横断幕を広げて訴えると、次々と立ち止まって会話がはずみ、若い女性、特に高校生の関心が高く、60人が快く署名して下さったのにも感激しました。

「この問題はもう解決しているのでは?」「強制はなかったのでは?」などの疑問もありましたが、ていねいに説明し、誤解や偏見をなくす働きかけが大事であることがわかりました。

 この請願は5000人の署名を集めて9月議会に提出しようと必死になっています。

 8月14日の国際的な「慰安婦」メモリアルデー、連帯した学習会などへの協力もよびかけながら大きく運動を広げていきたいと、気持ちを新たにしています。

【県本部 来島頼子】