5月25日の日曜日、さわやかな晴れの日に県本部子育て部主催の「おこり地蔵に会いに行くピースウォーク」がありました。
参加者は会員5名、大人4名、子ども6名の15名。お弁当と水筒を背負っての徒歩散策は、小さな子どもたちには大変そうでしたが、みんな最後まで歩き切りましたよ。
車の多い通りから一本山手の道へ入ると、木陰もあり風が涼しく感じられました。
おこり地蔵のまつられている龍仙院は、松山大学の御幸キャンパスの裏手ほどにあります。
写真では、あまりわかりませんが結構な坂道が続きました。
お寺の境内、本堂に続く道の一角におこり地蔵はお祀りされていました。上段右側の小さいお地蔵さまがそうです。
お地蔵さまたちはちょうどお城や街を眺められる位置に立っていたのが、印象的でした。
一息休憩して、長年小学校教諭をされていた、ご近所に住む川田先生から、第二次世界大戦の戦争のはなし、広島に原爆が落ちたことを子どもたちに話していただきました。
「おこりじぞう」のお話は、1980年代に日本書籍の小学三年(上)の教科書に入っていたお話でしたが、松山・愛媛では教科書採択で日本書籍の教科書を採用しなかったという話も聞きました。
続いて、松山おはなしの会の岸さんが、「おこりじぞう」のお話を伊予弁でしてくださいました。
私たち大人は、事前に82年発刊のパンフレットで山口勇子さんの「おこりじぞう」を知っていましたが、岸さんはヌマタさんという方がまとめた「おこりじぞう」のお話をしてくださりました。
帰りに、ロシア兵墓地の見学や重信川の設計をした足立重信のお墓も見学し、松山の歴史にも触れるよい散策になりました。
龍仙院では、毎年8月6日のヒロシマ原爆投下の日に、おこりじぞうまつりがあるそうです。
今回参加できなかった方、よければおこり地蔵に会いに行ってくださいね。