妙にセンチメンタル

小学校時代からの仲間がこの11月4日に息を引き取った。
死因は「心臓麻痺」だそうだ。
俺と同じくらいの身長だったのだが、体重は90kgあったらしい。

10年ほど前、突如実家を捨てて行方不明になってしまった。
俺は知り合いの警察に頼んで県内を探してもらった。
無事名古屋の緑区で見つかって、ホット一安心、
そこで、彼の母親とも相談して「いっぱしの大人になって決断して出て行ったのだから、彼を信じて見守っていこうじゃないか」と結論した。
当時はパチンコ屋の店員でいたのだが、現在はトヨタ系の下請け会社に入って、8年目だったそうだ。
独身だったが彼は彼なりに頑張っていたようだ。

今日ご仏前に伺って線香を上げさせてもらってきた。一人残された年老いた母親に、勇気付ける言葉を言い切れない自分がそこに居た。

小学校の同級生は19人だ。でも2人欠けてしまった。一人はロサンゼルスに赴任中交通事故で、
そしてもう一人が今回の訃報である。

最近『死』について向かい合っていけそうな自分がある。
今まで『死』などは考えもしなかったし、想像すら出来なかった。
でも4回目の干支を迎えて、足早に過ぎ去っていく時代が節に肌で感じられる。

「明日はわが身」　今出来る事、自分自身今生きている証が感じられる事を楽しんで行きたいと特に最近つくづく感じます。