獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(19)

2023-12-21 01:55:42 | ガーシー

ガーシーには嫌悪感が先に立つほどだった私ですが、ガーシーのおかげで救われたという人もいたのですね。
また彼は家族思いで、母や妹には今でも慕われているようです。
ガーシーについて、好奇心がわきました。
ガーシーはどのように育ったのでしょうか。
彼なりの正義とはいったいどういうものなのでしょうか。

そこで、ガーシーの自伝的な本があるというので読んでみました。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(幻冬舎、2022.07)

かいつまんで読んでみたいと思います。

(目次)
□序章 ジョーカー誕生
■第1章 逃亡者
□第2章 しゃべりだけで成り上がる
□第3章 芸能界への扉
□第4章 アテンダーという裏稼業
□第5章 酒と女とカネと反社
□第6章 死なばもろとも
□第7章 社会の不満が生んだ怪物

 

第1章 逃亡者
■ポケットの中で握り締めた110円のジャリ銭
□ギャンブル依存症がハマる「カネの底なし沼」
□やめたくてもやめられない 俺を破滅させた博打
□一晩1000万円が動く裏カジノが主戦場
□YouTuberのヒカルのギャラ
□ギャンブルで自殺した俺のオヤジ
□雪山で大酒を飲んで死ぬつもりだった
□下4ケタ「1234」 
□PCR検査へ急げ 
□1泊500円のゲストハウスを泊まり歩く
□日当3000円の日雇い労働で糊口をしのぐ
□暴露系 YouTuber ガーシーの誕生


第1章 逃亡者

ポケットの中で握り締めた110円のジャリ銭

成田空港から片道切符で約12時間のフライト。時差はマイナス5時間程度や。機内では気分が高揚して眠るどころやない。徹夜状態でドバイ国際空港にたどり着き、到着ロビーに足を踏み入れると、寝不足と時差ボケと鈍痛のような疲労が混じり合った。頭がフラフラし、目眩に襲われた。
ドバイに到着したとき、俺のポケットにはたった110円のジャリ銭しか入ってなかった。無論、俺とて一文無しで逃亡生活を始めるほどのアホやない。日本からの出国直前、一生のお願いだからと親戚に連絡して泣きついた。10万円ポッキリ貸してもらえた。
この10万円でチケットを買ったから残り3万円もない。このカネが、逃亡生活を始めるにあたっての当座の頭金や。
かれこれ30年近くにわたって、俺は芸能人やタレントのアテンダーとして生きてきた。華やかなスポットライトを浴びながら数百万人、数千万人の視聴者から注目される仕事は、精神的ストレスがハンパやない。仕事が終わればドッと疲れが襲い、憂さ晴らしをせにゃ翌日の営業に差し支える。アテンダーの仕事は、そんな彼らに束の間の安らぎを与えてあげることやった。
歌舞伎町や銀座、六本木に西麻布、札幌のすすきの、大阪の北新地とミナミ(道頓堀)、那覇の辻や松山。北から南まで、かわいい女の子、きれいな女の子を血眼になって探し求めてきた。その子らを有名人に紹介するアテンド業が、俺の職業や。ええことばかりやない。汚れ仕事なんざいくらでもある。いや、汚れ仕事ばっかりや。芸能人のケツを拭いても俺自身がスポットライトを浴びることなんて一度もない。アテンダーは黒子や。黒子が前にしゃしゃり出て目立とうなんざ、論外や。一生、日の目を見ない。それでええんや。
アテンダーとして俺が守ってきた絶対のポリシーは、人の秘密を守ることや。何を笑っとんねん。ホンマや。
絶対に人の秘密を言いふらさない。「ここだけの話やけどな」なんてうっかり口が滑ったら、そこから噂はあっという間に広まる。病原菌がパンデミックを引き起こすみたいに、夜の街に広がり、ネットに拡散され、週刊誌やスポーツ紙でまことしやかに書き立てられる。「ここだけの話」なんて、この世のどこにもあらへん。だから口は徹底的に堅くないとアカン。
せやから俺は貝のように口を閉ざし、墓場までもってかなアカン秘密を山ほど抱え、ただただ芸能人のために献身的に生きてきた。連中の代わりになって、汚い泥を何十トンもかぶってきた。

2021年12月、俺の人生は激変した。
YouTuberのヒカルが、あいつのYouTube で俺の実名と正体を明かして、「BTS詐欺事件」とやらを言い募って攻撃を始めたんや。するとその瞬間から、それまでさんざん俺に世話になってきた芸能人たちが一斉にソッポを向いた。俺と関わってることが知れたらまずいとビビったんやろうな。自分がヘマをこいたときはさんざん世話になってきたのに、俺のピンチにはしらばっくれて、ポイ捨てした。
お前ら、なんなんや。どういう了見なんや。
あいつらには映画やテレビ、Netflix に舞台、CMに雑誌モデルと、仕事がめっちゃある。人気商売の仕事に差し支えるから、表立って俺をフォローしづらい事情もわかる。そんなんアテンダーの俺が一番ようわかってるやんか。
だったらせめて、せめてLINEでコソッと連絡くれてもええやないか。そんくらいしてもバチ当たらんやんけ。女の子をいっぱい当てがってもらい、孕ませてしまったら泣きついてくる。ファンに言えんことをさんざん世話してきたアテンダーに対して、連絡もせん、LINEも既読無視。いくらなんでもここまでの手のひら返しはないやろ。
俺はアテンダーや。所詮は裏方や。芸能人の秘密は墓場までもってかなアカン。一時は本気で死のう思った。ただ、ほんの数人だけは、お前一人で抱えて死ぬ必要はないと言ってくれたんや。
アテンダーとしての半生をつぶされた俺は、アテンダーとしての鉄の掟を破り、すべてを暴露することにした。死なばもろとも。もうすべてを失った。どうせ死ぬんやったら全員道連れにしたる。

 


解説
俺はアテンダーや。所詮は裏方や。芸能人の秘密は墓場までもってかなアカン。一時は本気で死のう思った。ただ、ほんの数人だけは、お前一人で抱えて死ぬ必要はないと言ってくれたんや。
アテンダーとしての半生をつぶされた俺は、アテンダーとしての鉄の掟を破り、すべてを暴露することにした。死なばもろとも。もうすべてを失った。どうせ死ぬんやったら全員道連れにしたる。

この身勝手な行動は、ガーシーの中でどのように筋を通したうえでなされているのでしょうか。
そもそも、この本の題名『死なばもろとも』ですが、これって走り屋をしていたときの仲間が「根本にしていた」言葉なんだそうです。
「腹を括って何かをやって、自分一人だけでは死ねへんでという気概」とのこと。
「そんなもん死なばもろともやんけ」っていうような。
もしも何か悪さをして自分が沈んでいくんやったら、同じぐらい悪さしている奴も一緒に沈めたるで、と。

 

彼らは、「死なばもろとも」という言葉を、何かかっこいいことと勘違いして使っていますね。

これがガーシーの行動規範だとしたら恐ろしいかぎりです。

違法なことをして、追い詰められて死ぬときは、周りの人間を巻き添えにしてやるということでしょう。

周りからしてみたら、いい迷惑です。


「死なばもろとも」……

こんな言葉を大切にしていたから、ガーシーは、金策に困ったあげく、かつての友人の秘密を暴露してカネを稼ごうなんて思ったのですね。


ある意味納得しました。

 

獅子風蓮


ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(18)

2023-12-20 01:48:30 | ガーシー

ガーシーには嫌悪感が先に立つほどだった私ですが、ガーシーのおかげで救われたという人もいたのですね。
また彼は家族思いで、母や妹には今でも慕われているようです。
ガーシーについて、好奇心がわきました。
ガーシーはどのように育ったのでしょうか。
彼なりの正義とはいったいどういうものなのでしょうか。

そこで、ガーシーの自伝的な本があるというので読んでみました。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(幻冬舎、2022.07)

かいつまんで読んでみたいと思います。

(目次)
□序章 ジョーカー誕生
□第1章 逃亡者
□第2章 しゃべりだけで成り上がる
□第3章 芸能界への扉
□第4章 アテンダーという裏稼業
■第5章 酒と女とカネと反社
□第6章 死なばもろとも
□第7章 社会の不満が生んだ怪物

 

第5章 酒と女とカネと反社
□芸能人におごりまくるタニマチ「タレントおじさん」
□芸能人を経済的に支える反社会的勢力
□裏のパパ活リストで見た「■■■■■■」「■■■■」の名前
□超人気女優のパパ活
□1日1億円が動く「社長麻雀」
□一見さんは入れない紹介制の賭け麻雀店
□イカサマ麻雀でブチギレた
□カネにきれいな芸能人
□カネに汚い芸能人
□モテる男の条件
□モテまくる山下智久とDAIGO
□「スター」と「ホシ」を分けるモノ
□自分流を貫く山田孝之
□本物の役者とアーティスト
□勝負時は誘惑を断て
□「港区女子」の悲しき末路
□「港区女子」が反旗を翻す恐怖の日
□広瀬アリスをマジギレさせたRADWIMPSの桑原彰
□芸能人とつきあうための一番の近道
■港区を守るグレーな存在


港区を守るグレーな存在

港区はホンマオモロイ街や。芸能人もアスリートもカネ持ちも、そして裏社会の人間たちも大集合する。楽しいことも危ないこともいっぱいある。
港区の治安は警察だけでは守られへん。法に触れないややこしいことがいくらでも起こりうるからや。
一昔前は関東連合などの半グレと呼ばれる人間たちが目を光らせておった。高岡蒼甫や田中聖もずいぶん偉そうにしとった。あの2人は芸能人のくせして根が不良やから、関東連合の連中に気に入られとったらしい。事あるごとに「今から俺の兄貴が来るで」みたいに触れこむから、みんなビビってまう。
関東連合は、時代のスターである市川海老蔵だろうが朝青龍だろうが、自分らをコケにする人間がいれば反対にシメてまう。1本電話をかけるだけで50~60人が一瞬にして集まるんやから、そいつらに囲まれた人間の恐怖感はハンパない。
ところが、警察は関東連合を片っ端から検挙しまくり、彼らは夜の街から消えていった。後ろ盾を失った高岡や田中が、偉そうにできんようなったんや。そのうち2人とも暴言や奇行によって、芸能界にいられなくなってもうた。
どんなに人気があろうとカネをもってようと調子に乗りすぎたり、ハメを外しすぎたりすると関東連合に暴力でシメられる。善悪は抜きにして港区の治安を守るのに機能していたのは事実や。
そして関東連合なきあと、今港区の風紀委員として治安を守るようになっているのが俺やZ李(「新宿租界」総帥)やないんかなと思う。そんなつもりはまったくなかったけど、調子に乗った芸能人や社長連中のタレコミが来る。
時代はSNS社会や。国民のほとんどがスマホをもっている時代や。至るところで調子に乗った連中の悪事が盗撮され、女の子とのヤバイやり取りがスクショされる。 そしてZ李や俺とかにDMでタレ込まれるんや。
週刊誌は所詮ビジネスや。売れるか売れないかで記事にするかどうかを決める。だから告発したい相手が有名人じゃなければなかなか記事にはならん。しかも、メディアとズブズブの社長や芸能プロダクションは叩かない。せやから週刊誌よりこっちにタレ込んだほうがいいと思われとるちゃうかな。
俺やZ李みたいな者がおらんようなったら、夜の街はメチャクチャや。警察が街の治安を守ってくれるんちゃう。あいつらの口癖は「民事不介入」や。刑事事件が現に発生せんことには警察は動いてくれん。本当に困ったことというのは法律違反ではないギリギリのグレーゾーンで起こるんや。
実際「東谷義和のガーシーch」にビビって港区から行儀悪い連中が減ったらしい。なんなら女の子が俺のスタンプを送ると相手の男が急におとなしくなるそうや。そんなビビらんといてえな。
まあいつの時代も警察には解決できん問題がある。表では立派なことを言って、では女のことをゴミのように扱う外道がおる。カネと権力でメディアを抑え込み、政治家を動かす。そういった人の道に外れた悪党を処理するグレーな存在が必要なんやな。
港区で遊んでるみんなには人生台無しにしない範囲で楽しんでほしいもんやわ。

 

 

 


解説
関東連合なきあと、今港区の風紀委員として治安を守るようになっているのが俺やZ李(「新宿租界」総帥)やないんかなと思う。そんなつもりはまったくなかったけど、調子に乗った芸能人や社長連中のタレコミが来る。
時代はSNS社会や。国民のほとんどがスマホをもっている時代や。至るところで調子に乗った連中の悪事が盗撮され、女の子とのヤバイやり取りがスクショされる。 そしてZ李や俺とかにDMでタレ込まれるんや。

ガーシーは、関東連合なきあとの港区の風紀委員として治安を守る存在だと、自分を正当化しています。
トリックスターとして、そういう存在も必要とされるのでしょうか。
よく分かりません。

 

獅子風蓮


ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(17)

2023-12-19 01:19:22 | ガーシー

ガーシーには嫌悪感が先に立つほどだった私ですが、ガーシーのおかげで救われたという人もいたのですね。
また彼は家族思いで、母や妹には今でも慕われているようです。
ガーシーについて、好奇心がわきました。
ガーシーはどのように育ったのでしょうか。
彼なりの正義とはいったいどういうものなのでしょうか。

そこで、ガーシーの自伝的な本があるというので読んでみました。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(幻冬舎、2022.07)

かいつまんで読んでみたいと思います。

(目次)
□序章 ジョーカー誕生
□第1章 逃亡者
□第2章 しゃべりだけで成り上がる
□第3章 芸能界への扉
□第4章 アテンダーという裏稼業
■第5章 酒と女とカネと反社
□第6章 死なばもろとも
□第7章 社会の不満が生んだ怪物

 

第5章 酒と女とカネと反社
□芸能人におごりまくるタニマチ「タレントおじさん」
□芸能人を経済的に支える反社会的勢力
□裏のパパ活リストで見た「■■■■■■」「■■■■」の名前
□超人気女優のパパ活
□1日1億円が動く「社長麻雀」
□一見さんは入れない紹介制の賭け麻雀店
□イカサマ麻雀でブチギレた
□カネにきれいな芸能人
□カネに汚い芸能人
■モテる男の条件
□モテまくる山下智久とDAIGO
□「スター」と「ホシ」を分けるモノ
□自分流を貫く山田孝之
□本物の役者とアーティスト
□勝負時は誘惑を断て
□「港区女子」の悲しき末路
□「港区女子」が反旗を翻す恐怖の日
□広瀬アリスをマジギレさせたRADWIMPSの桑原彰
□芸能人とつきあうための一番の近道
□港区を守るグレーな存在

 


モテる男の条件

モテる男の条件は何か。
アテンダーとして今までさんざん人を見てきた俺に言わせると、男は余裕があるヤツがモテる。芸能人であろうが一般人であろうが、モテたい思うたら余裕が一番大事や。話がオモロイとかカッコええとかは二の次や。
男はとにかく女の子に目がくらんでしまう。売れてるイケメン俳優ですら、かわいい子を見つけると突然がっつく。
がっつかないヤツ、余裕をかましてるヤツのほうに、女の子は興味をもつもんや。
ちょっと後ろに下がって、自分は恋愛だのセックスだのにはあまり興味がないみたいな顔をしとる。そのほうがよっぽどモテるもんや。
今日は帰らなアカン予定があって女の子を持ち帰れない。だから周りを盛り上げて自分は早めに帰ろう。そんな日に限ってやたらモテたりした経験あるやろ。それは余裕があるように見えるからや。
人間、かわいい子にがっついた瞬間、ダサく見えることは間違いない。セックス目当てで異性にがっつく人間は、エサに群がる虫と一緒や。腹をペコペコに空かしとる子どものような痛いほどの必死さは、相手にビンビン伝わる。
余裕をもっている人は、その日にセックスなんてできなくてもええ。その場で何事もなく終わったところで、どうでもいいと思ってるもんや。
よく TAKUYA∞が言っとった。 TAKUYA∞は相手が男であろうが女であろうが、初めて会った人間とは連絡先を交換せん。一回だけ会う人なんて、人生の中で星の数ほどおる。そんなヤツとまでいちいち連絡先を交換していたら、人間関係が薄っぺらになる一方や。
もし二回目に会って「おお、この間も会ったね」と意気投合したら、TAKUYA∞ は「この出会いは運命かもしれんな」と思って連絡先を交換するそうや。これくらい気持ちに余裕のある人のほうが、よっぽどモテる。かわいい子がいたからって、その場でLINE交換なんてしない。
その日の出会いは一期一会くらいの気持ちで楽しく過ごし、「じゃあまたね」と別れる。二度三度と会ううちに、すこしずつ距離を縮める。余裕があってがっつかない人間のほうが、相手の子は興味をそそられて「なんとかこの人と仲良くなろう」という思いを強めるもんなんや。


モテまくる山下智久とDAIGO

飛び抜けたイケメンが女の子を求めてがっつくことなく、思いきり余裕をかましたら無敵や。最強や。それが山下智久や。山Pはどんなかわいい子を目の前にしても、全然がっつく素振りがない。いつも余裕をかましとる。あいつほどの悠然たる余裕っぷりは、ホンマにもって生まれた才能なんかなと俺は思う。
山Pのところには、その場で一番かわいくて、最も性格のいい女の子が自分から寄ってきよる。
それでもすぐにセックスするようないやらしさが、あいつにはまったくない。前のめりに女の子を口説くことなんてない。明らかに向こうから好意をもって寄ってくる女の子に対して、あいつは極めて紳士的に接するんや。
そして、余裕の次に大事なのは飾らない性格や。
タレントや芸人にはプライベートな場になったとたんオフのスイッチを入れる人間がたくさんおる。まあ常に人から見られる仕事をしてるのやから気持ちはわかる。
でもそんな態度は周りに気を遣わせるしモテへん。どんな売れっ子でもテレビで見るまんまのキャラで飾りっ気のない人間が女の子は好きなんや。
「メンタリストDaiGo」やなくて、黒手袋をつけて「ウィッシュ!」と一発芸をやっ とるほうのDAIGOも結婚前はメチャクチャモテた。
DAIGOの場合、カメラが回っていない飲みの席でも、自分がもっているネタを決して出し惜しみしない。プライベートな場面でも、誰が相手であってもあのまんまなのがDAIGOの良さや。ホンマようモテてたな。


「スター」と「ホシ」を分けるモノ

芸能界の超一流は「スター」と呼ばれる。しかし、スターの座は長くは続かない。
多くの者は闇に落ち、いずれ警察用語で犯罪者を意味する「ホシ」と呼ばれる。
俳優、アーティストとして超一流とそれ以外を分けるものは何か。
それはマスコミや世間一般の声なんて気にせず、芸事を磨けるかどうかや。
アテンダーとしての俺の仕事は、芸能人にただかわいい子を当てがうだけやない。 女の子を紹介して元気になってもらい、表舞台で活躍してもらう。それが俺の使命や。
UVERworld にしても ONE OK ROCK にしても、ホンマに全然売れてないときから知っとる。あいつらに才能があふれとるのは当然だが、才能だけであそこまでメジャーになったわけやない。
圧倒的努力や。努力したからこそ、あいつらはスーパースターに成り上がったんや。
UVERworld にしても ONE OK ROCK にしても、マスコミや電通や何やが一緒くたになって、大キャンペーンをやってもらったわけやない。マスコミの力なんて借りずに、あいつらはステージで実力を見せつけて成り上がった。
ピンで東京ドームを埋めるなんて、ミュージシャンにとってはとてつもない偉業や。並のバンドは、ゲストを招いて対バンにしたりフェスにしたりせな、あのバカでかいドームなんて埋められん。
以前、TAKUYA∞が女の子とホテルで密会してる様子を激写され、週刊誌に不倫や何やと叩かれたことがあった。女の子と写真を撮られた日の翌日、ライブの合間のMCであいつは「俺だって女は好きだよ」と言ったった。ファンは「TAKUYA∞ かっけー!」と熱狂した。不倫騒ぎは一発で終わりや。世間だってそれ以上叩きようがない。
Tomoya (ONE OK ROCKのドラマー)が未成年とヤッちゃったことが、何年も経ってから明るみに出たことがある。あのとき Tomoya はゴマかしたりせず、素直に一言謝った。その率直さがあまりにすがすがしくて、何年も前のプライベートなネタを持ち出した女のほうが逆に叩かれたもんや。
マスコミの力と関係なくのし上がってきた本物のスーパースターは、マスコミのことなんてどうでもいいと思っとる。テレビもスポーツ紙も週刊誌も、調子がいいときはヘコヘコ媚びへつらってからに、あっという間に手のひら返して「出る杭は打たれる」と言わんばかりにぶっ叩く。そんなマスコミなんて、最初から仲良うせんでもええんや。
TAKUYA∞ や Tomoya は「マスコミなんてどうでもええ。あいつらが何を言って叩こうが、俺らのファンはそんなんでブレへん」と信じとる。こういうスターは無敵や。 八方美人で誰にでも愛嬌を振りまいてたら、よう身がもたんで。


自分流を貫く山田孝之

山田孝之も世間におもねらない本物のスーパースターや。
新型コロナで大騒ぎになっていた緊急事態宣言中、山田孝之は沖縄へバカンスに出かけた。その様子を激写され、「日本中が自粛モードなのに不謹慎だ!」と大バッシングされたもんや。
民主主義国家の日本は、全体主義国家と違って人間の自由を制限することなんてできん。日本国憲法に「移動の自由」が明記されとるのに「沖縄に行ったらアカン」なんて、憲法違反ちゃうか。
緊急事態宣言中の行動制限だって、あんなものはあくまでも政府や自治体の要請であって、法律的な強制やあらへん。そのお願いをぶっちぎったからといって、罰則規定もない。そんなお願いなんて無視しときゃええんや。
バッシングされた山田孝之は、ヘナチョコ芸能人みたいに間抜けな謝罪文なんて発表しなかった。
「たしかに沖縄に行ってましたけど、それの何がダメなんですか?」
そう言い切って終わりでええんや。
自分の中にブレない軸をもっとる人間は、世間の風に吹かれようが微動だにせん。 マッケンみたいな芸能人と違って、山田孝之は世間からバッシングを受けたところで、Instagram の投稿をコッソリ消したりせん。
文句を言ってくる人間がいれば、真っ向から受けて立つ。所属事務所のマネージャーや社長を矢面に立たせることもない。「自分がやったことやから」と言って、自分が矢面に立つ。
それができへんから、城田優もマッケンもカッコ悪いんや。山田孝之とは対照的に、あいつらはいつも事務所の連中に釈明を任せとる。俺が YouTube であいつらの秘密 をガンガンめくっとるんやから、せめてSNSに自分のツラをさらして、自分の言葉 でファンに説明せよと言いたいわ。

 


解説
モテる男の条件は何か。
アテンダーとして今までさんざん人を見てきた俺に言わせると、男は余裕があるヤツがモテる。

くやしいですが、これは真実かもしれません。
このことを若い時に知っていたら、私の人生はモテモテで楽しかったかも……
なんてね。

ガーシーが褒めている、山下智久やDAIGO、山田孝之などは、私もいいなと思っているスターです。
その点では、ガーシーの人を見る目が正しい気がします。

 

獅子風蓮


ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(16)

2023-11-29 01:22:19 | ガーシー

ガーシーには嫌悪感が先に立つほどだった私ですが、ガーシーのおかげで救われたという人もいたのですね。
また彼は家族思いで、母や妹には今でも慕われているようです。
ガーシーについて、好奇心がわきました。
ガーシーはどのように育ったのでしょうか。
彼なりの正義とはいったいどういうものなのでしょうか。

そこで、ガーシーの自伝的な本があるというので読んでみました。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(幻冬舎、2022.07)

かいつまんで読んでみたいと思います。

(目次)
□序章 ジョーカー誕生
□第1章 逃亡者
□第2章 しゃべりだけで成り上がる
□第3章 芸能界への扉
□第4章 アテンダーという裏稼業
■第5章 酒と女とカネと反社
□第6章 死なばもろとも
□第7章 社会の不満が生んだ怪物

 

第5章 酒と女とカネと反社
□芸能人におごりまくるタニマチ「タレントおじさん」
□芸能人を経済的に支える反社会的勢力
□裏のパパ活リストで見た「■■■■■■」「■■■■」の名前
□超人気女優のパパ活
■1日1億円が動く「社長麻雀」
■一見さんは入れない紹介制の賭け麻雀店
■イカサマ麻雀でブチギレた
□カネにきれいな芸能人
□カネに汚い芸能人
□モテる男の条件
□モテまくる山下智久とDAIGO
□「スター」と「ホシ」を分けるモノ
□自分流を貫く山田孝之
□本物の役者とアーティスト
□勝負時は誘惑を断て
□「港区女子」の悲しき末路
□「港区女子」が反旗を翻す恐怖の日
□広瀬アリスをマジギレさせたRADWIMPSの桑原彰
□芸能人とつきあうための一番の近道
□港区を守るグレーな存在

 


1日1億円が動く「社長麻雀」
女の子はパパ活でカネを稼ぎ、男はギャンブルでカネを熔かす。
「令和の虎」(YouTube チャンネル)に出演していた林尚弘(「武田塾」)、「晴れる屋」社長「トモハッピー」(齋藤友晴)、植本涼太郎 (StockSun 執行役員)の賭けポーカーが、ちょっと前に大騒ぎになった。連中は書類送検されたり活動休止に追いこまれたりしたもんや。
俺は賭けポーカーには関心はないが、違法な賭け麻雀ならさんざんやってきた。ギャンブラーの世界では「社長麻雀」と言われるジャンルがある。一部上場企業の社長や若い起業家が、プライベートな席で巨額の賭け麻雀をやるんや。
大王製紙元会長の井川意高さんはカジノで106億円熔かしたことで有名やけど、同じくらいの大金をスってる社長連中もザラにいる。
成功者になるような人は普通じゃない。頭のネジがぶっ飛んでる。刺激中毒なんやろうな。あの有名IT企業の社長だって最近までものすごいケタの賭け麻雀をやってたで。まあ誰にも迷惑かけんと身内で楽しんでるだけやから、そない悪いことじゃないと思うけどな。
負けが込んで、自分の持ち金が底をつくと「ハコテン」とか「ハコ割れ」とか「ドボン」と呼ばれる状態になる。スッテンテンになってカラの箱だけが残るから「ハコ」と言われるわけや。
社長麻雀では「ハコ」がなくなると数百万円を失う。カネ持ちは負けが込んでもどんどん種銭を追加できるから、1日中麻雀をやっとると4000万~5000万円が動く。六本木には、1日1億円が動くキ印麻雀もあると聞く。
1億円の現金をジュラルミンのアタッシェケースに入れて持ち歩くのは、物騒でかなわん。そこで社長麻雀に慣れてる連中は、キャッシュやなくて仮想通貨で精算するそうや。仮想通貨ならその場でスマホを操作してスッと送金できるし、銀行にキナ臭い入出金記録も残らん。

 

一見さんは入れない 
紹介制の賭け麻雀店

なぜギャンブラーは身ぐるみはがされるまでカネをむしり取られ、それでもなおやめることができひんのか。負けが込んで崖っぷちまで追い詰められ、ヒリつきながら 一発逆転したときのカタルシスはハンパやない。あのヒリヒリした破滅願望を味わい たくて、敢えて絶望の淵に身を置いて博打を打つんや。
時給900円のバイトをやりながら暮らしている学生にとっては、1万円を張るだけでも相当ドキドキする。年収1000万円の人にとっては、5000円や1万円を張っても博打をやっとる気にならん。
俺の場合、100万円や200万円を張ったときのドキドキ感を味わいたくて、勝負に出てまう。
なにしろトランプや麻雀牌をめくりながら、もし負ければたった数秒で200万円がなくなるんや。全身が内側からジリジリ焼かれていくようなあの高揚感は、ほかではよう味わえん。絶対に手をつけてはいけないカネに手をつけてからがギャンブルなんや。
全財産をもっていかれて完全に負けたときは、帰り道で我を忘れてブチギレる。エレベーターの壁をどつき、送迎のお兄ちゃんにボロカス文句を言って当たってまう。 当たり散らす対象はそれくらいしかないんやから、どうしようもない。
家に帰ってきて呆然としながら風呂に浸かると「ああ、やってもうたな……」とつらい気持ちになる。寝ようと思って横になっても、目が冴えてちっとも眠れずイライラしとる。
トランプや麻雀牌が頭の中でずっと巡ってて、結局、あの手この手でカネを作ってまた博打をやりに行ってまう。それがギャンブル依存症というやつや。
数百万円も負けたとき、持ち金が底をついとるからといってトンズラなんてできん。 店に入るときにはパスポートや免許証などIDカードを提出してコピーを取られるし、住所や連絡先は必ず訊かれる。
偽名で店に入るなどありえん。そもそも違法賭博をやっとる店には、誰かから紹介してもらわなければ一歩も入れん。もしトンズラなどしようもんなら、紹介者が保証人としてカネの取り立てに遭うわけや。

 


イカサマ麻雀でブチギレた

俺みたいなギャンブラーからカネをむしり取るため、イカサマをやる悪徳業者もいる。今はだいぶ少なくなったが、15年くらい前まではイカサマ麻雀はパチンコ店並み に普通にあった。実際、この目でイカサマ麻雀の現場を見つけたことがある。
株式会社ライバーの飯田祐基と、■■■というプロの麻雀師がおる。コイツらと麻雀をやっとったら、飯田と■■■が下に手を伸ばし、お互いがほしい牌をパスしてる様 子を見つけてもうたんや。
飯田のアホは、コッソリ牌を渡すつもりがボロッと床に落としよった。俺はブチギレて、飯田の胸ぐらをつかんでガン詰めした。
「お前、何やらかしてんねん!」
「何もしてませんよ。牌を落としただけです」
「お前、そんな牌そこから出てくるわけないやろう!」
麻雀牌を投げつけ、飯田の胸ぐらをつかんで引きずり回した。大騒ぎしていると、用心棒みたいなヤクザがワラワラ集まってきてえらい騒ぎになったもんや。俺は被害者やから、ヤクザにとやかく言われる筋合いはない。取り巻きのヤクザのことなんて気にせず、飯田を追及し続けた。飯田は「本当にゴメンなさいゴメンなさい! オカネは返しますから!」と言って、泣きながら土下座したもんや。
イカサマ麻雀のせいで俺がむしり取られた金額は、総計2000万円に達していた。イカサマでハメたからには、イカサマ分はきっちり返してもらわんと筋が通らん。ところが飯田のアンポンタンは、現金を1000万円しかもっとらんと言いよる。
最終的に、イカサマ抜きでサラの勝負をしようということで話がついた。結局、イカサマなしでも勝負に負けて、スッテンテンになってもうた。イカサマがあろうとなかろうと、種銭がゼロになるまで徹底的にカネを賭けてまう。それがギャンブル依存症患者の性なんや。

 


解説
ガーシーの語る裏社会の話は、聞いている分には面白いですが、あまり近づきたくないですね。

ガーシーを英雄視する若者も、ヤケドをするので、決してマネをしてはいけません。

獅子風蓮


ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(15)

2023-11-28 01:16:10 | ガーシー

ガーシーには嫌悪感が先に立つほどだった私ですが、ガーシーのおかげで救われたという人もいたのですね。
また彼は家族思いで、母や妹には今でも慕われているようです。
ガーシーについて、好奇心がわきました。
ガーシーはどのように育ったのでしょうか。
彼なりの正義とはいったいどういうものなのでしょうか。

そこで、ガーシーの自伝的な本があるというので読んでみました。

ガーシー(東谷義和)『死なばもろとも』(幻冬舎、2022.07)

かいつまんで読んでみたいと思います。

(目次)
□序章 ジョーカー誕生
□第1章 逃亡者
□第2章 しゃべりだけで成り上がる
□第3章 芸能界への扉
□第4章 アテンダーという裏稼業
■第5章 酒と女とカネと反社
□第6章 死なばもろとも
□第7章 社会の不満が生んだ怪物

 

第5章 酒と女とカネと反社
■芸能人におごりまくるタニマチ「タレントおじさん」
■芸能人を経済的に支える反社会的勢力
□裏のパパ活リストで見た「■■■■■■」「■■■■」の名前
□超人気女優のパパ活
□1日1億円が動く「社長麻雀」
□一見さんは入れない紹介制の賭け麻雀店
□イカサマ麻雀でブチギレた
□カネにきれいな芸能人
□カネに汚い芸能人
□モテる男の条件
□モテまくる山下智久とDAIGO
□「スター」と「ホシ」を分けるモノ
□自分流を貫く山田孝之
□本物の役者とアーティスト
□勝負時は誘惑を断て
□「港区女子」の悲しき末路
□「港区女子」が反旗を翻す恐怖の日
□広瀬アリスをマジギレさせたRADWIMPSの桑原彰
□芸能人とつきあうための一番の近道
□港区を守るグレーな存在

 


芸能人におごりまくる 
タニマチ「タレントおじさん」

読者のみんなにはあまり縁がないかもしれんが、アテンダーとして生きてきた俺だからこそ語れる芸能界の酒、女、カネ、反社事情について書いていくで。
勝新太郎さんや若山富三郎さんのような昭和の銀幕スターは、夜の街で札束をバラまいてえろう羽振りが良かったと聞く。今の芸能人は、ぶっちゃけみんなが思うほどカネ持ちやない。年収が数千万円ある人間なんてごく一握り、1億円プレイヤーなんてシーラカンスなみの希少種なんちゃうか。
Taka なんかとしゃべっていると「芸能人ってみんなが思っているほど稼げないよ。稼げる天井なんて知れているから」とよく言う。ミュージシャンの中には、ツアーのたびに入れ替わるサポートメンバーとしてギターやパーカッションを演奏する者もおる。大きなステージに立ってたって、彼らのギャラなんて雀の涙や。
なのに芸能人は、なぜ夜の街で派手に遊び歩いているイメージがあるんやろか。それは、周りにタニマチ(スポンサー)がついているからや。ご飯を食べに行ったり、酒を飲みに行ったり、プライベートな旅行に出かけたりするにしても、芸能人が自分の財布を使う場面なんてない。
タニマチがついていれば、彼らが財布がわりになって全部おごってくれる。そこに露骨に甘えてぶら下がっとるのが、三浦翔平でありマッケンや。
タニマチはなぜ積極的におごりたがるのか。
友だちヅラして芸能人やアスリートを連れて歩くのがうれしくて、優越感を覚えるんやろな。
俺が知ってるタニマチの中には、一晩100万円どころではなく飲み代をパンパン使う剛の者がおる。芸能人が大阪に来るたび、メシ代や飲み代を全おごりしてあげるんや。大阪・北新地の女の子によると、その人は「タレントおじさん」というあだ名で呼ばれてるそうや。「自分は誰それの知り合いだ」と自慢して、いつもうれしそうにタレントの話しかしない。
一部上場企業の役員やったら、年間2000万円や3000万円くらいの交際費を使う権利は認められとるのかもわからん。せやかて、一晩に100万円も200万円も湯水のようにカネを使えるわけやない。そんなムチャクチャなことをやっとったら、税務調査が入ったとき「この支出は誰と会ったときのものか」とツッコミが入るし、株主総会で吊し上げに遭うかもしれん。
「タレントおじさん」は「誰から文句を言われる筋合いもない」と言わんばかりにパンパン自由にカネを使いよる。ヤッコさんの職業は謎や。本業は何をやっとるのかわからんが、とにかくカネをたくさんもっとる。そういう人間がタレントのタニマチをやっとるんや。裏の仕事でめっちゃカネを儲けて、焚き火するほどカネが余っとるのかもわからんな。


芸能人を経済的に支える反社会的勢力

2019年、吉本興業の所属芸人が反社の連中相手に営業をやっていたことが発覚し、大騒ぎになった。カラテカの入江慎也が、雨上がり決死隊の宮迫博之やロンドンブーツ1号2号の田村亮、レイザーラモンHGらを反社の集まりに連れて行ったんや。宮迫や田村亮たちには反社からのギャラが入り、入江は仲介料を中抜きしてカネ儲けする構図やった。
入江や宮迫は吉本興業を解雇された。反社営業の味噌がついた連中は干されてレギュラーの仕事を失い、テレビなんて出られなくなってもうた。
この事件が大騒ぎになったにもかかわらず、芸能人のタニマチの中には未だに反社が跳梁跋扈しとる。タニマチの番頭さん役のオッサンは未だにオレオレ詐欺を仕切って黒いカネをせしめとる。直接ギャラを渡すわけではなくても詐欺でせしめたカネが、芸能人との夜の飲み会に流れとるわけや。
反社のタニマチの中には、全身に墨が入っとる半グレもおる。芸能人が海外旅行に出かけたり外国で仕事があったりすると、そいつが金魚のフンみたいに一緒についていく。もし反社の素性が表にめくれたら、「芸能人と反社の黒い交際」と叩かれるに決まっとる。
まあでも芸能人もいきなり反社との関係を切ったら切ったで、逆上されて週刊誌に写真をバラまかれたりするかもしれないと頭抱えとるんやろうな。
反社のタニマチの中には、昔ホンマに人を刺したことがあるヤツもおる。そいつが俺の店に飲みに来たとき、店のトイレから使用済の注射器が出てきたことがあった。シャブをやってたんやろうな。
「女の子がビビるし、ウチの店でシャブやるのだけはやめてくれ」
そう言ってキツく怒ったことが何回もある。
中国系アメリカ人の女の子と偽装結婚して、アメリカでグリーンカード(永住権)を取得した反社もおる。グリーンカードを取得すれば、いちいち面倒くさい労働ビザなんて申請しなくてもアメリカで自由に仕事ができる。これがほしくてたまらん連中はいくらでもおる。
アメリカではグリーンカード取得目的の偽装結婚は重罪や。そんなことが発覚すれば永住権なんて即座に取り消され、国外退去処分を喰らう。それをやってのけたワルが、平気で芸能人の取り巻きをやっとるから困ったもんや。
芸能プロダクションの人間は、自分ところの所属タレントが誰とつきあっとるのか、一度綿密に身体検査をやったほうがええんちゃうか。

 

 


解説
タニマチがついていれば、彼らが財布がわりになって全部おごってくれる。そこに露骨に甘えてぶら下がっとるのが、三浦翔平でありマッケンや。

マッケン(真剣佑)の名前が出てきましたね。
ちょっと調べてみました。

新田真剣佑(あらたまっけんゆう)は、日本の俳優。本名は前田真剣佑(まえだまっけんゆう)。旧芸名は真剣佑(まっけんゆう)。
父は千葉真一、弟は眞栄田郷敦、異母姉は真瀬樹里、叔父は矢吹二朗。
(Wikipediaより)
ガーシーとのトラブルについては記載がありませんでした。

私は問題のガーシーch の動画を観ていないので、ガーシーがどのように真剣佑の秘密を暴露したかは知りません。

こんなサイトを見つけました。

【LINE画像】ガーシーchが新田真剣佑のステマ案件14選を暴露!

ステマ案件とは何なのでしょう。
事務所からもらう給料が安いので、事務所にばれないように企業のPRにつながるような仕事をするというようなことのようです。


反社のタニマチの中には、全身に墨が入っとる半グレもおる。芸能人が海外旅行に出かけたり外国で仕事があったりすると、そいつが金魚のフンみたいに一緒についていく。もし反社の素性が表にめくれたら、「芸能人と反社の黒い交際」と叩かれるに決まっとる。
まあでも芸能人もいきなり反社との関係を切ったら切ったで、逆上されて週刊誌に写真をバラまかれたりするかもしれないと頭抱えとるんやろうな。

そのまま、ガーシーが「手のひらがえし」を受けたと言って過去の行動を暴露された元「友人」の姿に重なりますね。

ガーシーは、友だちという甘い関係を装った「アテンダー」であり、「反社のタニマチ」にも似た存在だったのではないでしょうか。

 

獅子風蓮