獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

保険証廃止をなんとか阻止したい。(その2)

2023-12-18 01:47:54 | 政策・政治

d-マガジンで、興味深い記事を読みました。

「マイナ保険証」の推進により来年秋に保険証が廃止されたら、医療現場に大きな混乱をもたらすだろうというのです。

引用します。


サンデー毎日 2023年12月24日号
現行の保険証廃止なんて メチャクチャだ!
荻原博子が徹底追及


(つづきです)


マイナカードの
偽造が横行

今まで、保険証1枚で何のトラブルもなく済んでいた病院の窓口業務ですが、来年の秋以降の保険証の廃止によって、業務が何倍にも膨れ上がるだけでなく、マイナカード絡みの犯罪にも警戒が必要です。
12月に入り、マイナカードを偽造する拠点が警視庁などで摘発されました。中国の指示役から送られてきた顔写真や住所などのデータを元に、偽のマイナカードを作っていた中国人女性が逮捕されました。押収されたパソコンには、約3000枚の偽造カードのデータが残されていたとのことです。
偽造されたカードは身分証として使われます。たとえば、携帯電話を作る際には身分証が必要ですが、このカードがあれば怪しまれずに作ることが可能です。こうしたカードを組織的に大量生産し特殊詐欺やフィッシング詐欺などの犯罪に使うのでしょう。
こうした犯罪を防ぐために、政府は新たにセキュリティーの高い「新マイナンバーカード」 を2026年に発行する予定。ただし、マイナカードの有効期間は10年なので、最近カードを取得したという人は、有効期限が切れるまでは今のカードを使わなくてはなりません。
新マイナカードができると大変なのは、病院の窓口です。今のマイナカードの隣に新マイナカードの読み取り機も並べて、すべて新マイナカードに移行するまでの10年間は、2つの機械のランニングコストを支払い続けなければなりません。


税金の垂れ流し

岸田内閣の支持率と同じで、利用率の低下に歯止めがかからないマイナ保険証。これを改善するために、政府は23年度の補正予算に、利用促進のための関連費用を887億円盛り込み ました。
この予算で、マイナ保険証を便利に使えるようにして利用率を上げるのなら話はわかりますが、なんと、そうではないのです。その うち217億円は、来年1月から11月までの平均利用率が、今年10月時点の利用率に比べて増えた医療機関や薬局に、ご褒美としてあげるお金なのだそう。金額は、利用件数や利用率の上昇幅に応じて決まるとのことです。
18カ月も実質賃金が下がり続けている中で、絞り出すように国民が払っている血税を使うのですから、まず、使い勝手を良くするために使うのが筋でしょう。ところが、政府がやろうとしていることは、カネで横っ面をひっぱたいて言うことを聞かすようなものです。既に政府はマイナ保険証を普及させるために約3兆円を使ってきましたが、この先も湯水のように税金を使い続けるはず。
ちなみに立憲民主党の試算では「資格確認書」発行のコストは約241億円。ランニングコストは毎年、最低でも5億5000万円です。


専門家が
「設計不良」と指摘

保険証だけでもこんなに不便になるのに、政府はマイナカードにパスポートや運転免許証を一体化すると言います。そうなるとどれだけ不便になり、どれだけ税金がかかるのでしょうか。そもそも、保険証もパスポートも運転免許証もマイナカードに格納してしまったら、このカードを落としたり盗まれたりした人は、どうやって本人確認をすればいいのでしょうか。マイナカードの再発行には、保険証や運転免許証などの本人確認書類が必要と書いてあります。
マイナカードについては、情報システムの研究や実践に取り組む大学や企業、行政などの専門家約300人でつくる「情報システム学会」も、「根本的な設計不良があり、それが原因で社会問題が引き起こされる懸念がある」と指摘しています。
「このまま推進すると国民にとって不利益が大きくなる」と警鐘を鳴らし、見直しを求めています。
マイナ保険証を補完する証明書類が続々と登場することで現場は混乱を極めています。「今の健康保険証を残せば済む話だ」という声もますます広がっています。立ち止まるべきです。

 

 

 


解説
保険証だけでもこんなに不便になるのに、政府はマイナカードにパスポートや運転免許証を一体化すると言います。そうなるとどれだけ不便になり、どれだけ税金がかかるのでしょうか。そもそも、保険証もパスポートも運転免許証もマイナカードに格納してしまったら、このカードを落としたり盗まれたりした人は、どうやって本人確認をすればいいのでしょうか。マイナカードの再発行には、保険証や運転免許証などの本人確認書類が必要と書いてあります。

本当にその通りですね。
保険証や運転免許証、パスポートをマイナカードと一体化して、それらを廃止した場合、マイナカードを落としたり盗まれたりした場合、再発行に際して本人確認をできないという、笑い話のような恐ろしい未来です。

専門家が、「設計不良」と指摘しているのですから、荻原さんが言われるように、ここは立ち止まり、とりあえず保険証廃止は中止すべきでしょう。

現状のまま、来年秋に保険証が廃止されたら、医療現場に大きな混乱がもたらされることでしょう。
そして、その被害は、患者とその家族に及びます。

来る総選挙では、ぜひ「保険証の存続を!」を選挙の争点にしてほしいと思います。
民意を反映することで、なんとか保険証の存続を期待したいと思います。

 

獅子風蓮



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2 コメント

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Unknown (yoshikazu0416)
2023-12-18 08:33:48
偽造マイカに保険証機能は、登録出来ませんが。
返信する
コメントありがとうございました (獅子風蓮)
2023-12-20 09:37:53
yoshikazu0416 さん、いつもご訪問ありがとうございます。
今回は、コメントありがとうございました。

>偽造マイカに保険証機能は、登録出来ませんが。

その通りですね。
萩原さんも、「偽造されたカードは身分証として使われます」と書かれています。

これからもよろしくお願いします。

獅子風蓮
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