これまで、karagura56さんのブログ「浅きを去って深きにつく」から、友岡さんの言葉を拾ってきました。
同じブログには、友岡さんのセミナーや講演の記録も残っています。
「浅きを去って深きにつく」karagura56さんのブログ
「ありがとうばあちゃん」のこと(July 24, 2019)
https://plaza.rakuten.co.jp/karagura56/diary/201907240000/
「すたぽ」にも同様の記事がありますね。
「ありがとうばあちゃん」のこと
忘れてはならない恩人のお一人が、創価学会に入会する前から、また入会後も、その姿で信心を教えてくれた増田緑さんという、数年前に94歳で亡くなった女性です。
20数年前ですか、増田さんのことを池田先生にご報告したら、御直筆(しかも筆で)で、「永遠長寿のみどり桜」という揮毫がご本人に届けられ、また私にも「共戦の友へ」というペン字御直筆の御揮毫が届きました。
もともとは、「船場」の「ええし」の家だったらしいですが、とっくの昔に零落して、家から追い出された増田さんは、生まれたばかりの子どもを連れて、線路沿いを死に場所を求めて歩いていた。
その時に、「仏教大講演会」という、創価学会の「集会」のチラシが落ちているのを発見して、ほんとに「藁にもすがる思い」で、その「集会」に出かけて、進んで入会された。1956年(昭和31年)のことです。
仕事は、「マネキン」さんです。百貨店の食料品売り場で、販売しているあの仕事です。
英語を独学で勉強したり、夜間の大学行ったりで、よう勉強されるかたでした。
個人折伏が200世帯とか。
堺市の「女性活動なんちゃら委員」とかにもなって、80歳を越えても、働いてはりましたね。
晩年は、認知症で病院ぐらしでした。
でも、病院のスタッフが、増田のおばあちゃんにつけたあだながあるんです。
「ありがとうばあちゃん」です。
いろんなことを忘れる、覚えられないのですが、
「今、その瞬間瞬間が、感謝しかない」
いつも、ニコニコして、ありがとうありがとうと、ばっかり言ってる。
こんな人生いいですね。
こういう信仰の人生もあるんです。
こういう「認知症」もあるんです。
【解説】
心の温まる話です。
PS)
以前アメブロで、友岡さんと高山直子先生の対談を紹介しました。
21世紀の宗教を考える~友岡雅弥:高山直子座談集より(4)(2023-06-17)
その中に友岡さんの入会のいきさつが書かれています。
そこに、増田さんというおばあちゃんが登場します。
友岡さんは、その増田さんに会いたいがために、毎月、座談会に通ったそうです。
友岡さんが立ち上げに関わった「すたぽ」というサイトがあります。
有料会員にならないと読めないのですが、まだ音声記録だけで文字になっていない友岡さんの講演記録があるんです。
【友岡講演2】というのがそれなんですけど、私は、有料会員になって聞きました。
友岡さんの声を聴いていると、なんだか心地よいんです。
この講演の最後の方に、おそらくこの増田さんというおばあちゃんのことを話しているところがあります。
これがなかなかいいんです。
感動します。
興味のある方は、是非、ご視聴してみてください。
獅子風蓮