ホームページ本体の方は更新していますが、こちらの方がおろそかになってしまい、久しぶりの更新です。
今日は今朝の新聞各紙が取り上げていた静岡空港の運用時間延長のことと、あす県議会で採決が行われる新教育長人事について、感想を述べたいと思います。
まず、先ほどホームページの方に「平成27年度予算 空港隣接地域賑わい空間創生事業費」を掲載しました。
これは、当初は開港から5年間の約束で騒音施設の空港を誘致した地元に特別な補助金を県が出すというもので、本来ならばこの3月で終了するはずのものでした。
ところが、来年度も引き続き、というよりもさらにパワーアップして、なんと6億円もの補助金を平成27年度に予算に計上してきたのです。
さらに、この補助金、今度は10年間続けるそうです。
そして、その口実に使われたのが、運用時間の延長です。
これまで、朝7時半から13時間だったものを、朝7時から夜10時までの15時間にしようというものです。
ここで、補助金を継続して欲しい地元と、運用時間を延ばしたい県の思惑が一致したのです。
地元は、騒音だけもらうのはおかしい、金を、と要求し、結果6億円もの補助金で手が打たれたのです。
いわば、365日間の2時間延長を6億円で買ったようなものです。
百貨店が客からの要望があっても夜遅くまでやらないのは人件費や光熱費の増加に対して売り上げは伸びず採算に合わないからです。
空港は採算無視で良いのでしょうか。
運用時間延長にこれだけのお金をつぎ込むほどの公益性が認められるのでしょうか。
異常な状況としか見えません。
次に、明日採決が行われる新教育長人事についてです。
ご存知の方も多いでしょうが、これまでの経緯を振り返りますと、3月2日の県議会総務委員会で何事もなく可決した知事提出の新教育長議案が、3月18日の県議会総務委員会では一転して否決されたというものです。
この原因は2月27日に新教育長の過去の犯罪歴に関する匿名の投書が教育委員会にあり、同日知事に伝達したにもかかわらず、このことが県議会側に隠蔽され可決され、そのことが可決後に議会側に知れ、再審議した結果、否決となったわけです。
知事は早速、記者会見で、議会側が経歴について問題視していることを「針小棒大にしている」と非難しましたが、県議会側はこれだけを理由として否決したわけではないように思います。
新教育長候補の委員会での質問と噛み合わない発言、その前日に候補者が行った記者会見での不遜な発言、これらは過去の罪を全部差し引いて消しても、この人でいいのかと思わせるものでしかなかったからです。
中でも一番違和感を覚えたのが、「教育長にふさわしいのは自分しかいない」という趣獅フ発言です。
私が私がというのは最近の流行りなのかもしれませんが、和光同塵の美しさも感じられません。
また、犯罪者をかばったことを「誇りに思う」という発言も時代錯誤の感が強く、法治国家の教育者としては如何なものか。知事はこれを「人助けから行ったことで、武士道的な人柄が表れている。人生の勲章だと思う」と称賛したそうですが、武士道的なものなら、むしろ、自ら身を引く覚悟があってしかるべきというものでしょう。その覚悟がないままでやったというのなら、武士道どころか単なる保身のための言い訳に終始する小人というべきです。
先週の週刊ダイヤモンドでは県民アンケートによる知事の支持ランキングが掲載され全国20位と振るわない結果となっていましたが、これでは、ますます落ち込む一方となりそうです。
他に対抗できる人物も見当たらないからと安心しているのかもしれませんが、気を引き締めて真っ当な行政をやってもらいたいものです。
今日は今朝の新聞各紙が取り上げていた静岡空港の運用時間延長のことと、あす県議会で採決が行われる新教育長人事について、感想を述べたいと思います。
まず、先ほどホームページの方に「平成27年度予算 空港隣接地域賑わい空間創生事業費」を掲載しました。
これは、当初は開港から5年間の約束で騒音施設の空港を誘致した地元に特別な補助金を県が出すというもので、本来ならばこの3月で終了するはずのものでした。
ところが、来年度も引き続き、というよりもさらにパワーアップして、なんと6億円もの補助金を平成27年度に予算に計上してきたのです。
さらに、この補助金、今度は10年間続けるそうです。
そして、その口実に使われたのが、運用時間の延長です。
これまで、朝7時半から13時間だったものを、朝7時から夜10時までの15時間にしようというものです。
ここで、補助金を継続して欲しい地元と、運用時間を延ばしたい県の思惑が一致したのです。
地元は、騒音だけもらうのはおかしい、金を、と要求し、結果6億円もの補助金で手が打たれたのです。
いわば、365日間の2時間延長を6億円で買ったようなものです。
百貨店が客からの要望があっても夜遅くまでやらないのは人件費や光熱費の増加に対して売り上げは伸びず採算に合わないからです。
空港は採算無視で良いのでしょうか。
運用時間延長にこれだけのお金をつぎ込むほどの公益性が認められるのでしょうか。
異常な状況としか見えません。
次に、明日採決が行われる新教育長人事についてです。
ご存知の方も多いでしょうが、これまでの経緯を振り返りますと、3月2日の県議会総務委員会で何事もなく可決した知事提出の新教育長議案が、3月18日の県議会総務委員会では一転して否決されたというものです。
この原因は2月27日に新教育長の過去の犯罪歴に関する匿名の投書が教育委員会にあり、同日知事に伝達したにもかかわらず、このことが県議会側に隠蔽され可決され、そのことが可決後に議会側に知れ、再審議した結果、否決となったわけです。
知事は早速、記者会見で、議会側が経歴について問題視していることを「針小棒大にしている」と非難しましたが、県議会側はこれだけを理由として否決したわけではないように思います。
新教育長候補の委員会での質問と噛み合わない発言、その前日に候補者が行った記者会見での不遜な発言、これらは過去の罪を全部差し引いて消しても、この人でいいのかと思わせるものでしかなかったからです。
中でも一番違和感を覚えたのが、「教育長にふさわしいのは自分しかいない」という趣獅フ発言です。
私が私がというのは最近の流行りなのかもしれませんが、和光同塵の美しさも感じられません。
また、犯罪者をかばったことを「誇りに思う」という発言も時代錯誤の感が強く、法治国家の教育者としては如何なものか。知事はこれを「人助けから行ったことで、武士道的な人柄が表れている。人生の勲章だと思う」と称賛したそうですが、武士道的なものなら、むしろ、自ら身を引く覚悟があってしかるべきというものでしょう。その覚悟がないままでやったというのなら、武士道どころか単なる保身のための言い訳に終始する小人というべきです。
先週の週刊ダイヤモンドでは県民アンケートによる知事の支持ランキングが掲載され全国20位と振るわない結果となっていましたが、これでは、ますます落ち込む一方となりそうです。
他に対抗できる人物も見当たらないからと安心しているのかもしれませんが、気を引き締めて真っ当な行政をやってもらいたいものです。