「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

静岡空港利用者の推移(開港3年目第2月)

2011-08-04 18:41:00 | 静岡空港
静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移

(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港3年目の第2月となる7月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向>
開港3年目2か月の出だしは前月からの伸びも過去2年に比べ勢いなく、低迷状態にあることは一目瞭然である。
特に国際線にあっては利用者数が前年同月比42.6%と激減しており、知事のトップセールスも効果が上がっていない。
国内線にあっては、ほぼ前年並みの対前年同月比101.9%であるものの、8月からは熊本路線がなくなり、やはり厳しい状況である。
国内国際トータルでは、県がアピールする搭乗率は0.8%アップしたものの、利用者数は27.5%も減少。
県がアップを目指す「搭乗率」のためには、むしろ不良路線の撤退等身の丈に合った便数に減らす方が手っ取り早いという皮肉な結果となった。
これを受け、県は旅行者への3千円補助金などで利用促進を図るとのことであるが、企業でいうなら事業の選択と集中ができずに本業をも危うくするパターンそのもの。
本来、県の本業は県民の生命・財産を守るということであるが、今の県の本業は別のところにあるようだ。

では、以下に今月の実績を記す。
<平成23年7月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H23.7/H22.7):搭乗率[H23.7;H22.7]

札幌線:96.1%(7,916人/8,233人):[65.2%;66.6%]
福岡線:123.6%(7,915人/6,403人):[53.7%;43.8%]
沖縄線:95.4%(4,846人/5,082人):[67.5%;68.3%]
熊本線:93.7%(1,534人/1,638人):[55.7%;35.3%]
鹿児島線:151.6%(2,698人/1,780人):[55.7%;37.1%]

国内定期便計:95.4%(24,909人/24,448人):[59.8%;50.2%]

国内線チャーター便計:-%(0人/0人):[-%;-%]

ソウル線:49.5%(8,313人/16,786人):[68.1%;75.4%]
上海線:53.6%(1,467人/2,735人):[50.1%;60.1%]

国際線定期便計:50.1%(9,780人/19,521人):[64.6%;72.8%]
国際線チャーター便計:10.6%(482人/4,541人):[65.9%;72.8%]

全路線計:72.5%(35,171人/48,510人):[61.1%;60.3%)]