「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

震災5か月

2011-08-11 22:07:00 | ノンジャンル
東日本大震災からはや5か月
被災地の状況にも場所場所で進んでいるところと手つかずに近いところと差が出ている。
時間の経過と距離感は多くの国民を日常へと引き戻しつつあるのか、ここ下田においても観光客でにぎわいだした。
初夏に放射能を心配したサーファーが千葉など福島近海から伊豆に流れてきたように、首都圏の海水浴客も口コミで伊豆の方に流れてきているようだ。また、高速休日千円の廃止も近場の伊豆には良い方向で作用している。
ただ、景気が良いわけではないため、宿泊客はいまいちだ。

今日は昨日沖縄のメ[トセールスから返ってきた川勝が記者会見を行ったが、未だ収まらぬ放射能汚染問題や世界的な経済不安の国内への影響を深刻に考えている様子もなくかりゆしウェアの着心地であるとか気楽な発言で終始。唯一緊急融資の話は出たものの絆創膏程度の内容で重症患者を前に結局どのような診断を行い、いつまでにどのような処置を行いたいのかなどトップのリーダーシップは見えずじまい。
国政もそうであるが、県政においても沈滞感は否めない。
おそらく、このままだらだらと時が経過していくのだろう。

ただ、全国を見渡すと期待の持てる自治体もある。
同じ首長の海外視察でも物見遊山気分のものと異なり企業誘致に成功したり先進事例を政策に反映させたりと具体的効果をもたらしている例が出てきている。
この時勢にモンゴルの星空がきれいだったなどと会見で喜んでいるような首長の県とは大違いだ。
戦略的に事態打開を図ろうとしている自治体が先行することで本県のような遅れた自治体に警鐘を鳴らしてくれることを期待したいものだが、独立国家気分のトップでは・・・

名前を変えて復活してくるゾンビ事業で象徴される静岡県流の事業仕分けが今年も行われるようで、その対象に富士山の日の事業も入ったというが、結果は見えている。
来年2月には震災から1年になろうというムードの中、被災地を思い防災への考えを新たにする国内とは対照的に富士山の日を口実にしたパーティー会場で昨年同様「ブラボー」と高笑いして上機嫌な川勝が見られることであろう。