「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

よいお年を

2012-12-25 06:59:00 | ノンジャンル
この時期、例年のことですが、管理人は明日夕刻より旅路に就き、翌年の一月三日まで国内不在となるため、これが本年最後のご挨拶となります。

今年は県政の停滞・惰性とは裏腹に、国政は大きな転機を迎えました。
思い返せば3年前の選挙で平成維新ともいうべき大改革の期待を集め誕生した民主党政権ですが、今やその期待は完全に裏切られ、今回の選挙では壊滅的大敗、代わって政権を手にすることとなったのが先の選挙で引導を渡されたかに見えた自民党というのは、今日の我が国のありように対する時代の皮肉のようです。
第三極といわれる勢力も巧言令色のごとき甘言を多くの国民に見透かされ、その欲する結果に至らず仕舞い。
これら国民への選択肢の不備ともいえる状況は低投票率という形で、希望無き今の世を象徴するところです。
さて、めでたくも政権復帰した自民党ですが、この国家存亡の危機の時代に際し、かつての亡国の施政から決別した新生の姿を見せてほしい期待も無きにしも非ずですが、現状の見立てでは自己保存を糧とする抵抗勢力の雄たる官僚機構には太刀打ちできない非力さが憂慮されます。
されど常に希望は持ち続けなければなりません。

権門上に傲れども
国を憂ふる誠なし
大地震へど尚覚めず
白虹日をば貫けど
天を畏るる心なく
ただ苟安をこととせり

大川周明先生による行地社社歌「則天行地歌」の一節ですが、時代を経て今日の情況との酷似に、来年が新生日本の朝ぼらけと成らんことを祈り、よき年の瀬をを迎えたいと思ひます。
皆様もよいお年を。