今日は「富士山静岡空港利便性向上事業費」56,189,000円を掲載する。
昨年の2億2,374万4千円から大きく減少しているが、これは昨年度まで、県職員の天下り法人である富士山静岡空港株式会社が航空会社から使用料を取って潤うための搭乗橋の整備に補助金を出していたからである。
また、残った5,618万円余についても、その75%がこの天下り法人への賃料支払いに充てられるというから、「利便性向上」というよりも「天下り法人支援」という名称の方が実態にふさわしい予算である。
そもそも、彼らは利便性という日本語の意味が理解できているのだろうか。
評価の主体たるべきは利用者であるべきだがその視点はどこにもない。
よって、本来なら、予算の査定で本来の意味での利便性向上の効果を検証してもよいはずであるが、本年度の予算に当たっての自己評価欄、特に実績評価を見ると、
昨年の予算調書の焼き直しの羅列が目立つ。
実績の評価が昨年と一字一句変わらずの「1年間を通して、呈茶サービス、富士山PR、県内産業・観光のPRなど、広く静岡県の情報を発信することができた。」という小学生の感想のような自己中な評価で済まされ、継続して予算が計上されるというのは現在の県職員の能力の低下を象徴している。
構想の策定や事業の進め方まで外部コンサルなどへの委託が増えたのもやむをえない状況にあるということだ。
一般には県の予算は厳しく大変と思われているが、はっきり言って杜撰。
茶番といわれるあの程度の事業仕訳で戸惑っていたのも、普段の予算査定が如何に甘いかの証左であったのである。
<予算調書>
「富士山静岡空港利便性向上事業費」
昨年の2億2,374万4千円から大きく減少しているが、これは昨年度まで、県職員の天下り法人である富士山静岡空港株式会社が航空会社から使用料を取って潤うための搭乗橋の整備に補助金を出していたからである。
また、残った5,618万円余についても、その75%がこの天下り法人への賃料支払いに充てられるというから、「利便性向上」というよりも「天下り法人支援」という名称の方が実態にふさわしい予算である。
そもそも、彼らは利便性という日本語の意味が理解できているのだろうか。
評価の主体たるべきは利用者であるべきだがその視点はどこにもない。
よって、本来なら、予算の査定で本来の意味での利便性向上の効果を検証してもよいはずであるが、本年度の予算に当たっての自己評価欄、特に実績評価を見ると、
昨年の予算調書の焼き直しの羅列が目立つ。
実績の評価が昨年と一字一句変わらずの「1年間を通して、呈茶サービス、富士山PR、県内産業・観光のPRなど、広く静岡県の情報を発信することができた。」という小学生の感想のような自己中な評価で済まされ、継続して予算が計上されるというのは現在の県職員の能力の低下を象徴している。
構想の策定や事業の進め方まで外部コンサルなどへの委託が増えたのもやむをえない状況にあるということだ。
一般には県の予算は厳しく大変と思われているが、はっきり言って杜撰。
茶番といわれるあの程度の事業仕訳で戸惑っていたのも、普段の予算査定が如何に甘いかの証左であったのである。
<予算調書>
「富士山静岡空港利便性向上事業費」