静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移

(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で5か年を比較したグラフです。
以下、開港5年目の11月目となる4月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
4月実績は、国内線が各路線震災後の急落から復調基調の中で過去2位(とはいえ、いまだ平成22年時の7割に留まる)の実績となった反面、国際線は今月も過去最低記録を更新した。
路線ごとに見た過去5年間の4月実績のみで比較した順位と比率は以下のとおり。
札幌線5,422人 3位/過去5年(1位の平成22年7,846人に対して69.1%)
福岡線8,298人 2位/過去5年(1位の平成22年8,399人に対して98.8%)
鹿児島線1,494人 4位/過去5年(1位の平成22年2,816人に対して53.1%)
沖縄線6,473人 2位/過去5年(1位の平成25年6,929人に対して93.4%)
ソウル線3,834人 5位/過去5年(1位の平成22年16,722人に対して22.9%)
上海線2,847人 1位/過去4年(2位の平成24年2,174人に対して131.0%)
台湾線4,062人 2位/過去2年(1位の平成25年4,154人に対して97.8%)
また、総利用者は34,016人で過去5年間で第4位、ピークの平成22年に比べて68.9%であった。
国内線と国際線の過去5年間の推移を見ると、

国内線が頭打ち、国際線は低下傾向にある状況が見て取れる。
うち、国内線の内訳を見ると、

鹿児島線が長期低迷、残り3路線はその全てで伸びが鈍化して需要の頭打ち傾向がはっきり見て取れる。
一方、国際線にあっては、路線で明暗が分かれた。
大韓航空の撤退でソウル線が3,843人、前年同月比40.7%と激減し、アシアナ航空単一路線になったにもかかわらず、搭乗率にあっても58.1%と低く、苦戦が鮮明になったのに対し、上海線は僅か673人UPの2,847人(1日当たり94人=47往復人)と焼け石に水とはいえ増加となった。
ただし、より貢献したのはチャーター便の1,220人であるが、それでもソウル線の穴は埋められず国際線は対前年比で2割減、ピーク時に比較すれば4割近い減となっている。
いずれにしても、無気力・惰性的な県の利活用促進策の延長線上にあっては、今後の大きな伸びを期待できないことは確かである。
なお、5年目の実績については、残り1か月を良く見込んだところで、46万人には及ばないことが確実な情勢である。
では以下、今月の実績を記す。
<平成26年4月の実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H26.4/H25.4):搭乗率[H26.4;H25.4](赤文字は搭乗率が65%を下回っているもの)
札幌線:98.7%(5,422人/5,492人):[42.0%;42.4%]
福岡線:101.1%(8,298人/8,206人):[57.9%;61.9%]
沖縄線:90.8%(6,473人/6,929人):[63.8%;65.7%]
鹿児島線:93.4%(1,494人/1,645人):[66.1%;83.2%]
国内定期便計:97.4%(21,687人/22,272人):[54.7%;57.5%]
国内線チャーター便計:-%(366人/0人):[77.5%;-%]
国内線計:99.0%(22,053人/22,272人):[54.9%;57.5%]
ソウル線:40.7%(3,834人/9,428人):[58.1%;48.3%]
上海線:262.4%(2,847人/1,085人):[66.0%;29.7%]
台北線:97.8%(4,062人/4,154人):[75.6%;77.3%]
国際線定期便計:73.2%(10,743人/14,667人):[66.0%;51.4%]
国際線チャーター便計:-%(1,220人/0人):[67.8%;-%]
国際線計:81.6%(11,963人/14,667人):[66.2%;51.4%]
全路線計:92.1%(34,016人/36,939人):[58.4%;54.9%)]

(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で5か年を比較したグラフです。
以下、開港5年目の11月目となる4月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
4月実績は、国内線が各路線震災後の急落から復調基調の中で過去2位(とはいえ、いまだ平成22年時の7割に留まる)の実績となった反面、国際線は今月も過去最低記録を更新した。
路線ごとに見た過去5年間の4月実績のみで比較した順位と比率は以下のとおり。
札幌線5,422人 3位/過去5年(1位の平成22年7,846人に対して69.1%)
福岡線8,298人 2位/過去5年(1位の平成22年8,399人に対して98.8%)
鹿児島線1,494人 4位/過去5年(1位の平成22年2,816人に対して53.1%)
沖縄線6,473人 2位/過去5年(1位の平成25年6,929人に対して93.4%)
ソウル線3,834人 5位/過去5年(1位の平成22年16,722人に対して22.9%)
上海線2,847人 1位/過去4年(2位の平成24年2,174人に対して131.0%)
台湾線4,062人 2位/過去2年(1位の平成25年4,154人に対して97.8%)
また、総利用者は34,016人で過去5年間で第4位、ピークの平成22年に比べて68.9%であった。
国内線と国際線の過去5年間の推移を見ると、

国内線が頭打ち、国際線は低下傾向にある状況が見て取れる。
うち、国内線の内訳を見ると、

鹿児島線が長期低迷、残り3路線はその全てで伸びが鈍化して需要の頭打ち傾向がはっきり見て取れる。
一方、国際線にあっては、路線で明暗が分かれた。
大韓航空の撤退でソウル線が3,843人、前年同月比40.7%と激減し、アシアナ航空単一路線になったにもかかわらず、搭乗率にあっても58.1%と低く、苦戦が鮮明になったのに対し、上海線は僅か673人UPの2,847人(1日当たり94人=47往復人)と焼け石に水とはいえ増加となった。
ただし、より貢献したのはチャーター便の1,220人であるが、それでもソウル線の穴は埋められず国際線は対前年比で2割減、ピーク時に比較すれば4割近い減となっている。
いずれにしても、無気力・惰性的な県の利活用促進策の延長線上にあっては、今後の大きな伸びを期待できないことは確かである。
なお、5年目の実績については、残り1か月を良く見込んだところで、46万人には及ばないことが確実な情勢である。
では以下、今月の実績を記す。
<平成26年4月の実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H26.4/H25.4):搭乗率[H26.4;H25.4](赤文字は搭乗率が65%を下回っているもの)
札幌線:98.7%(5,422人/5,492人):[42.0%;42.4%]
福岡線:101.1%(8,298人/8,206人):[57.9%;61.9%]
沖縄線:90.8%(6,473人/6,929人):[63.8%;65.7%]
鹿児島線:93.4%(1,494人/1,645人):[66.1%;83.2%]
国内定期便計:97.4%(21,687人/22,272人):[54.7%;57.5%]
国内線チャーター便計:-%(366人/0人):[77.5%;-%]
国内線計:99.0%(22,053人/22,272人):[54.9%;57.5%]
ソウル線:40.7%(3,834人/9,428人):[58.1%;48.3%]
上海線:262.4%(2,847人/1,085人):[66.0%;29.7%]
台北線:97.8%(4,062人/4,154人):[75.6%;77.3%]
国際線定期便計:73.2%(10,743人/14,667人):[66.0%;51.4%]
国際線チャーター便計:-%(1,220人/0人):[67.8%;-%]
国際線計:81.6%(11,963人/14,667人):[66.2%;51.4%]
全路線計:92.1%(34,016人/36,939人):[58.4%;54.9%)]
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